LONDON TOWN McCARTNEYU

BACK TO THE EGG / WINGS
バック・トゥ・ジ・エッグ / ウイングス
BACK TO THE EGG
1. Reception 10. After The BallMillion Miles
2. Getting Closer 11. Winter RoseLove Awake
3. We're Open Tonight 12. The Broadcast
4. Spin It On 13. So Glad To See You Here
5. Again And Again And Again  14. Baby's Request
6. Old Siam, Sir 15. Daytime Nightime Suffering
7. Arrow Through Me 16. Wonderful Christmastime
8. Rockestra Theme 17. Rudolph The Red-Nosed Reggae
9. To You    
Bonus Tracks 15-17. 16 & 17 Paul McCartney
英国発売:1979年6月8日 EMI(MPL)PCTC 275
日本発売:1979年6月10日  ◎東芝EMI:TOCP-7860
日本発売:2000126 東芝EMI:TOCP-65511 Limited Edition Paper Sleeve CD

Chart
 UKNo.6USNo.8
Producers
 Paul McCartney, Chris Thomas
Engineesr
 Phil McDonald, Mark Vigars
WINGS:
 Paul McCartney (Vocals, Bass, Guitars, Keyboards), Linda McCartney (Vocals, Keyboards),
  Denny Laine (Vocal, Guitar), Laurence Juber (Guitars, Vocals), Steve Holly (Drums, Percussion, Vocals)
ROCKESTRA:
 Guitars: Denny Laine, Laurence Juber, Dave Gilmour, Hank Marvin, Pete Townshend
 Drums: Steve Hoiiy, John Bonham, Kenney Jones
 Basses: Paul McCartney, John Paul Jones, RonnieLane, Bruce Thomas
 Pianos: Paul McCartney, Gary Brooker, John Paul Jones
 Keyboards: Linda McCartney, Tony Ashton
 Percussion: Speedy Acquaye, Tony Carr, Ray Cooper, Morris Pert
 Horns: Howie Casey, Tony Dorsey, Steve Howerd, Thaddeus Richard

前作 LONDON TOWN のレコーディング中に、ジョー・イングリッシュとジミー・マッカロクが脱退しウイングスはふたたび3人となった。ポールは LONDON TOWN の発売と前後して新メンバーの補充に動き、デニーの紹介でドラマーのスティーブ・ホリーが2月に、ギタリストのローレンス・ジューバーが5月にウイングスに正式加入した。
新生ウイングスはアルバム制作を1978年6月より開始。アルバムのコンセプトは「卵」で、これはウイングスの原点に戻るというポールの意思表示の現われだった。
アルバム制作は、ソロとなって初めての外部プロデューサーとなるクリス・トーマスを迎えて行われた。クリス・トーマスは、ビートルズのホワイト・アルバムのエンジニアを行って以来のポールの知り合いでもあり、バッドフィンガー、ピンク・フロイド、ロキシー・ミュージックなどのプロデュースでも知られている。
レコーディングは6月28日〜7月27日までスコットランドのポールの農場内にあるスピリット・オブ・ラナカン・スタジオ、9月11日〜29日までがケント州の古城リム・キャッスルで、そして10月3日のアビー・ロード・スタジオでロケストラのスーパー・セッションを経て、MPLのオフィスの地下に作られたレプリカ・スタジオ(アビー・ロード第二スタジオそっくりにポールが作らせた。)とアビー・ロード・スタジオで10月〜1979年4月にかけてレコーディングを続け、10ヶ月におよぶレコーディングは完了している。
アルバム・ジャケットのデザインは、ヒプノシスが担当。アナログ・レコードでは、A面が「サニー・サイド・アップ」、B面が「オーバー・イージー」と名づけられレコード・レーべルには目玉焼きの写真が使われている。
このアルバムの一番の話題は、なんといってもロケストラだろう。ポールの提案により実現したこのスーパー・セッションは、ロック版のオーケストラをやりたいと考えていたポールの夢から発展したプロジェクトで、まさにブリティッシュ・ロック名鑑みたいなライン・アップとなっている。ちなみに、ロケストラはこの後、ワルトハイム国連事務総長の提案で行われた「カンボジア難民救済コンサート」にも出演している。(ラインアップはかなり変わっているが)
サウンド面では、スーパー・セッションのロケストラは別として、珍しく前傾姿勢のロックン・ロール・チューンや、実験的な試みも多く、ポールの並々ならぬ意欲が感じられるアルバムとなったが、レコードの売り上げでは、72年の WILD LIFE 以来、英米ともにベスト3に入らないという結果に終わってしまう。
ウイングスは、このアルバム発表後UKツアーを開始。その後、1980年1月には日本公演が予定されていたのだが・・・結局ウイングスのラスト・アルバムとなったアルバムである。