男語と女語

ヘブライ語の名詞にはすべて男性と女性の区別があり、その分類方法において、大きく二つにに分別できる。

1意味上で区別できるもの
 
名詞の種類によってさらに詳しく分けることが出来る。

  a.自然の性別によるもの
  b.自然の性別によらないもの
    人や動物の身体の器官(特に対になっているもの)や、国家や都市の名前はすべて女性名詞になる。

 2意味上で区別できないもの
以下の場合にはすべて女性名詞になる。

a.語尾に「ヘー」が来て、その前の母音に「カマツ」┰(aの音)が来るもの
  この場合の語尾の発音は[a:]「アー」となる
b.語尾に「タヴ」が来て、その前の母音に「セゴール(e)」、「ホラム・マレー(o.u)」、「ヒリック(I)」が来るもの 
  この場合の語尾の発音は[et]、[u:t]、などとなる
 
以上の2項目である。これに反する例外はほとんどないらしい。語尾による違いで男女を区別するという点では似た現象がイタリア語の中においても見られる。