屋久島 縄文杉登山その1(トロッコ道)
5/10、屋久島二日目は縄文杉登山。
予め、ツアーを申し込んでおいたので、朝4:45 ネイチャ−ガイドの野々山さんにホテルまで迎えに来てもらう。同じホテルに滞在のご夫婦と共に車に乗り、途中で、もう一人の青年をピックアップして荒川登山口に向かう。およそ一時間で荒川口到着。先客が数台。マイクロバスも2台ほど停まっている。今日の入山は、200人くらいだろうと、野々山さん。ここで、ホテルで用意してもらった朝食を済ませる。
荒川口には、水洗のトイレがあり、縄文杉までには、もう一ヶ所しかない。6人で、準備運動のストレッチをして自己紹介をしたら、さあ、出発(6:10)。はじめに吊り橋を渡る。目にしみる新緑の中、安房川沿いのトロッコ道を6人で歩く。緩やかな登りであるはずだが、全く勾配を感じない。平地を歩いている感覚。往復22キロの道のりの2/3のトロッコ道で300m。残りの大株歩道、で400m、合計700mの登りだ。登山口の標高が、約600m。縄文杉の標高が、約1300m。歩きながら、野々山さんから所々で説明を受ける。個人で歩いている人や、他のツアーの人々と、前になり後ろになりして歩いていく。
屋久杉というのは、樹齢1000年を越えたものだけを指す。これらの杉には、様々な植物が着生している。雨が多く、苔が絨毯のように杉の樹皮や、枝股に生え、この絨毯の上に様々な植物の種子が芽を出す。ナナカマドやツツジ、セッコクランなどが杉から生えている。歩いていると突然、屋久鹿が線路を横切る。苔むした森の中からこちらをじっと見ている。まるで「もののけ姫」の世界。宮崎駿監督も、再三この島を訪れてスケッチをしたということだ。
途中、何度も吊り橋を渡る。ハイノキやサクラツツジ、サツキなどが目を楽しませてくれる。サクラツツジはもう終わりに近い。最盛期にはサクラのように淡いピンクで登山道を彩っただろう。一時間ほど歩くと小杉谷に着く。小学校の跡があり、30年位前までは、人々が住んでいたという。小杉谷で休憩していると、トロッコの音がした。吊り橋の向こうを、トロッコが行く。今もトロッコは現役だ。奥に進むにつれ、杉の切り株や、倒れた土埋木などがいくつも現れる。江戸時代には、屋根を葺くのに、歪みの少ない屋久杉が重宝されたそうだ。多くの屋久杉が櫓を組んで切り倒された。今となれば、贅沢な話だ。所々に、水場があり、きれいな水が流れている。ここでは、500mlのペットボトル一つ持っていれば用が足りる。しばらく歩くと、まず、三代杉が現れる。歩き始めて3時間くらいで左手の視界が開けた。ここまで来てやっと奥岳の峰々がその姿を現す。九州の最高峰、宮之浦岳をはじめ、翁岳、栗生岳などだ。島の周囲からは前岳の峰々に囲まれているため、奥岳は望めない。普段、天候のせいで、望めない事が多いということだが、この日はラッキーだった。
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奥、左手の面白い形の山が翁岳(1860m)、右が栗生岳(1867m)・・・この日ははっきりと望むことができました
奥の方、右側に顔を少しのぞかせているのが宮之浦岳(1935m)、左は栗生岳
サクラツツジ・・・盛りを過ぎていますが、淡いピンクが清々しい。
大きな岩のゴロゴロする安房川
トロッコ道が続く
杉の枝に着生したセッコクラン・・手の届くところにあるものは、ほとんどが採られてしまったということです
トロッコ道脇には、苔むした深い森がありました
倒木には、苔が生え、その上に新しい命が芽生えます
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