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1.ティファニーで朝食を 3.あるクリスマス |
●「ティファニーで朝食を」● ★★ |
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2008年12月
2008/03/20
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高校時代に本書を読んだのは、オードリー・ヘップバーン主演映画がきっかけでした。 第二次大戦下のニューヨークが舞台。作家志望の主人公が住むことになったアパートで、1階下に住んでいたのがホリー・ゴライトリー。郵便受けの名札入れには「ホリデー・ゴライトリー 旅行中」と書かれたカードが。 なお、“ティファニー”はニューヨーク五番街にある高級宝石店であって、もちろん食堂などはない。今更言うまでもない有名店ですが、私がそうと知ったのも思えばこの作品のおかげです。 ティファニーで朝食を/花盛りの家/ダイアモンドのギター/クリスマスの思い出 |
●「クリスマスの思い出」● ★★☆ |
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2007/11/22
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本書では「あるクリスマス」の1年前、主人公バディーが親友と最後に過ごしたクリスマスのことが描かれます。 バディが親友だという彼女は、60歳を越したスック。バディとはすごく遠縁のいとこ同士なのだという。 何と無心で、単純で、邪気のないクリスマスだったことか。 |
●「あるクリスマス」● ★★ |
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まとまった作品としてはカポーティ最後の作品とのことですが、ストーリィとしては「クリスマスの思い出」の1年前、主人公バディー6歳の時のクリスマスを描いています。 バディーは両親が離婚したため、アラバマの母親の実家に預けられ、そこで大家族の中で暮している。親戚の中でバディーが誰よりも大切に想っているのは、祖母の従姉妹であるスック。 本書は少年時代のクリスマスの思い出を描いた、忘れ難い佳作です。 |