言語と文字
ウビーズ語、UBC(Ubese)

レイアが変装した賞金稼ぎブーシの話す言語。「ジェダイの復讐」公開当時は、大気の希薄な惑星に住む者が使用する音声発生装置による言語とされていました。後にレイアは、ハン・ソロには基準語で話します。実際のところ、このウビーズという語が、ブーシの話す言語自体を指すのか、その装置を使った発声機構を指すのかは不明でしたが、SWEでは言語名ということになっています。だとすると、その発声装置は特にウビーズ語を話すためのものというわけでもなく、声帯の振動を伝える一種の人工声帯のようなものでしょうか。上の大気の希薄云々を尊重するなら、この発声装置によって必要最小限の呼気で話しが出来るというわけです。また、ブーシの言葉は非常に単純で変化に乏しいですが、これも呼気を節約するのに有効でしょう。そのためウビーズ語は単語を省略して文脈に頼る度合が非常に強く、かなり強烈な文脈依存言語(context-sensitive language)であると思われます。
かつてはUBCと言われていましたが、SWEJではウビーズまたはユビーズ(Ubese)となっており、英語の資料でもUBCという表記はないみたいです。UBCって一体何だったんでしょう?
■ウビーズの例
資料がないので、自分の耳で聴いたものをカタカナで書きます。
- イャテイル、イャテイル、イョトール。
I have come for the bounty on this Wookiee.
(このウーキーの賞金をもらいに来た。)
- イョトール、イョトール。
I want fifty thousand. No less.
(5万欲しい。それ以下はだめだ。)
- エイ、イョトール。
Because I'm holding a thermal detonator.
(熱爆弾を持っているからだ。)
- イャトー、チャ。
おそらくI agree.(承知した。)
- ジーバス。ドゥーブ・チャ。
意味不明。
■引用集
- UBC Ubese ブーシに扮したレイアの話す、電子変換された言葉。この言葉を使う種族は、大気に希薄な惑星で生活していたため、日常会話でも人工発声機構を使うようになった。ジャバもこの言葉を使うことができる。 [SLJ58, p.67]
- UBC Ubese ブーシの話す電子的に変換された言葉。 [RST, p.90]
- 流暢なユブ語を話す、マントを着た小柄なバウンティ・ハンター。 [ZSW, p.99]
[これはブーシの説明文の一部ですが、同じ資料内でUBCを項目として立てていながら、ここでは「ユブ語」となっていて、用語が統一されていません。]
- UBC Ubese ブーシの話す奇妙なロボット語。 [ZSW, p.101]
- UBESE the metallic-sounding language spoken by Boushh, the bounty hunter. [GSW, p.197]
- Ubese The bounty hunter Boushh spoke Ubese, a language typified by its metallic sounds. [GSW2, p.456]
- ユビーズ Ubese エイリアン種族、またはその言語。金属的な発音が特徴的。[SWU, p.368]
- It [Ubese] is also the name of the language spoken by the Ubese species, recognizable by its metallic sounds. [SWE, p.320]
- ウビーズの言語もウビーズと呼ばれ、金属的な響きが特徴である。 [SWEJ, p.74]
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Ver.1 1999.12.12
Ver.2 2000.3.5- ブーシの写真を追加。
- 引用集にSWUからの引用を追加。
フォースのともにあらんことを
ベン・アンティリーズ