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精巣腫瘍のページ
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人目です。
のぶ は20歳(1990年)の時に精巣腫瘍になりました。
これから癌の治療を受ける人にとって、私の経験が何かのお役に立てれば嬉しく思います。
<目次> |
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2005年3月22日 がんを治す完全ガイドに「闘病が与えてくれたこと」として、私が紹介されました
2001年9月にがん関連雑誌「もっといい日」に私が紹介されました。ここをクリックすれば記事をご覧いただけます。
1990年12月 20歳(大学2年) 左睾丸に‘腫れ’を認める
1991年2月 20歳(大学2年) 左睾丸除去手術を行なう(悪性であることが確認された)
1991年3月 20歳(大学2年) 国立Y病院へ化学療法を受けるために転院
1991年4月〜8月(大学3年) 化学療法にて加療
癌細胞の存在が認められず、退院。
大学へ戻れたものの、前期の単位が不足し留年する。毎月の癌検診を欠かさず、採血、胸部X線、CTなどにより、転移、再発の早期発見に努める
1994年4月 第一製薬株式会社へ入社
1995年3月 定期癌検診にて癌の再発、転移が認められる。私の場合は採血にて判明。1週間後に再度国立Y病院泌尿器科に入院。詳細診断の結果、腹部リンパ節への転移がCTにて認められる。
1995年3月〜1995年10月まで化学療法と外科的手術にて入院加療をする
この入院中の詳細・・・
<使用した抗癌剤> |
<スケジュール> |
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| 前半 | 第1クール 抗がん剤投与(5日間) 第2クール 抗がん剤投与(5日間) 第3クール 抗がん剤投与(5日間) 開腹手術 〜リンパ節にあるがん細胞の除去〜 |
| 中休み | 腸閉塞により、約1ヶ月間 がん治療の中断 開腹手術 〜腸閉塞(外科)〜 |
| 後半 | 第4クール 抗がん剤投与(5日間) 第5クール 抗がん剤投与(5日間) 第6クール 抗がん剤投与(3日間)〜発熱等のため中断〜 |
脱毛(全身の毛がなくなるんだよぉ・・・髪の毛がいかに大切かって実感した!)
吐き気(となりのベットの人の食事の臭いだけで吐き気がする)
白血球減少(これって目に見えないだけに恐いよね)
発熱(ついでに発熱による関節痛もね)
食欲減退(減退というか、全く駄目。臭いもだめだったし・・・)
下痢(食わないのにうんちは出るんだよね、なんでも胃液や腸液らしいけど)
口内炎(一度に5〜6箇所もできちゃうとどうしようもないよね)
思考能力の低下(ボォ〜としちゃうわけ、「もとからだ」という意見もあり)
腕の筋肉痛(点滴が刺さっている所って、「動かしても大丈夫」って言われたって無意識に緊張してるんだよね。おかげで筋肉痛)
(ボクはならなかったけど)腎機能低下(腎臓に抗癌剤がたまるとよくないらしい。一日にスポーツ飲料のペットボトル(1.5L)などを一本飲むように心がけました。
白血球が減少している時ってお風呂に自由に入れないんだよね。そこでね、友達が髪を濡らさなくても洗髪できるっていうスプレーを買ってきてくれたんだよね。でもさぁ、いざ使おうとしても、副作用で髪がないわけ・・・、このスプレー、どこに使うの?
病院食ってやっぱり飽きちゃうんだよね。外出もままならない時にみんなに「あ〜、ケンタッキーの肉でも食べたいなぁ」と言いまわっていたら、同じ日に複数の人がケンタッキーで買ってきてくれたの。こんなにあったって、食いきれん!
結局夜勤の看護婦さんにもあげたんだけど。
ボクの入院中に知り合いが亡くなり、葬式に行かなくてはなんなくなった。ちょうど外出が許可される時期だったから、喪服を着て参列をしたんだけどね。その時、ガラスごしにやくざ風の人がいるんだよね。「お〜、こわ〜」と思ったら、それって、頭ツルツルにサングラスかけて、黒い服を着ているボク自身がガラスに映っているだけ。おいおいっ。
病棟内をブラブラしていたら、突然、女性用トイレからおばあちゃんらしき悲鳴が「キャー」。非常事態と思い、一応男であるがゆえにいろいろと気を配りながら入っていくとトイレの個室の前でビジョビジョになったおばあちゃんが呆然と立っている。「どうしたんですか?」と聞くと、「水を流そうしたら水が上に出てきた」とのこと。あぁ、ウォシュレットのボタンを間違えて押したらしいです。そういやぁ、ボタンの絵、初めてなら間違えても仕方ないですよね。
点滴中にトイレに行ったの。点滴台といって、あのガラガラ押すやつを引っ張ってね。排尿はね、排尿量を調べないといけないから尿器にとるわけ。ここまではよかったんだけど、ふとした時にこの点滴台が倒れかかっちゃったのだ。そしたら、チューブが途中で取れて、点滴と逆流した血液と、尿器に入っていた尿とがその辺飛び散ってる。ナースコール押そうにも左手は最後まで倒れるのをこらえている点滴台が、右手にはまだ中身のはいっている尿器が、、、仕方ないから足で、、、と挑戦したんだけどね、そこが日本人の悲しいサガなわけ。あと10cmほしかった。結局、大声を出しました。とほほ。
手術する時に剃毛した。その時にやっぱり独身の男の子って看護婦さんにやってもらう時に緊張するんだよね。でさぁ、手術の前日に、いざ処置室に呼ばれた時にね、ど、ど、どうしよう、って感じ。颯爽と現われた看護婦さんは脱毛クリームのチューブを取り出して「これ塗っといてね」。なんだかいままで心配をした自分って?
まぁ、最後にちゃんと脱毛できたら、チェックだけはされましたが。しっかし脱毛クリームはすごいね。
それ以来、脱毛クリームを愛用しました。点滴する時にその箇所付近を脱毛しておくわけ。そしたらね、点滴をぬく時に針を止めていたテープをはがしても痛くない!
これはすごい!
こんなことやってんの、ボクだけでしたけど。(別にボクは毛深いわけじゃないよ)
看護学生が研修に病棟にくるのね。それって患者にとっては最高なのだぁ。担当の看護学生さんに「よろしくおねがいします。一生懸命やりますぅ」なんて言われた日には「入院しててよかったぁ〜」と思えるんだよね。でね、ぼくに付いてくれた学生さん、しばらくしたら「あのぉ〜、注射の練習させてもらってもいいですかぁ?」、気軽にOKしたんだけど、注射中に「アッ」とか、「えっとぉ〜」とか、「まぁいいか」とか、、、(^-^;
。 いまでは立派な看護婦になっているらしいですが。
退院後に外来に行くと、入院生活が長かったんで、いろんな人から声をかけられるんだよね。ある外来の日「あらっ、こんにちは」、と結構奇麗なご婦人に声をかけられたわけ。でも、こっちに見覚えがない。適当に話を合わせていたんだけど、先にご婦人が呼ばれた「○○さ〜ん、中へお入りください」。えっ、○○さん!
どう見ても全くの別人! 「女性は化ける」とはこのことなんですね。
入院中ってひまなんだよねぇ。食事もけしておいしいわけでもないし。つい、料理番組ばかり見ていたなぁ。抗がん剤投与中なんて食事の匂いもダメなわけ。でも、テレビなら匂いはないもんねぇ。
☆これから治療を迎える方、そしてそのご家族へ☆
| ポジティブ思考で! | |
| そりゃ、入院・治療が楽しいわけないさ。私は、幾度も死を考えましたし、不安で涙が自然に出てくる日も少なくありませんでした。 でも! あなたは悲劇のヒーローにならないでください。いくらでもマイナスのことは考えられます。最悪のことを考えていても何も改善しません。今日、病院で何を楽しみますか? 病気になって何を得ましたか? 何を体験できましたか? そうやって、今の自分からプラスを考えていくことが本当に人生を楽しむことになるのでしょう! |
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| 泣きたいとき | |
| 涙が出るときもあるさ。苦しいときもあるさ。自然に流れる涙。相手に見せたくないけど出てしまう涙。嗚咽してしまう涙。抗がん剤のため吐いているときの涙。そして不安と焦りからの涙。・・・いいではないか。泣きたい時は思いっきり泣こうよ。家族みんなで泣いたっていいじゃないか。涙は泣くためにあるんだ。今、使わないでいつ使うんだ。 でも! 流した涙の何倍も笑える日が来ることを信じよう。今は貸しを作るだけ。そう笑えるときは思いっきりおなかの底から笑おうよ。全身で心ゆくまで大きな声で笑いあおうよ。 |
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| 医師の説明を聞くとき | |
| どうして医師の説明ってあんなに難しいのかねぇ〜。 でも! ●事前に 質問やわからないところをメモにしていきましょう。そうすることで、今の自分がどこまで理解をしているのかがはっきりします。 ●聞きながら 医師の説明を自分の言葉でメモしましょう。医師の難しい言葉をそのまま書く必要はないんです。事前メモに対してどうなのか、単語だけでいいから書いていきましょう。そうすることで、自分が理解できたのかどうかがはっきりします。 また、わからないところはどこまでも聞くようにしましょう。 |
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| 治療をするのは | |
| 抗がん剤、放射線、手術・・・。どの方法を取ってみても辛いねぇ〜。 でも! ポジティブに考えると、治療は「治る可能性があるから行う」のです。可能性がなくなった時点であとは痛みのコントロールだけになります。 医師が治療を勧めるからには、治せる可能性はゼロでないはず。希望をもち、信じることも重要と思います。 |
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| 家族にできること | |
| 家族にできることは限られます。治療は、本人と医師と医療チームが行うものであり、家族は医療そのものには係れませんし、係ってはいけないと思います。 でも! 本人からすれば、グチをこぼせる人、本音を語れる人が近くにいることは、心理的にとても意義があります。家族は近くにいるだけでいいんです。なにもしなくていい。なにもできなくていい。ただ、いつも声をかけられる場所にいてほしい。 面会のときは、病気の話ばかりでなく、今日体験した身近なことやくだらないこともたくさん話をしてみてはいかがでしょうか? 生きているって素晴らしいんです。 |
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| 仕事について | |
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会社を長期で休まなくてはならなくなったら、とりいそぎ上司に相談を。会社は、自分で動かなければ何もしてくれない、と考えるべきです。 長期に戦線離脱となれば、会社からしては不安で一杯。戻ってきた後にも、どれぐらい働かせていいのか、再発はしないんだろうか、など、聞きたくても聞けない気持ちがあるはずです。場合によっては解雇されることもあります。 でも! 入院中に、次の仕事に活かせるなにかを勉強しませんか? 語学でも、コンピュータ技術でも、なんでもいいんです。資格がとれるような勉強だとなおいいですね。 職場に戻ったときに、周りが驚くよう何かを持ち帰れば、会社もそれなりに評価してくれると思いますよ。 |
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| 便利グッズ | |
| 1)100V延長コード : 快適生活には電気は欠かせません。携帯電話(だめぇ?)、ラジオ、テレビ、パソコン、携帯CD/MDプレーヤー等々、使わせていただきましょう!(怒られたらやめればいいさ) 2)ふりかけ・塩・しょうゆ : 病院の食事は味が薄いからね。 3)クロスワードバズル : 葉書も大量に! たくさんだして当てて、儲けましょ。(ペンもお忘れなく!) 4)大きなヘッドフォン : 長時間、大音量で聞くためには必須。 5)名刺 : いろんな出会いがあるよ。 6)スリッパ : これがいいんだ。 7)外出着 : 抜け出すためには必要。靴もね。季節が変わるからそれに合わせて! 8)カメラ・日記帳 : 入院生活なんて滅多にできないんだから、記録しておけってば。 9)エッチなモノ : 入院したって性欲がなくなるわけではないからねぇ。 |
☆お勧めの本☆
がんと向き合って
上野創 著 晶文社 1400円 2002年7月初版
〜精巣腫瘍経験者が自分の揺れ動く気持ちをホンネで記しています。数多いガンの体験本の中でもぴか一。私もどこかに出てきます〜
右の本をクリックすれば購入できます
生きててくれてありがとう〜がんとの闘い二人三脚〜 星野有貴子 著 朝日カルチャーセンター 編集・制作 1600円 2005年5月初版
〜結婚式を4ヵ月後に控え、幸せの絶頂にあったカップルを襲った「がん」。婚約者をつきっきりで支えた女性が書きつづった看護日誌。詳細のデータなどは本当の参考書です。私のこのWebも紹介してくれています。〜
財団法人 癌研究会http://www.jfcr.or.jp/information/symptom/inf_sym_seisou.html
国立がんセンターホームーページ
精巣(睾丸)腫瘍解説http://www.ncc.go.jp/jp/ncc-cis/pub/cancer/010221.html
国立がんセンターホームーページ
http://www.ncc.go.jp/jp/
国立札幌病院/北海道がんセンタ泌尿器科ホームページhttp://www.ncc.go.jp/sap-cc/Uro/index.html
がん・ガン・癌スーパーリンク
http://www.humanbalance.net/gan3/
睾丸腫瘍患者たちの相談窓口&米川さんのホームページ
http://www2k.biglobe.ne.jp/~yumeno1/cancer/cancer.htm
ライさんhttp://www3.ctktv.ne.jp/~mirairin
ぴかいちさんhttp://www.h4.dion.ne.jp/~pikaiti/
Hiroさんのページhttp://www2u.biglobe.ne.jp/~hiro090/index.html
いがまるさんちのぺーじhttp://member.nifty.ne.jp/igamaru/
Satoshi's Home Page
http://homepage2.nifty.com/m-satoshi/
マザーグースさん
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/cbxf/
インターネット上で知り合った腫瘍経験者による、相談窓口があります。「私も精巣腫瘍になった!」「経験者から話が聞きたい!」という方はhttp://www2k.biglobe.ne.jp/~yumeno1/cancer/cancer.htm(米川さんのページ)へ接続してください。何人かの経験者が親身になり、相談にのってくれます。もちろん私も経験者の一人として参加しています。
ED障害(勃起障害)があるという方はEDを正しく理解するために・・・のページをご覧ください。
このページを作るきっかけをくださった上野さんご夫妻に感謝いたします。
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1997年12月10日より公開しました