《映画100年》 ロシア・ソビエト映画祭
Russian/Soviet Film Retrospective
 
ロシア・ソビエト映画祭 デザイン:梅津由子  目 次 本文提供:《映画100年 ロシア・ソビエト映画祭》実行委員会

開催にあたって

 1895年12月28日、パリでリュミエール兄弟の映画が初公開されてから今年は100年。そして翌1896年5月4日にサンクト・ペテルブルグでロシア初の映画公開が行われてから、近く100年を迎えます。

 この間、帝政ロシアは1917年の革命でソビエト社会主義共和国連邦(ソ連邦)となり、1991年12月のソ連邦解体でロシア連邦と14の旧連邦加盟の共和国に分かれました。しかし、ロシア・ソビエト映画は映画100年のなかで何人も無視出来ない輝かしい世界映画共有の遺産を残しています。にもかかわらず、そのかけがえのない遺産のごく一部しか、わが国に紹介されていません。今回〈映画100年〉を記念して日本未公開のロシア・ソビエト映画の秀作、問題作15作品を厳選して「ロシア・ソビエト映画祭」を開催するにいたったのも、まだ未知と言っていいロシア・ソビエト映画の全体像に可能な限りアプローチしたいという趣旨からです。

 まず、帝政ロシア時代、初めて製作されたロシアの国産劇映画『ステンカ・ラージン』、初の歴史スペクタクル『セヴァストポリの防衛』があり、初期ロシア・アニメの名作『カメラマンの復讐』と、大スター、ヴェラ・ホロードナヤ主演の大ヒット作『人生のための人生』が並び、ロシア映画の草創期を紹介します。

 革命後の現実を生きる人間をリアルに描いた問題作『ベッドとソファ』、ハリウッド大スター主演という幻の逸品『メアリー・ピックフォードの接吻』など、スターリン体制前夜のネップ(新経済政策)時代の優れた映像が登場しますし、エイゼンシュテインたちの訪欧の所産であるトーキー実験映画『センチメンタル・ロマンス』やニコライ・エックによるソビエト初のカラー映画『うぐいす』など、音と色彩への挑戦を紹介し、『アコーディオン』『サーカス』『ヴォルガ・ヴォルガ』の3大ミュージカル・コメディはスターリン時代の知られざるエンタテインメントの世界を楽しませてくれます。

 そして、スターリン体制確立の時代にソビエト市民がいかに未来への希望を模索していたか? を伝えるアブラーム・ローム監督の上映禁止作『未来への迷宮 (きびしい青年)』などなど。

 「まだこんな面白い映画が!」と驚くこと請け合いの、大いに楽しめ、また考えさせられるロシア・ソビエト映画の祭典です。

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主催・協力団体一覧

主催:《映画100年 ロシア・ソビエト映画祭》実行委員会(代表 山田和夫)
共催:国際交流基金
助成:財団法人セゾン文化財団
後援:ゴスフィルモフォンド(ロシア国立映画保存所)/モスクワ映画博物館/ロスコムキノ(ロシア連邦映画委員会)/在日ロシア連邦大使館/日本ユーラシア協会/ロシア政府観光局
協力:NEC/株式会社キネマ旬報社/東映化学工業株式会社/東京テアトル株式会社/株式会社シネセゾン/株式会社西友
企画:エイゼンシュテイン・シネクラブ(日本)
協賛:株式会社西友(マールイ・キノ・プログラム)
運営協力:アエロフロート・ロシア国際航空/株式会社国際シネマ・ライブラリー

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