12日の土曜日に六甲・紅葉谷を歩きました。キブシとハンノキ類、クロモジ類が満開でしたね。アセビもよく咲いてました。登り口のロープウェイ有馬駅ではスミレも見ましたし、コバノミツバツツジが咲き始めていて、もう本当に春になってしまったなと感じたものです。
●「コブシ」か「タムシバ」かはですね、自分は花のすぐ下に小さな葉っぱを付けているかどうかで判断するのだという一般的な見方に、花びらの幅とがく片の大きさを判別に入れてはどうかと思ってます。
コブシ タムシバ
花の下に小葉 あり なし
花びら 幅が広い 細め
がく片 小さい 大きめ
葉っぱ ずんぐり スマート
コブシの葉は葉先に向かって広がり、尻窄み。花びらも葉っぱの変化したものと考えると、葉と花びらは似通った形になって当然だと。がく片の大きさ比較は、この間に見比べた結果で、そうではないかと。いえね、家の近くのコブシを観察する絶好の機会を見逃してまだ仮説の段階ですが。代わってタムシバはスマートな葉っぱですよね。
今回、六甲で見かけたものは、双眼鏡で見える限りでタムシバでした。最終的には、後に葉っぱを確認するのが良いと思います。このタムシバ、ロープウェイ有馬駅のすぐ下の公園に植えられています。遠目では、桜かと思ったのですがね^_^;。ここで観察して以降、紅葉谷をある程度登ったとき、谷向こうに白く見えるのがすべてタムシバだと見ました。それでこの題目の「絶景なるかな遥かなタムシバ!」となったのです。
●もう一つ、クロモジ類があります。今回、自分が判断したものとしては、シロモジ、アブラチャンでした。シロモジは紅葉谷の登りに多くを見かけました。アブラチャンではないかと判断したものは、沢筋の堰堤から降りられるところに咲いていました。どちらも写真を撮ってありますから、また確認してみますね。ただ、タムシバも「ニオイコブシ」と言われますから、どちらもコブシで良いではないかとの論もあります(^_^;)。
(NIFTY SERVE FYAMABC 9番会議室【山と自然】の発言から)
5月4日に、六甲は紅葉谷へ出かけていました。その様子は山行き報告会議室に発言しておきますが、まずは。
》今回、六甲で見かけたものは、双眼鏡で見える限りでタムシバでした。
》最終的には、後に葉っぱを確認するのが良いと思います。このタムシバ、
》ロープウェイ有馬駅のすぐ下の公園に植えられています。
このロープウェイ有馬温泉駅のすぐ下の公園のもの、実はコブシでした。葉っぱを持ち帰って確認しました。んで、「遥かなるタムシバ」も怪しいものだ…(^_^;)。
もう一つ、紅葉谷に咲いていた黄色い花のクロモジ属は、確認したものがすべてクロモジでした。濃い緑色の若枝に黒い斑点がありましたわ。葉っぱもシロモジのように葉先が分かれてません。豪華な花からアブラチャンかと思ったものも、沢沿いに降りて確認するとクロモジでしたわ。
これらの種類は、花だけでは区別ができませんね〜m(__)m。
(同じく、NIFTY SERVE FYAMABC 9番会議室【山と自然】での訂正発言から)
というわけで、「コブシかタムシバか」、それにクロモジ類については、未だに花の時期での判別に悩んでいます。こぶなと二人、ゆるゆると観察しながら歩いた花の数々をご紹介しておきましょう。
←ヒメオドリコソウ(シソ科オドリコソウ属)
有馬温泉からロープウェイ駅に向かう道沿いにて。ヨーロッパ原産で繁殖力が旺盛だと図鑑にある。この草の茎は四角い。下のオオイヌノフグリと相性がいいのか、一緒に見かけることが多い。
←ヤマブキ(バラ科ヤマブキ属)
有馬温泉ロープウェイ駅の近くにて。
←クロモジの花(クスノキ科クロモジ属)
紅葉谷に入ると結構目に付いた。このときシロモジだと勘違いしたのですが、シロモジは葉っぱが3つに割れてくる性質がありますよね。
←コブシの花(モクレン科モクレン属)
有馬温泉ロープウェイ駅の下にある公園で。最初タムシバかと思ったもの。紅葉谷から見える「遙か」なるものは、自然に生える「タムシバ」かと思うのですが、よう確認しません。
六甲のスミレ/スミレは判別が苦手。ご存じの方、教えてやってくださいm(__)m。
←これは判別がつかず…。
タチツボスミレでしょうか?→