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1.女が殺意を抱くとき 2.銀座千と一の物語 |
●「女が殺意を抱くとき」● ★☆ |
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2006年4月 2002/11/24 |
軽いタッチのショート・ミステリ32篇。気分転換には格好の一冊です。 藤田さんは「いい意味での遊び感覚で書いた作品」と言っていますが、まさにその通り。読み手としても、快く楽しむことが出来る短篇集です。 一遍に読まず、お茶を飲む時にでも少しずつ読む方が楽しめることでしょう。くれぐれも私の如く読み急がないように。 耳の中に響く声/心に引っかかったブレーキ/スイートルームの目撃者/不思議な女客/余計なおしゃべり/雨は名探偵/ビニール傘は歓喜の印/割れたレンズ/曇りのち快晴/美しい体・病んだ心/鋭い観察眼/人間の欲望/“珍事”が崩したアリバイ/孤独な女友達/先入観念/天国にもっとも近い場所/我が身を振り返れば…/業界用語にご用心/二件の婚約/若者の常識/雪の降る街/東京駅のことならば/自転車操業/ニュース報道/開かずの窓/ホッチキス事件/過剰防衛/暗い生け垣/料理上手な男/偶然の出会い/萎れたバラ/雪がもたらした予感 |
2. | |
「銀座 千と一の物語」 ★☆ | |
2014/03/25
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銀座百店会が発行している月刊誌「銀座百点」に連載された、ショートストーリィ33篇を収録した一冊。 収録ストーリィは勿論、銀座の街が舞台。 私にとっても銀座は、親しみのある街です。大学3年からずっと通学、通勤先の殆どが銀座沿線で、何かと言えば銀座に出ていましたから。 |