「おろかもの二人」




魂魄妖夢です。こんばんは。

…あ、あれなんですかこの絵…。
かなり恥ずかしいですね…。



…気を取り直して…、

魂魄妖夢です。冥界は白玉楼にて庭師をしています。
白玉楼は冥界の管理人をしている西行寺幽々子様のお屋敷です。

白玉楼は、その庭に数多くの桜を植えておりまして、
限られた期間ですけれども、その桜花絢爛の絶景振りには定評があります。
お亡くなりになられた方であれば容易に足を運べることかと思いますので、
是非一度おいでください。



…………………………

そういうわけで、その広大な敷地を管理するお手伝いをするのも私、
ということです。

ハァ。

私、本当は西行寺家の剣術指南役でもあるのですが、
庭師というより掃除婦のような役どころに落ち着いてる気がするのは自分の気のせいだけではありません。





そうそう、桜ですが、一本とてつもない巨木があります。
そちらには近づかないようにお気をつけください。
満開になることの無い桜なので、花見には適さないかと思いますけど、
どうも曰く付きのもののようなので…。

一度春を集めて其の桜を咲かせようとしたことがあるのですが、
まぁ、その結果どうなったかは皆さんもよくご存知でしょう。

そんなこともあってか最近の白玉楼は、顕界からのお客さんも良くきます。
特に「スペルカード戦」の舞台として好まれるようです。



映える情景であることは庭師である私の誇りでもありますが、
ろけーしょん代をいただきたいところというのも本音です。誰が掃除すると思ってるんでしょう。
どーせ自宅の周りで決闘すると荒れるからとかそんな理由だと思いますが。


其の日も白玉楼ではスペルカード戦が行われていたいました。
私も研鑽として、たまの剣術試合などさせていただいたときのことです。



何時もと違っていたことは、決闘していた巫女に顕界の妖怪からの使いが来たことでしょうか。


無論、冥界はもともと顕界から隔離された世界なので、
顕界の世俗のことになどは関係ないのですが…。
出入りする人は知人にも顕界の者が増えてしまった以上、俗っぽくもなるというものです。



で、その使いと巫女の話を耳にしてしまったわけですが…。
聞きかじりでは、どうやら「スペルカード・ルール」が出来たことで、
人里や妖怪の山のほうではいろいろ問題が起きているようですね。

まぁ「美しさを競う」なんて言ってはいますが、結局暴れまわることには違いが無いですし。
そもそも美しいだけならわざわざ人のいない白玉楼でその力を競わせる必要も無いでしょう。

というか自分の家の庭先でやって欲しいです…。



…と、話がそれました。
其の件、幽々子様は気にされていないようですが…、
人死にが増えればもちろん冥界の管理コストはあがるわけでして、
完全に無視することはどうにもできないみたいです。
といっても冥界には現状変化はみられないのですけど。

死神の小野塚小町さんによると、
三途を渡る霊にもちょっとした変化が訪れているようです。
まぁでも冥界に変化が見られないということは、
死神さんたちもマイペースに淡々と仕事をしているということでしょう。

昨日までと同じ日々が続かないことは、
あの巫女に打ちのめされた経験からよく理解しています。
まぁ、不満がありつつも今を楽しんでいるのは事実なんですけどね。

射命丸文さんの様子から見るに、
きっと今日の日々は、近いうちに続かなくなるのだと思います。




む、時間ですね。

失礼いたしました。
それでは





















































































































































































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