酒井駒子作品のページ


1966年兵庫県生、東京芸術大学美術学部油絵科卒。98年「リコちゃんのおうち」にて作家デビュー。2004年「きつねのかみさま」にて第9回日本絵本賞、「くまとやまねこ」にて第40回講談社出版文化賞絵本賞、05年「金曜日の砂糖ちゃん」にてプラティスラバ世界絵本原画展金牌、06年「ぼく おかあさんのこと・・・」にてフランス PITCHOU賞を受賞。

 


   

●「BとIとRとD」● ★★

 

 
2009年06月
白泉社刊

(1500円+税)

 

2009/08/29

 

amazon.co.jp

小さな女の子を主人公にした、8つのショートストーリィ+αという絵本。

酒井さんの絵はかなり特色のあるもので、墨絵のように真っ黒な背景をつい暗いものと感じてしまうのですが、読み始めて、すーっとその楽しさを感じてしまうと、まるで気にならない。それどころか、その黒い背景がかえって楽しさを浮立たせているように感じられます。

最初の2篇はただ「女の子」としか書かれていませんが、残る6篇は「□(しかく)ちゃん」という女の子が主人公。

6篇を通じて感じたことは、子供というのは大人が思いも寄らない行動、考えをするものだなぁ、ということ。
子供には子供なりに筋が通っているのでしょう、でもそれは大人には判らない。
もしかしたらそれは、子供の中に夢があるからかもしれない。
本書は、繰り返し読めば読むほど、子供の世界が感じられるように思います。

なお単独では、私は「図書館」が絵もストーリィも好きです。

昼間の蒸気機関車/図書館/お友達/12月/幼稚園/指しゃぶり/カミナリ/スイレン/□(しかく)ちゃんと親しいもの

      


   

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