六甲・蛇谷北山〜最高峰〜有馬
1998/8/14

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 友人から有馬温泉へ行こうと誘いがあった。もちろん表六甲から登って。昨今の真夏日である。住吉川などの長いコースは遠慮したい。ということで前夜打ち合わせをして、このコースを選んだ。起点は芦有道路の東お多福山登山口。最高峰からの降りは魚屋道とした。メンバーは息子を入れた3名。

 朝10時、阪急芦屋川駅で落ち合う。ここからバスで東お多福山登山口へ。暑いながら、バスに乗る登山者はそこそこいる。登山口から土樋割峠へショートカットするが、林道を歩くことになり、もう一つ面白くない。峠からの登りでやっと山らしくなるが、暑い!風よ吹いてくれぇ〜^^;。この道は震災で崩壊地が拡大したところがあり、迂回路がつけられている。3年すると道も馴染んできた。

 もうそろそろ蛇谷北山だろうと笹の多い道を歩いていると降り始めた。ん?おかしい。さっきのが頂上だろうと戻るとそうだった。ここまで1時間。友人とビールで乾杯。こぶなはコーヒー牛乳である。ここで軽い昼食。他のパーティーもこの道でいいのか聞いてきたので、間違いないと返事。せっかく登ってきたのに、降り始めると疑問を持つのが普通。なだらかな降りと登りで石の宝殿に着くからと説明した。

※「蛇谷北山」の山頂へは、縦走路から少し入るだけです。入り口に「行き止まり」と書かれた文字が目立つ小さな指示番があるため、どうしても見過ごしやすくなっています。山頂は5〜6名が座れば一杯となるほどの広さしかなく、木に覆われて展望も良いとは言えません。ですが、東お多福山への展望は開けており、「芦屋市の最高峰」(と書かれています)でもありますので、このコースを歩いたら、是非立ち寄ることをお薦めします。

 こちらもと腰を上げる。石の宝殿で休憩し、六甲最高峰に着いたのが13:25。しばし横になると眠たくなる。薄曇りとなり、日差しが弱くなったのが幸い。ぐっと我慢して温泉へ!と魚屋道へ。1ピッチの休憩場所で、よく見ると、ホトトギスが1輪咲いていた。変哲もないなだらかな道を急ぎ、かんぽの宿に着いたのが14:50。15時受付終了、15:30までが日帰り用。間一髪であった。

 この後、ロープウェイで降る。ん?違う。表側に戻るので「登り直し」^^;。当初は六甲ケーブル山上駅近くのガーデンレストランで食事という趣向だったが、潰れたのかやってない。ケーブルで降り、国道2号線までバスで出て近くの焼き肉屋で乾杯。阪神新在家駅で別れて帰宅となった。汗をかいたが、風呂に入ったから爽やか。真夏の低山歩きも良いものである。

※この山行きで見た花は、ツユクサ(結構群生してました)、フヨウ(極楽茶屋付近で)、ヒルガオ(最高峰で)くらいでしたか。この時期、あまり見られません。暑い時期ですから、どうしても汗をかいてビールとなりますね。


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