●｢としょかんライオン｣●（え：ケビン・ホークス）　★★
　原題："LIBRARY LION" 　　　　訳：福本友美子

2007年08月
岩崎書店刊
(1600円＋税)

2011/02/12

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図書館とライオン、これほど不似合なものもないでしょう。

突如図書館に入ってきたライオンを見て、図書館員のマクビーさんは大騒ぎしますが、図書館長のメリウェザーさんは、ライオンだって図書館の決まりを守るのなら問題ないと、平然と受け入れます。
その日から、ライオンはこの図書館にとってなくてはならない存在になります。図書館の手伝いもしたりして、子供たちにも大人気。
ところが・・・・。

決まりを守ることは大切ですけれど、理由があって決まりを守れないこともある。四角四面にルールを適用するのではなく、何が大事なのかを考えて対応することが大切である、ということを、図書館とライオンを組み合わせて、ユーモラスかつ温かに語った絵本です。
図書館の中で寛いでいる様子のライオン、その姿を眺めているだけで楽しいですよね。