JC−DET改760cc ストーリアX4R!

今回は宮城の713R氏からの依頼でJC−DETエンジンをボアアップ
760ccエンジンを制作しました、当初、マフラーから白煙がモクモク出てると
聞いたのでタービンブローかと思いきや開けてビックリ「キャ〜!」その先は・・・
OSピストン組むならいっそのことボアアップしてしまえ〜
ということで決行しました。

M112S改(公認) ストーリアX4R

制作:G−MOUNT

まずは分解

「キャ〜!」4番ピストン棚落ちしてました、
なんかこちらに向って怪しく微笑んでいるような・・・恐っ!


流用ピストンφ63

63mmピストンで50ccの排気量アップが可能になります。
たかが50ccとあなどるなかれ、新設計タイプで軽量化が計られ
ピストン単体で約26gも軽くなっているのです。

マッチング

圧縮比を合わせるためピストントップの容量をお注射チックンで量ります
その他各部適合できるか測定。

コンロッド

「いや〜ん、そんな大きいの入らないわ〜」
ということで3秒悩んでコンロッド小端部すっきりカット


応力を分散させるためにピッカピカの鏡面加工
手磨きのため1日1本がやっと・・・


ピストン組込み

修行から戻って一回り大きくなったシリンダーにピストンを
組み込みます、公認取得のためボア、ストローク測定


合体 通称JF−DET

ポート研磨、カム磨き、バルブクリアランス調整されたヘッドと合体!

RHF4タービン加工

杉尾ガレージスポーツタービン&カットバック加工
低速からブーストの立ち上がりが素早く、高回転域では爆発的に加速する!
だそうです。


大容量インタークーラー&
G−MOUNT製ワンオフアルミパイピング


インタークーラーはランタボ用を流用、パイピングワンオフ制作
純正のI/Cウオッシャも移植。


改造公認車検

公認取得に必要なすべての書類を準備していざ某検査場へゴ〜!
アイドル時の燃料セッティングを施し排ガスもクリア、晴れて公認車両となりました。

パワーチェック

慣らし運転も完了した所でパワーチェックしてみました。
4速全開、7800rpmで175psをマーク。
馬力もさることながら、注目すべきはパワー性能曲線でしょう
5000rpmで一気にピークパワー付近まで到達し9000rpm付近まで
フラットなパワーカーブを描いています、広域なパワーバンド特性で
どこからアクセル踏んでもトルクフル、スラローム競技にはうってつけ
の仕様と言えるでしょう。

データ
JC-DET改760cc
RHF4改スポーツタービン&カットバック加工
インジェクター295cc
EVO3用ポンプ
オクヤマサクション
ALEXマフラー
A175インタークーラー
スロットル口径アップ
ブースト2.0k
A/F 10.5〜10.8 eマネージアルティメイトでセッティング