六甲高山植物園へ
1999/6/6

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【紫陽花オフの下見として/今年は高山植物園へ】

ヒマラヤの青いケシ

 本日(6/6)、高山植物園へ様子を見に行ってきました。阪神電車の広告に、『空のかけら−幻の花「青いケシ」が咲きました』なんて出てましてね、季節も良いし、晴れていたし、大勢来ていました。エーデルワイスもコマクサも見ました。オオヤマレンゲも咲いていました。もちろん青いケシも写真に収めた。サラサドウダンが咲き誇っていました。

←『ヒマラヤの青いケシ』として花の万博でも展示されていました。

 んで、コアジサイは蕾がほとんど。もう少しで見頃になるでしょう。6/26あたりだと、やはり主役はアジサイ類になりそうです。
 ※今日は我が一家でケーブル往復したのですが(園に出かけただけ^^;)、実は山好き猛者連のぶんさん初め、多数の方々と落ち合ったのです。ハイキングコースは、ぶんさんのお知恵を借ります。今日の様子は、ぶんさんに報告していただきましょう。お願いね。紫陽花は園内に限らず、六甲のあちこちで見られますから楽しみですね。

<今日の下見メモ>
 ・六甲ケーブルがこの春にリニューアルし、新しくなった。三代目。
  レトロタイプとクラシックタイプ。若い女性が運転手。
 ・六甲ケーブルへはバスが便利。阪神御影〜JR六甲道〜阪急六甲をたどる。
 ・園内には無料の花ガイドがある。
 ・園内イベント。6/18〜7/13「あじさいフェスタ」。野点は6/19,20,7/10,11。



【ケーブル山頂駅から高山植物園へ】

スイカズラの花

 って言ったって、実はバスで行ったのですが、その前に、山頂駅周辺で見かけたこの花、スイカズラって言うのですね。特徴のある形で写真に収めました。香りが良いと図鑑にはあるのですが嗅ぐのを忘れました。

 この次の週、6月12日にも家族で油コブシ道(ケーブルに沿った古い道)を歩いたのですが、コアジサイの花を堪能し、この花を再び見て締めました。



【六甲高山植物園の花たち】

 ちいっと重たいですが、連続で行きますよ。

サラサドウダンの花

サラサドウダン(ツツジ科ドウダンツツジ属)。こんな時期の木の下にたたずむと、なんとも豪勢です。咲き誇った花の下では、なんとも明るい気分になります。


白花コマクサ

→ご存知、コマクサ。えっ?色が抜けているって?。そうではなく、『白いコマクサ』なんですよ。ケシ科コマクサ属。普通のコマクサは下にありますから見比べてみてくださいね。


エゾスカシユリの花

エゾスカシユリ(ユリ科ユリ属)。北海道の原生花園を代表する花と聞くが、自分はあまり縁がないな〜。


コマクサの花

コマクサ。普通の色。普通ってピンクなんですよね。でも、続きの話で、木曽駒ヶ岳で真っ赤なのを見ました。そちらもどうぞ〜。そそ、ケシ科コマクサ属には「ケマンソウ」という仲間がいます。花の形はまったく同じなのに、片方は高山植物の女王、片やは「鯛釣草(タイツリソウ)」という別名があるってのは、不思議だとは思いませんか?


ミヤマオダマキの花

ミヤマオダマキ(キンポウゲ科オダマキ属)。「ヤマオダマキ」って目立たない種類もありますね。人が集まりすぎるところを避けて通る自分には(笑)、この種は見たことがないなと思っていたのですね。けど、古い写真を見るとヤマオダマキの写真を撮っていました。花は色で印象がずいぶんと違うものです。


エーデルワイスの花

エーデルワイス(キク科)。ヨーロッパに分布しています。この花に憧れてのツアーがあるそうですが、日本にはこれに負けない「ウスユキソウ」類がいます。以前に船形山でミヤマウスユキソウ(ヒナウスユキソウ)を風雨の中で見ましたが、今年の夏は、木曽駒ヶ岳でコマウスユキソウ(ヒメウスユキソウ)を見ました。エーデルワイスの1種と違い、日本の方が種類が多いのです。早池峰山のハヤチネウスユキソウも見てみたいものです。それにしてもウスユキソウとエーデルワイス、名前の響には違いがありますね。


ハクサンシャクナゲの花

ハクサンシャクナゲ(ツツジ科ツツジ属)。


ジギタリスの花

ジギタリス(ゴマノハグサ科ジギタリス属)。別名「キツネノテブクロ」とは面白いもの。ヨーロッパ原産。


ヒメイトシャジンの花

ヒメイトシャジン(キキョウ科)。ヨーロッパに分布。


オトメギキョウの花

オトメギキョウ(キキョウ科ホタルブクロ属)。分布はダルマチア。別名を「ベルフラワー」というらしいですね。名前から、日本の花かと思いました(笑)。


アブラツツジの花

アブラツツジ(ツツジ科ドウダンツツジ属)。葉の裏が油を塗ったような光沢とありますが、わかりますか?


タカネバラの花

タカネバラ(バラ科バラ属)。


シランの花

シラン(ラン科シラン属)。


青いケシ

メコノプシス・ベトニキフォリア(ケシ科ケシ属)。最後にもう一度「青いケシ」です。ヒマラヤ、中国に分布とあります。



【記録から/軟弱にも高山植物園へ】

 我が一家は、六甲高山植物園のみ見学してきました。囲炉裏の皆さんは軽く歩かれて。う〜む、羨ましい。今度は家族を放っておいて、どっか歩きに行こう。
 新しい六甲ケーブルに初めて乗った。クラシックスタイル。若い女性が運転してますね。柔らかくなって乗りやすい^^;。ドアが自動に。展望車はなかなか。足元が光るんですね。なんとボーイスカウト大阪41団(カブとビーバー)の集団が。次のケーブルに乗りましたわ。ケーブルでは、コアジサイが咲いているのを見ました。上の方も、もう少しでしょう。
 植物園内では、11:50から入って観察・写真撮影。んで昼食。子供たちは花そっちのけで走り回ってましたわ。高山植物たちは、数えればきりがありませんね。映像館は、時間がうまくあわず入らず。園内の花たちの説明があるようですから、残念ではありましたけど。
 園内のガイドは無料で、ときどきくっついて歩きました。徳川幕府の葵の紋所の説明も。フタバアオイだったか。
 フルコースハイキングの皆さんと合流してからはご存じのとおり。お久しぶりの方々ばかりでした(^_^;)。新しい方々も。皆さん、またよろしくね〜。
 久しぶりにたくさん写真を撮りました。リバーサル。帰りは皆さんと別れて、ケーブルを使用。軟弱散歩でありました。


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