六甲・紅葉谷道へ
1997/5/4

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 朝から行くぞと言っていたのに雨。この連休は雨に祟られている。やっと昼前に晴れてきたので、少し遅いが予定どおり紅葉谷へと出かけた。狙いはコバノミツバツツジ。それにブナの様子を見ること。昼に自宅を出て有馬温泉に着いたのは、もう3時頃。元湯には人が並んで待っていた。温泉街に人が多い。4月12日に同じコースを歩いたときと比較しながら歩く。


ミツバアケビの花

 ロープウェイ駅に向かう車道。ヒメオドリコソウの花が残っている。狙い定めていたタラノキが・・・あったあった。タラの芽を頂戴して先に進む。もちろん夕食に天ぷらが出たのは言うまでもない。駅の下の公園で、ミツバアケビの花を見つける。



 前回、タムシバだと思った木々の葉を観察。なんとコブシ!。植林なのだろうが、「遥かなるタムシバ」(NIFTY SERVE FYAMABC9番会議室【山と自然】発言)が、コブシなのかどうか迷うことになる(^_^;)。下が公園のコブシ。

 


マルバアオダモの花

 あれほど咲き誇ったキブシの姿はもう見えない。川沿いの車道では、キャンパーが多い。この時間から帰り支度をしている。谷沿いには「遥かなるタムシバ」に代わって、細い白糸を束ねたように咲き誇っている木が点々とある。sagamiさんが「アオダモか」と言われていたものと同じかも知れない。手帳には「茶点混じる」と書き足していた。

 谷にはウグイスとシジュウカラの声がこだまする。遠くは、ホホーというツツドリの声も聞こえる。


 この前、シロモジかと思っていた木は確認しただけでもすべてクロモジ。黄色い花が咲き誇った姿からアブラチャンかと思った沢沿いの木も、降りて確認すると、若枝が濃い緑色で黒い斑点がある。クロモジだった。車道沿いから白花が気になっていたが、どうやらキイチゴかクサイチゴ。また来月、実のなるころに来れれば良いなと思いつつ進む。

チゴユリの花

 登るにしたがい、スミレが見えてきた。タチツボスミレのようだ。遠く白花を咲かせた木が。この時期の遠望する白花の木は区別が付かない。目を凝らせて双眼鏡を覗くが・・・。それにしても、道沿いにコバノミツバツツジの花びらが落ちてしまっているのには残念だ。水場でいつものように山の水をくむ。ブナは若葉をつけている。残念ながらブナの花は見えない。ふとチゴユリを見つける。ホクホク(^_-)。


チゴユリの花→

コバノミツバツツジ

 極楽茶屋に着くと、もう5時。車で出かけてきた人も多い。ここまで来て、やっとコバノミツバツツジを近くで眺める。鳥も姿を見せてくれないなと思ったら、ホオジロが出てきてくれた。



 凌雲台でバスに乗り、ケーブル山上駅へ出る。途中でバスも満員となり、改札口には人、人、人。こんなときは時間差をつけるべしと、うどん屋で軽い食事とした。お酒1本をつけていただく。この天候で、まともに人が来たのは今日が初めてだという。ちなみに今日、ケーブルを利用した人は3千人だとのことだ。昨日(5/3)は平日並に暇だったという。

【その他の花たち】

シャガ、キランソウ、ヤブツバキ、ムラサキケマン

 

 


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