サマセット・モーム 忘れ難い短編の数々 1874−1965
| 
     書 名  | 
    
     出版  | 
    
     読了  | 
    
     ひとこと  | 
  
| 
     ラムベスのライザ1897  | 
    
     新潮世界  | 
    
     1978  | 
    
     いくら処女作とはいえ陳腐という印象。後半はのちのモームらしい巧みさも感じました  | 
  
| 
     女ごころ  | 
    
     新潮文庫  | 
    
     1978  | 
    
     未亡人が選んだのは、評判の良い男ではなく放蕩者。人生の興味とは?と投げかけているよう。軽いタッチの作品です  | 
  
| 
     雨・赤毛  | 
    
     新潮文庫  | 
    
     1971  | 
    
     南洋を舞台にした短篇集。無駄のない筆運びに緊迫感あり  | 
  
| 
     太平洋  | 
    
     新潮文庫  | 
    
     1971  | 
    
     同じく南洋を舞台にした短篇集  | 
  
| 
     手紙・環境の力  | 
    
     新潮文庫  | 
    
     1971  | 
    
     第二短篇集「キャジュアライナ樹」収録の6作品。 南洋の英領植民地に住む英国人が主題。人間と環境の対立が熾烈である故、生き方の生々しさ、 屈折感が強く感じられます  | 
  
| 
     園遊会まで  | 
    
     新潮文庫  | 
    
     1977  | 
  |
| 
     アシェンデンT  | 
    
     新潮文庫  | 
    
     1977  | 
    
     モームの諜報員としての体験をもとに書かれた短篇集。 実際の事件は小説より陳腐と主張、傍観者としての視点が興味深い  | 
  
| 
     アシェンデンU  | 
    
     新潮文庫  | 
    
     1977  | 
  |
| 
     怒りの器  | 
    
     新潮文庫  | 
    
     1977  | 
    
     人間の不可解さを問い掛ける短篇集。常識への疑問が作者の言わんとするところなのだろうか  | 
  
| 
     この世の果て  | 
    
     新潮文庫  | 
    
     1978  | 
    
     短篇集  | 
  
| 
     十二人目の妻  | 
    
     新潮文庫  | 
    
     1977  | 
    
     いずれも皮肉が効いていて、世間常識の裏を覗いたような悪戯心を感じる短篇集  | 
  
| 
     人間的要素  | 
    
     新潮文庫  | 
    
     1977  | 
    
     一人称、結婚をテーマにしている短篇集。生々しい人生論が語られているという印象  | 
  
| 
     コスモポリタン(一)  | 
    
     新潮文庫  | 
    
     1978  | 
    
     “コスモポリタン”誌に掲載された短篇集。登場人物、話の舞台も様々な国。内容もパラエティに富んでおり、読み易い  | 
  
| 
     コソモポリタン(二)  | 
    
     新潮文庫  | 
    
     1978  | 
  |
| 
     ジゴロとジゴレット  | 
    
     新潮文庫  | 
    
     1978  | 
    
     日常の些細な事柄を題材にした短篇集。円熟した作家の落ち着き、登場人物への温かいいたわりを感じます  | 
  
| 
     人生の実相  | 
    
     新潮文庫  | 
    
     1978  | 
    
     短篇集  | 
  
| 
     作家の手帳  | 
    
     新潮文庫  | 
    
     1977  | 
    
     随筆集  | 
  
| 
     人間の絆1915  | 
    
     新潮世界文学全集  | 
    
     1978  | 
    
     自伝的長編大作。作者の苦悩、迷いをこの作品に吐き出しているような印象を受けます。悪女ミルドレッドとの関わり部分は有名  | 
  
| 
     月と六ペンス1919  | 
    
     河出世界文学ポケット版  | 
    
     1970  | 
    
     ゴーギャンをモデルにした代表的作品。読む側も得体の知れない情熱に強く引き込まれざるをえない魅力あり  | 
  
| 夫が多すぎて1919 | 岩波文庫 | 
     2002  | 
    再婚した妻の元に、戦死した筈の夫が生還。抱腹絶倒の喜劇 | 
| 
     お菓子と麦酒1930  | 
    
     新潮文庫  | 
    
     1977  | 
    
     トマス・ハーディとウォルポールをモデルにした作品。さりげなく淡々とした文章。モームの話術の巧みさを感じます  | 
  
| 
     劇 場1937  | 
    
     新潮文庫  | 
    
     1978  | 
    
     女優ジューリアの25才年下男優との恋愛を軸に描く。最後の結末には喝采、モームの円熟と巧さをつくづく感じた作品です  | 
  
| 
     要約すると1938  | 
    
     新潮文庫  | 
    
     1971  | 
    
     私の高校・恩師の愛読本  | 
  
| 
     読書案内1939  | 
    
     岩波新書  | 
    
     1977  | 
    
     世界文学上の代表作品を知るには格好の案内書  | 
  
| 
     かみそりの刃1942  | 
    
     新潮世界  | 
    
     1978  | 
    
     まとまりのない作品という印象。東洋的発想への憧れと人生論の展開という難題に取り組んだものの、果たせなかったという感じ  | 
  
| 
     世界の十大小説1954  | 
    
     岩波新書  | 
    
     1975  | 
    
     代表的世界文学を読まずに知るには格好の案内書  |