|目次へ|
7月4日、湖北の赤坂山へ。黒河峠登山口〜アザラシ岩〜明王の禿(昼食)〜赤坂山〜武奈の木平〜マキノ高原というコースで、マキノ自然観察倶楽部の登山会に参加したもの。総勢30数名。こんな人数で自然観察して歩くというと、どうしても離ればなれになる。毛虫の動きのようなもんですな。という自分は最後尾を気ままに歩かせてもらいました。いや、申し訳ない。
この辺りは、ブナとミズナラ、カエデ類が主役の森で、リョウブやオオカメノキが混じると思えば、マンサクもかなり見かけます。森に入ると夏でも涼気を感じる森の中を快適に歩きました。いや、特に自分は観察しながらですから鈍行なんですけど(笑)。明王の禿や赤坂山山頂の稜線では、なんと風が強く、肌寒いくらいでした。
タイトルのニホンカモシカとの睨み合いは、明王の禿で起こりました。向かいの尾根の中腹、見晴らし台ともいえるような場所でニホンカモシカがこちらを睨んでいる。こちらの30数名は眺める。双方対峙して動かず。この睨み合いはニホンカモシカの勝ち。落ち着きの態度がぜんぜん違う(笑)。餓えに対する持久力も違う。人が昼食場所へ動き出して決着がつきました。
←右の写真の一部を拡大したもの。なんとなくカモシカの感じは出てるでしょ。
→オトギリソウ(オトギリソウ科オトギリソウ属)。古くから切り傷や神経痛の薬として利用された。名前の由来が面白い。とある鷹匠が鷹の切り傷の秘薬としていたのに、その弟が人に漏らした。そのために弟を切ってしまったということだ。
ブナの森っていいですね。歩いていて涼しいし、林床は豊かで楽しい。少し人が離れたら鳥たちも活発だし、豊かな水も流れている。今日も水をポリタンクに入れて持ち帰りました。そんなブナの森ですが、今回は「虫こぶ」が目立ちました。
←黒河峠登山口から入ってまもなくのブナの枝。
→上の写真の一部を拡大したもの。
←もう少し入って見つけたもの。
|目次へ|