ターボマッチングデーター

これまでの実験を元にターボとエンジンのマッチングを排気量別に一覧表にしてみました。
評価や感想はあくまでも個人的なものです、エンジン仕様や補記類、制御系、走行ステージによって
評価は異なりますのであくまでも参考程度にお考え下さい(コスト等も考慮してます)

※特性  ビンビン:低中速域  モリモリ:中高速域  ドッカン:高速域

エンジン ターボ 特性 感想 評価
660cc
JB-DET
RHF3・VQ27 ビンビン L502アヴァRのタービン、低速も犠牲にならず扱いやすい、そこそこパワーも
出せるので、コペン等のツインポートから変更しても体感できる。
RHF3・VQ30 モリモリ L512-X4のタービン、ハイパワーを狙うならコレでしょう、ボールベアリング軸採用で
レスポンスも良好120psオーバーも可能。
F3改
(VQ30ベース)
サンアイ製
モリモリ VQ30ベースでメタルフロー軸を採用しカットバックも入れている、
性能はベースタービンと同等程度に確保してるがボール特有の鋭いレスポンスが

損なわれてるのが残念、加工費が非常に高いのでコスト面は△だ。
RHF3H ドッカン 他メーカー流用タービン、F3ではかなり容量が大きくパワーは出せるが低速域が
犠牲になる、ポン付けできないのでかなり大掛かりな加工でコスト面は△
ただし、ベースリビルトが安価で入手できるので○
RHF4・VQ40 ドッカン ストーリアX4のタービン、上しか使えずパワーバンドは狭いのでスラロームは△
しかしブーストがかかってからの激しい加速は圧巻、典型的ドッカンターボ。
713cc
JC-DET
RHF3・VQ30 ビンビン 中速域からフルブーストがかかり上でもタレないのでスラローム競技で扱いやすい
個人的にはベストマッチング。
RHF3H モリモリ 低速トルクもそこそこ確保できて高出力も可能、取り付け加工コストは△で
油冷式なのでこまめなOILメンテが必要だが安いので壊れたら修理より交換が○
RHF4・VQ40 ドッカン ストーリアX4純正の組み合わせ、低速トルクが細く街乗りは△高回転域は
気持ちよい加速が体感できる、マフラー等給排気と制御系チューニングで
低中速は補え、随分乗りやすくなりパワーも出すことができる。
RHF4・VQ41 ドッカン YRVタービン、中速トルクは若干細くなるが上で高出力を狙うならお勧め。
F4改ハイフロー
サンアイ製
VQ40ベースでメタル軸採用、排気羽にカットバック入り、
ブーストが1.3k以上上がらない上に中間がスッカスカで使い物にならない。
×
760cc
JC-DET
ベース
RHF3・VQ30 ビンビン 低中速トルク重視、高速域で伸びないのが不満ですがスラローム競技などの
ストップ&ゴーが多い場面では大トルクがコーナー立ち上がり加速に威力を発揮。
RHF4・VQ40 ビンビン JCの低速不足を補って非常に扱いやすい、上もそこそこ回って申し分ないが
せっかくエンジン内部まで弄ったのだからハイパワーを目指したいところ・・
RHF4・VQ41 モリモリ 個人的にはベストマッチング、低速もそこそこ確保、中高速の伸びが気持ちよい。
ダートラ競技の高速ステージ等でも使えそうだ、822ccでも試したかった・・
F4スポーツTB
杉尾ガレージ製
ビンビン VQ40ベースの加工版、タービン軸が軽く回り上まで垂れない、5千くらいでで
ピークに達し高回転までフラットなのでスラロームは抜群、713ccで試したかった
F4改ハイフロー
サンアイ製
モリモリ 713ccではNGだが排気量アップの恩恵を受けブースト1.5kまで可能に
フィーリングはそこそこ悪くないが、大枚はたいてまで使う必要は感じられない。
RHF5
スペック非公開
ドッカン ストーリアX4のフィーリングを一回り大きくした感じ、ハイパワーが狙える、
スラローム競技等では若干扱いずらい印象だが、サーキット等は良さそうだ
822cc
JC-DET
ベース
RHF5
スペック非公開
モリモリ 中高速寄りの特性だがスラローム等でも使える、クロスミッションでパワーバンドを
キープできるので上手く使えばかなりのパフォーマンスを発揮できるでしょう。
K型エンジンに比べエンジン重量も軽く重心も低いというメリットもある。
936cc
KJ-VET
RHF4・VQ41 ビンビン ブーンX4純正の組み合わせ、扱いやすく特性は申し分ない、ブーストアップでも
かなり満足できるレベルだと思う。
F4スポーツTB
杉尾ガレージ製
ビンビン VQ41ベースのスポーツタービン加工&カットバック、ポン付けで効果は体感できる
レスポンス良好、素早い立ち上がりでフルブースト時はターボの存在感を感じさせる

ノーマルブーストでの試走でしたが、今後ブーストアップに期待大。
RHF5
スペック非公開
モリモリ 個人的にベストマッチング、ブースト1.6kで爆発的な加速を体感できた、
回転上昇が早すぎて1〜2速はサブコン制御では追いつかない感じ、
ファイナルギア比など課題は残ったが是非煮詰めてみたい組み合わせだ。
トヨタCT12B
ドッカン 高回転域でドカーンと加速するので非常に面白いが実戦では微妙、急激な
トルク変動と狭いパワーバンドで扱いづらい、ダート路面での印象は低速で
アクセル踏んでも反応無し、ブーストかかると4輪空転、サーキットで試したい。
1297cc
K3-VET
RHF4・VQ41 ビンビン YRV純正の組み合わせ、低中速重視ビッグトルクで街乗りは非常に快適、
舗装スラロームでも威力を発揮した、ただ上は伸びないので面白みは△
トヨタCT12B モリモリ 個人的には最強の組み合わせ、ビッグトルク、ビッグパワーで駆動系は数秒で
瞬殺する破壊力を持っている、300psオーバーは狙えるでしょう。
ドッグミッションとフルコン制御で煮詰めてみたい仕様だ。