マーク・カンター作品のページ

 


 

「2万5千年の夜明け」● 




1997年5月
講談社刊

1997/09/04

帯の宣伝文句は次のとおり。
「ネアンデルタール人が現代に甦る!! 氷河の底から過冷却状態で発見された太古の受精卵。代理母が産んだネアンデルタール人は現代科学の想像をはるかに凌ぐ能力を備えていたー。息もつかせぬエンターテイメントの傑作!」

確かに着想は面白い。
ただ、甦ったネアンデルタール人が現代人と同じ生活をして育った、というのがどうも...。
それに加えて通常人より超えた能力をもつ、というと、別にネアンデルタール人でなくても、宇宙人でもスーパーマンであっても何でもいいじゃないか、と感じてしまうのです。
面白く読む事はできましたが、軽く読めてしまい、手応え十分とは言えませんでした。

 


 

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