「人間はみな草、
その栄えはみな野の花のようだ。
草は枯れ、花はしぼむ。
ヤハウェ(神)の風がその上に吹いたからだ。
実に、民は草だ。
草は枯れ、花はしぼむ。
しかし我等の神の御言は、
永久に保つであろう。」
上の日本語文は私が勝手に書いたものですので、市販の聖書翻訳とは 異なります。
(著作権がからむため、引用は避けました。)「栄え」 は実はギリシャ語訳聖書から広まった読み方で、 元のヘブライ語は 「(神の)恵み」・「慈しみ」・「慈愛」・「誠実」・「恵まれた状態」 などの意味があるようです。
人間は、砂漠の風が吹けば枯れてしまう弱い草のようだ、 いくら栄華を誇っても、いずれは花と同様消え去る運命なのだ、という言葉です。
(聖書が本当に強調したいのは、「神の言葉は永久に保つ」 の方なのでしょうが、 私は神を信じていませんので......)
ただ、私は、草は強い存在でもある、と信じています。
ヘブライ語の原文(左の画像)とその教科書的な読み方(右)です。
母音記号やアクセント記号は面倒なので省きました。
ユダヤ人は決してここに書いたカタカナのようには発音しないと思います。