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about ディオン(ディオンのこと)

諸 元

  • 類別 : ディオン VIE-X C-Package
  • エンジン : GDI 2000 DOHC 16バルブ
  • ミッション : INVECS-III CVT
朝焼けとディオン
  • 全長 : 4460mm
  • 全幅 : 1695mm
  • 全高 : 1655mm
  • 車両重量 : 1440kg
  • 乗車定員 : 7名

ご主人様になった感想

 おニューの車を買ってはや2カ月。走行距離も5,000kmを超えたことだし、ここらでちょっとレビューのまねごとなど。
 まずは外観。みごとに箱型のステーションワゴン(と車検証に記載されてる)。見た感じは相当大きいのだけど、これで5ナンバー。エアトレックやランサーワゴンより小さい(らしい)。
 運転席に座ったときの視点が高く、頭上の空間も広々としているところがいい。以前に乗っていたRVRとあまり変わらない。変わらないからこの車を選んだんだけど。だけど、車長が180mm伸びて運転席もちょっと前にあるのか、車の後ろがやたら遠く感じる。後退のとき、ちょっと怖い。ついでにボンネットも高いので、車のすぐ前にジョリィかパトラッシュがいても見えなくて轢いちゃうな、きっと。
 エンジンはGDI 2000 DOHCで、ミッションはCVTという無段階変速装置。加速がスムーズだ。普通、ATはアクセルを踏み込むとキックダウンするため加速前に軽いショックがあるけど、CVTは踏み込んだ分だけ素直に加速する。ネコバスっぽい見た目と違ってスポーティだ(ネコバスの走り方もかなりスポーティだ)。だからといって、おもしろがって急加速ばかりしていると燃費がものすごく悪くなてしまう。GDIとはそういうエンジンだ。
 レビューなんかに「燃費が悪すぎるぞ」と書く人を見かけることがあるけど、たいていの場合、その人の運転が荒すぎるのだ。若しくは自転車で行けるところを車で行っている、電車・バスで行くべきところを車で行っている、とか。一般に燃費は運転の仕方で大きく変わるから、燃費については他人のレビューより自分の性格をよく把握したほうがいい。
 シートは、前から2-3-2の3列。最後尾のサードシートは荷室に折り畳んで収納できる。しばらく乗ってみてわかったことは「サードシートは使わない」。家族持ちじゃないんで、6人乗車とか7人乗車とかしないから。じゃあ、なんでこんなでかい車を買ったかというと、1年の10分の1は車に住んでるから。僕にとって車は移動手段兼居間だ。でもやっぱりでかかった(てへ☆)。後ろの空間は純正の荷室カーペットを買い足して荷物専用になった。
 インパネにはメーカーオプションのMMCS(カーナビ、エアコン、オーディオを集中制御するシステム)を付けた。表示のデザイン的にはカラフルできれいになったけど、機能的にはRVRで使っていたのとそんなに変わらない。地図はDVDになってより精緻になった。住所検索では所番地をいれるとピンポイントで指定できる。これはすごい。ナビはルート再検索の設定を解除できないので、道の駅の駐車場に入るとかしてちょっと脇に逸れただけですぐ再検索を始める。うっとうしい。これはRVRより悪くなったかも。
 オプションで、ユーティリティフック(アッパー)+ヘッドスペースネットをつけた。スペースを有効活用するための車用の網棚だ。リアシートの上あたりに付く。これでリアに座ると頭がネットに触れてじゃまくさい。失敗だった。ここにはシュラフなど軽目のものを入てみた。すると下に膨らんで、後方が見にくくなる。失敗だった。
 ほかにオプションでフォグランプとオートライトコントローラーを付けた。僕の場合、このふたつの使用頻度は高い。オートライトコントローラーはなくてもいいかと思ったけど、トンネルのたびにライトをオンオフするのが煩わしくなって後から取り付けた。いったん便利な生活に慣れると後戻りできないものらしい。これには交差点で消灯するためのマナースイッチが付いている。走りだすと自動的に点灯する。使ってみると意外と便利だった。
 最後に、なぜこの時期にあえて三菱車を買ったのか。三菱車はユーザーに媚びないデザインが好きで、免許を取ってからずっと今までの人生の半分を乗り続けてきたなのに、会社がいちばん困っているときに逃げ出すのはなんだか酷い気がして。「いいカモ」ともいえるけど。「過ちを改めざるを以て過ちと為す」って論語にある。一度過った会社がそれをどう改めるか見届けたい、そんな気持ち。