超スロー電動自動ノコギリ




2006 年 09 月 09 日( 土 ) 【 超スロー電動自動ノコギリ 】



10 日ほど前から作製していた電動ノコギリ
アルミの切断がうまくできないので作ってみました
切断機で切るとバリができたり、正確な位置決めが難しいためです

製作過程も他のページのように記録したかったのですが、今回は完成紹介です
背景のガレージ内があまりにも汚いので、写真を撮る気になれなかったのです

写真左に延びた棒はオモリです
反対側にオモリを載せないと刃に過大な重量がかかって折れてしまうからです
オモリにはホイールナットなどを様子を見ながら入れてます



モーターはタミヤのギアードモーター 3633K300
小さいタイプです



左:モーター側のクランク 右:ノコギリ側のジョイント
当初はアルミの小さいピロボールだったのですが、すぐに壊れてしまいました
5.5mm厚の鉄材から切り出し、穴あけとネジ切りで作りました
強度は十分のようです



モーターのクランク運動を2枚の板の扇運動に伝えるしくみ
2枚の板には鉄ノコが固定してあります



鉄ノコ部分
刃が垂直になるようにスタビライザーを設置
効果は不明ですが、あった方がよいと思われます



モーター電源部は秋月 10V3A と LM317 使用の 1.2〜7.2V 可変電源
(本日秋月で聞いたら、300円だった10V3A電源の店頭販売は終了とのこと・・・)
モーターのスペック表が 7.2V だったのでこうしたのですが、12V まで使用できる様子・・・
供給電源を 15V 以上のものに変更する必要があり、後日製作の予定



鉄ノコの固定部
アームに穴を明け、ほぼ水平に往復運動するしくみ
ノコギリの取っ手を残すのは芸術面のこだわり(?)



切断中のアルミの L 材(5mm厚)
これを切るのに 4 時間くらいかかります!
12V 仕様にすること、モーターを380K300 にアップすること、など検討中
かなりよくなるはずです



左:切断機で切った断面 右:今回製作のノコで切った断面

ヤスリでバリを取ればほとんど同じなのですが、切断線の位置が問題なのです
切断機では 1mm程度誤差を見込んで切るため、その後の切削作業が大変なのです

すでに実用レベル?でまあまあ満足しているのですが、
切断速度を上げるために少し改良するつもり・・・

2006 年 09 月 10 日( 日 ) 【 切れ味 】

新たに 12V 電源を用意するのも面倒・・・
とりあえず可変電源回路を介さず、10V を直接モーターに流すスイッチを増設
正解だった様子で、限界とも思える程度にスピードアップ!
動きを見る限り、このユニットではこれ以上のスピードは無理と思われます



鉄パイプを切っているところ・・・
まあまあの速さで切れていきますが、途中でクランクロッドが折れてしまいました
(写真手前のφ6mm のアルミパイプ)

時々油を注さないと抵抗が強くなって止まるような負荷がかかります
ですから音が聞こえる場所にいないとダメなんですね



クランクロッドをφ6mm のステンレスパイプに交換
強度も出て良さそう



切断面

とてもきれいなのですが、実は垂直に切れておらず、少し傾いてます
アルミは垂直に切れるのですが、刃の当たり面の傾きに原因があるのか??
スタビライザーの微妙な角度調節は難しいので、アルミ専用に使用するのがよさそうです

つづく・・・




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