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GIVE MY REGARDS TO BROAD STREET / PAUL McCARTNEY
ヤア! ブロード・ストリート / ポール・マッカートニー
GIVE MY REGARDS TO BROAD STREET
1. No More Lonely Nights (ballad) 10. No ValuesNo More Lonely Nights (ballad reprise)
2. Good Day SunshineCorridor Music  11. For No One
3. Yesterday 12. Eleanor RigbyEleanor's Dream
4. Here, There And Everywhere 13. Long & Winding Road
5. Wanderlust 14. No More Lonely Nights (playout version)
6. Ballroom Dancing 15. Goodnight Princess
7. Silly Love SongsReprise 16. No More Lonely Nights (extended version)
8. Not Such A Bad Boy 17. No More Lonely Nights (special dance mix)
9. So Bad    
Original CD Bonus Tracks 9 & 15. Remaster CD Bonus Tracks 16 & 17.
英国発売:19841022日  ParlophoneEL 260278 1-UK PCTC2
日本発売:19841022 ◎東芝EMI:TOCP-7864
日本発売:2000426 東芝EMI:TOCP-65515 Limited Edition Paper Sleeve CD

Chart
 UKNo.1USNo.21
Producer
 George Martin
Engineers
 Geoff Emerick, Jon Jacobs, Jon Kelly, Stuart Breed
Musicians:
 Paul McCartney (Vocals, Acoustic guitar, Electric guitar, Bass, Drums, Piano, Synthesisers, Percussion, etc),
 Linda McCartney (Vocals, Piano), Herbie Flowers (Bass), Stewart Elliot (Drums), Ann Dudley (Synthesiser), 
 David Gilmour (Electric guitar), Ringo Starr (Drums), Eric Stewart (Vocals, Electric guitar), George Martin(Piano),
 Philip Jones Brass Ensemble,  John Paul Jones (Bass), Dave Edmunds (Electric guitar), 
 Chris Spedding (Electric guitar), Steve Lukather (Electric guitar), Jeff Porcaro (Drums), Louis Johnson (Bass),
 Jody Linscott (Percussion), Dick Morrisey (Sax), Dave Mattacks (Drums, Percussion), Trevor Barston (Keyboards)

同名映画のサウンド・トラック盤で、ジョージ・マーティンのプロデュース3部作の最後を飾る作品。
このアルバムの最大の話題は、ビートルズ・ナンバーの再演で、その数、実に6曲。6曲の内4曲が『リボルバー』収録というのもポールの好みが分かったような気がして興味深い。「あの映画は僕が題材だから、僕の全作品を利用する事に決めたんだ。ライブのステージといっしょだよ。新曲ばっかりやってもお客さんは納得しないものなんだ。僕だってミック・ジャガーが登場して『サティスファクション』をやらないで下がっちゃったら金を返せって言いたくなる。だから妥協は必要なんだと思うよ」とポールが言っているように、曲は、ポールの(当時の)全キャリアの中から映画のストーリーに合わせて選曲されている。
レコーディングは映画の撮影と同時進行で行われた。これは従来の音楽映画の常識となっていた口パクを使わず、ハイライト・シーンの殆どをライブ録音で行ったためで、アルバム全体に開放感が感じられる。また、ライブ・レコーディングを中心にするためゲスト陣は豪華なものになった。「映画を作るからには最高の人間を集める事が僕の理想だった。日頃、僕が聴きたいと思っているミュージシャン。いつもいっしょに仕事をしたいと思っている連中を集めてみたいと思ったんだ」
さて、肝心の映画であるが、荒唐無稽な内容が災いして見事に大失敗してしまった。ビデオ作品としてなら大ヒットしてただろうし、演奏シーンは流石にかっこいいんだけど・・・ しかし、アルバムの方は映画ほど酷くはなく、イギリスではかろうじてNo.1に輝いている。アメリカでは最高21位という結果。これ以降、アメリカのチャートでポールは苦戦する事になる。
このアルバム。ポールにとっては全キャリアから選曲した曲を豪華メンバーで演奏した自信作だったはずである。それが映画の影響があるとはいえ見事にコケてしまった。再びポールの暗黒時代が始まろうとしていた。

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