キブシの花を眺めてみよう!

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 キブシの木は雄株と雌株があります。雄株の花は、黄色っぽく、雌株の花は緑色に見えます。どうしてでしょうか?次の花の拡大写真で見比べてみてください。

 

 雄株の花(左側)は、雄しべが大きくて真ん中の雌しべは小さく見えますね。代わって雌株の花(右側)は、雌しべがずいぶん大きくて雄しべはほとんど見えないくらいです。そうです、雄しべは黄色で雌しべは緑色です。これが雄株の花が黄色く見え、雌株の花が緑っぽく見える理由なんです。皆さんも、キブシの花を見かけたら、小さな花を眺めてみてください。ルーペがあればベストですが、双眼鏡があればそれを逆さまにして覗き込んでみてください。

※雄株の方がピントが甘くてすみません。50mm標準レンズで撮った写真をPHOTO-CDに焼き、最大画像(2048X3072)のデータで拡大したものなんです。この方法を利用しますと、通常の大きさで見えないものが、見えていたりします。PHOTO-CDの一つの活用方法としてお薦めします。


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