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「料理なんて愛なんて」 ★☆ | |
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須田優花、OL。料理は苦手どころか全然ダメ。 それなのに、好きな相手である真島さんが好きなのは、「料理が上手な人」「料理が得意な人」と。 そして、料理教室の先生=沙代里さんからようやく付き合っても良いという返事が貰えたからと、あっさりフラれてしまう。 それから奮起し、優花の料理への挑戦が始まるのですが・・・。 まぁ男性なら身勝手に口にしてしまう言葉ですが、女性側としては一言文句をつけたい内容でしょう。 必要があって料理をすることと、料理が好きということは別ですし、好きという女性は少数でしょうし。 逆に女性側から、結婚したい男性は「料理が得意な人」と言われたら、男性側としてもギャフンでしょう。 それにしても主人公の優花、料理に関してはかなり酷い状況、まるで興味が持てないからなのでしょう。 女性側の本音を描き出した処に意義あり、と思いますが、今一つ本ストーリィに乗れなかったのは、優花が好きな真島という男性についてろくでもない男じゃないか、という思いが拭えなかったから。 10年来の友人で小学校の臨時教員をしている百合子をはじめ、その恋人=太郎、会社の同僚=坂間、タイ料理店のスタッフ=東当、そして恋のライバルである沙代里まで絡めながら、料理に対する思いは各人それぞれであると描く、料理ストーリィ。 男性は考え方を変えていく必要がありますね。 1.冬、ホッキョクグマの解体/2.春、腹黒いミイラを干す/3.夏、みりんへの解けない疑い/4.秋、覆すアンチタピオカ/5.再び冬、チョコ炎上 |