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●「ゴドーを待ちながら」● ★★ |
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“不条理演劇”の最高傑作と評される戯曲。 そうした評価が出来上がっている作品なので、今更私が何をか言う必要はない、というもの。
内容は、2人のホームレスが、1本の木が生えているだけという田舎道の夕暮れ時、なかなか来ない救済者=ゴドーを待ち続けるという話。
不条理劇の傑作だという知識を持ったうえで読んでいるから未だしも、何も知らずに読んでいたらきっと、根を上げていた気がします。 ※“不条理演劇”とは、現代人の不条理性や不毛性を描こうとする戯曲や演劇の手法。その演劇では、登場人物を取り巻く状況は最初から行き詰まっており、閉塞感が漂う。 |