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●「雪の夜話(よばなし)」● ★☆ |
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こんなに暑くなってから「雪」の物語を読みたくはなかったというのが本音ですが、図書館依存故にそれはやむなし。 雪子との逢瀬を幾度も繰り返しながら、主人公がやっと自分に欠けているものを見出していくという、ファンタジーな自分探しのストーリィ。 雪子の人物造形に惹かれますし、私としては好きなタイプの作品ですけれど、理屈っぽさがファンタジーな面白さへの仇となっている印象は拭えません。 |
「ビザール・ラヴ・トライアングル」 ★★ |
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優しく、切なく、そしてファンタジック。そんな味わいの内に人間のはかなさと人間の強さ、そして人と人が繋がることの深さを謳いあげたような作品集。 掲示板でお勧め戴いたのですが、これは出会えて良かった!と思える一冊。 「夕立のあと」、この作品の仕掛けも私は好きです。 ヨーグルトを下さい/夕立のあと/紅い実の川/向日葵の迷路/ビザール・ラヴ・トライアングル |
3. | |
「桜待つ、あの本屋で The Vanishing Cherry Blossom Bookshop」 -- |
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2025/07/-- |
近日中に読書予定 プロローグ/1.肝心なことは、目にみえない/さて次のお客さまは/2.百年はもう来ていたんだな/名前のひみつ/3.陽気で無邪気で残酷なら/すべてのはじまり/4.四月の気層のひかりの底を/エピローグ |