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「BとIとRとD」 ★★ |
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小さな女の子を主人公にした、8つのショートストーリィ+αという絵本。
酒井さんの絵はかなり特色のあるもので、墨絵のように真っ黒な背景をつい暗いものと感じてしまうのですが、読み始めて、すーっとその楽しさを感じてしまうと、まるで気にならない。それどころか、その黒い背景がかえって楽しさを浮立たせているように感じられます。 最初の2篇はただ「女の子」としか書かれていませんが、残る6篇は「□(しかく)ちゃん」という女の子が主人公。 6篇を通じて感じたことは、子供というのは大人が思いも寄らない行動、考えをするものだなぁ、ということ。 なお単独では、私は「図書館」が絵もストーリィも好きです。 昼間の蒸気機関車/図書館/お友達/12月/幼稚園/指しゃぶり/カミナリ/スイレン/□(しかく)ちゃんと親しいもの |