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1.デンデラ 2.333のテッペン 3.ベッドサイド・マーダーケース |
1. | |
●「デンデラ Den-Dera」● ★★☆ |
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2011年05月
2009/07/20
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全く、何ちゅう小説を書くのか!!の一言。 時代は多分、昔なんでしょう、深沢七郎「楢山節考」の如く70歳を過ぎた老人を山に捨てる(「お山参り」)という風習のある村の話なのですから。 時代小説? 社会小説? 活劇エンターテイメント? サスペンス? あらゆる物語要素をまとめてぶち込んで一つの餅に丸めてしまった、というような作品。 |
2. | |
●「333のテッペン Tokyo Mystery Tour」● ★★ | |
2010/12/26
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東京タワーのテッペンで連続殺人事件? ミステリあるいはハードボイルドかと思うのですが、本書、一筋縄ではいきません。ミステリとも、サスペンスとも付きかねるエンターテイメント、という他ありません。。 その辺り、章が進むにつれ次第に明らかになっていくのですが、それに連れてストーリィのスピード感がどんどん上がってくる感じ。 333のテッペン/444のイッペン/555のコッペン/666のワッペン |
3. | |
「ベッドサイド・マーダーケース」 ★☆ | |
2014/01/23
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ふと目が覚めると、横で寝ていた妻の首に何時の間にかナイフが突き立てられ、妻は死んでいた。 余りに衝撃的な事件から始まる本ストーリィですが、恐怖に充ちたサスペンスか、と言うと実はそうではない。 想像力をかき立ててのSF小説かというと、確かに架空世界での話ではあるのですが、その架空世界が実は現代日本社会が抱える問題から全く無縁ではないこと、それどころか一つの可能性としてありうるところに、心の底から怖くなる、本書はそんな小説です。 第1部 ベッドサイド・マーダーケース/第2部 ベッドタウン・マーダーケース/第3部 ベッドルーム・マーダーケース |