モーリス・ルブラン作品のページ


Maurice Leblanc  1864-1941年フランス・ノルマンディー地方の都市ルーアン生、地元のコルネイユ高等学校卒。ロースクール落第後純文学作家となるが評価されず。1905年「アルセーヌ・ルパンの逮捕」が評判を博し、“アルセーヌ・ルパン”シリーズにて人気作家となり、名声と経済的成功を得る。

 


                

「ルパン、最後の恋」 ★
 
原題:"LE DERNIER AMOUR D'ARSENE LUPIN"      訳:平岡敦

  

 
2012年発表

2012年09月
早川書房刊

(1300円+税)

2013年07月
創元推理文庫

   

2013/02/02

  

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小学生時代(ポプラ社南洋一郎訳)、高校生時代(新潮文庫堀口大學訳、創元推理文庫)と熱中して読んだ“怪盗アルセーヌ・ルパン”シリーズ最終作。
2012年05月、ルブランの死後70年目にして未発表のルパン・シリーズ最終作が出版され、世間を驚かせたのだそうです。それが本書。
ルブランが発表しなかったからにはそれなりの理由があったのですし、今更読みたい気持ちもそうはないなぁと思って暫く見送っていたのですが、かつて熱中したシリーズの最後を締める作品であるからには一応読んでおこうと、考え直して読んだ一冊。 
 
美貌の令嬢
コラを遺して自殺したレルヌ大公。その娘あての遺書には、コラを囲む4人の友人男性の中にアルセーヌ・ルパンがいる、信頼に足る人物なので見つけ出して頼るといい、きっと支えになってくれるだろう、とあった。
しかし、そのコラを巡って何やら陰謀のような動き。コラを守るため、ルパンが正体定かではない強敵と闘う、というのが本書ストーリィ。
率直に言って、余り面白いとは思えませんでした。粗削りで躍動感がなく、昔親しんだルパンの活躍ぶりとは大違いで、そもそもルパンでなくても良いのじゃないか、と思うところ多。まぁ未発表作とはそんなものでしょう。

※なお、本書は2つのおまけ付き。
ひとつは、ルパン第1作にあたる
「アルセーヌ・ルパンの逮捕」の雑誌掲載版(単行本掲載にあたり改稿される前の初版)。
もうひとつは、ルブランのエッセイ
「アルセーヌ・ルパンとは何者か?」

      

読書りすと(ルブラン作品)

   


         

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