赤坂山(湖北)自然観察会に参加
1998/7/12

'98/7/20
'98/7/25更新

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【自然観察会参加の発端】

 以前から旧知の仲になっているネットの友人から、赤坂山で自然観察会があると聞き、「赤坂山の自然ハンドブック」を作った人たちと会ってみたいという単純な動機から参加することとなったもの。いや、山に登りたい、花も見てみたい、子供を連れてキャンプもしたい、久しぶりに友人に再会したい、ついでに伊吹山にも登ろう、などと計画を立てるのは、いつもの欲張り根性の現われであろう(笑)。

 当初立てた計画と結果は、次のとおり。
  ・7月10日夜に車で出発、マキノ高原でテント→雨のため、11日早朝の出発
  ・7月11日に赤坂山自然観察会に参加→大雨で12日に順延。この日は芦生・生杉へ
  ・7月11日夜に伊吹山の山麓でキャンプ→マキノ高原でキャンプ
  ・7月12日に伊吹山へ→赤坂山自然観察会に参加


【報告文書】

 7月12日の日曜日、本来11日土曜日の予定が順延されて、赤坂山自然観察会が行なわれた。それに参加して、まだまだ自然への取り組みが少ないと感じたものである。そう、植物との関わりがまだ少ない。だから知らないことも多い。ま、そんな中で、素晴らしかったことを記録しよう。観察したコースは、黒河林道から三国山(頂上は略された)を経て赤坂山の頂上までの往復。

 他にも、ヤマウルシの実、オオバヤシャブシの若い実、ヌルでの姿、トンボソウの若い花、キンコウカの花の終わり、ヤブコウジの花の姿、オオバギボウシの花の名残と若い実の姿、珍しいというナガエノアザミの葉、ガマズミだろう、赤い実、モウセンゴケの花、クロバナヒキオコシの花などが見られた。他には、大きなカエル(雨で出てきた?)、小川でアメンボウ、いろんなきのこなど、書けばきりがないほど。
 もちろん、ブナ、ウリハダカエデ、オオカメノキ、マンサク、ミズナラ、ホオノキなどの木々も。クロモジも多かった。ヤシャブシの茶色の実もたくさん見られた。


【出会った花たち】

ナツツバキの花

ナツツバキ


シモツケソウの花

←↓シモツケソウ。下は拡大写真。実に賑やかな花であることがわかる。


シモツケソウの花(拡大)

オカトラノオの花

オカトラノオ。下は拡大写真。

オカトラノオの花(拡大)


オトギリソウの花

オトギリソウ。「弟切草」とは、なんとも物騒な名前。露出オーバー気味、失礼。


ウツボグサの花

ウツボグサ。下は拡大写真。

ウツボグサの花(拡大)


オオコメツツジの花

オオコメツツジ。少し露出オーバーぎみで失礼。


ムラサキシキブの花

ムラサキシキブ。紫色の実は有名でしょうが、花はあまり知られていないのではないでしょうか。じっくりとご覧ください。下は拡大写真です。

ムラサキシキブの花(拡大)


カキランの花

カキラン。下は花の拡大写真。

カキランの花(拡大)


ヤマアジサイの花

←↓ヤマアジサイ2点。3週間前は山頂一帯にコアジサイが見られたが、今回はそれに代わり、ヤマアジサイが彩りを見せてくれた。とはいえ、林内に咲いているものが多く、盛りは過ぎているようだった。


ヤマアジサイの花


【出会った虫たち】

ホタルガ

ホタルガ(蛾)。


何の虫?

→自分で揺れるユニークな虫。名前は…?。葉っぱを揺らせるとユラユラと揺れる。何度かやるうち、葉っぱの揺れはおさまっているのに、自分で揺れる。なんとも滑稽な様子だった。

※「オビガ」の幼虫だと思われます。NIFTY SERVEのFFIELD(自然観察フォーラム)の【質問の部屋】(3番会議室)で、HETEROさんから教えていただきました。ありがとうございました。


ヤマブキショウマと虫

←ヤマブキショウマ?と虫。交尾しているところを見かけて写真を撮ろうとしたのだが、揺れがおさまるシャッターチャンスになると、もう離れてしまっていた。おヂャマさま〜。



【木々の姿】

ブナの幹と枝

←稜線のブナ(幹と枝)


ミズナラの葉

ミズナラ


マンサクの枝葉

マンサク。花の時期には葉がなく、馴染みが薄かった。


ユズリハとコアジサイの葉

ユズリハ。下の葉はコアジサイだろう。


ガマズミの赤い実

ガマズミ?の赤い実



【あとがき】

 長男(こぶな)と参加したが、迷惑を掛けることなく?歩いてくれたのが幸い。観察会が終わってのビンゴゲームは、こぶなは初めてで面食らっていた。しかし、景品をいただいて痛く感動したようである。普段、連れて歩いているとき、何か変わったもの見つけたら言うんだよと話して行動しているのだが、目に付いたものを言ってくれるのは便利なもの。この日は「大きなカエル」を見つけて指さしてくれた。

 この日は、テレビの取材があり、赤坂山の山頂で感想を求められたときは面食らった。普段の格好のまま写ったようだが、あれで良かったのかどうか…。しかし、首に掛けたタオルは食事時には離せないし、行動中も汗を拭くのに非常に便利。ま、普段の自分のままが良かろう。帰りはカメラをぶら下げて一番後ろを歩き、花の写真を撮りつつ、ゆるりと歩かせてもらった。皆さんに感謝である。

 伊吹山の高山植物は見れなかったが、代わりに芦生の森のブナの様子を垣間見ることができた。


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