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●「床下の小人たち」● ★★ |
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1956年03月
2010/05/31
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22年07月公開予定のジブリ・アニメ映画「借りぐらしのアリエッティ」の原作。 私自身は別にスタジオ・ジブリ作品に思い入れはないのですが、娘が好きなもので、自然と幾つかの作品のある程度の部分は観ています。 本作品を読んだのも上記アニメ映画がきっかけですが、そうしたファンタジー小説があると知って興味を持った、というところです(言い訳がましいか?)。 本作品に登場する“小人”は、身長が僅か15cm程。人間から生活に必要な全てのものを借りて暮らしているため
Borrowers、つまり「借りる人」というのが原題。 小人たち、人間に決して見られてはいけない、見られたら最後猫をけしかけられたり、どんな危険な状況に置かれるか判ったものではない、というのがその理由。 借りるといっても、人間の方は貸した覚えはない訳ですから、この小人たち、人間に依存して生きる存在、というべきでしょう。 ※“小人の冒険”シリーズ |