三の沢岳(2846m)
三の沢岳は、中央アルプスの主脈から木曽方面へ突き出したピークで、木曽駒ヶ岳や宝剣岳に比べ、静かな山行が楽しめるという。
8/20、天気予報があまりよくなかったので、前日まで迷ったが、直前になってやや好転したので、決行することになった。
ただ、日帰りをするには、菅ノ台を、なるべく早いバス(6時頃)でシラビ平に行き、ロープウェイで千畳敷まで登る必要がある。今回は、同行の友人、Iさんの厚意で3時過ぎに、自宅まで迎えに来てもらった。感謝、感謝。Iさんは、3人を順にピックアップしてくれて、4時に名古屋インターに入ることができた。睡眠不足で高山に行くのは、過去に苦い経験がある。それでも、皆の顔を見たら、目が覚めて、元気が出てきた。
今回は、大阪の低徘メンバーの方々と菅ノ台で待ち合わせている。彼らは、前夜出発の車中泊、それも、辛そうだ。
大阪組からのTELに急かされて、車中で、朝食を済ませ、休憩なしで、駒ヶ根まで走る。菅の台バスセンターに着いた時には、すでにバスを待つ列ができていた。慌てて支度をしたが、予定より早い臨時便が出て、大阪組とは離れ離れ。皆でがっかりしていたが、すぐに、次のバスに乗ることができて、千畳敷駅では、ほとんど待たせることなく合流できた。
下から見上げた稜線は、ガスの中。雲の上に出られるか・・・という淡い期待も空しく、千畳敷から、宝剣岳も見ることはできなかった。
ムカゴトラノオとチングルマの群生・・・極楽平への道は、盛りを過ぎたとはいうものの、お花畑が目を楽しませてくれる
7時頃、登山開始。千畳敷から極楽平への、階段状の道を登る。両脇には、綿毛になったチングルマ、ウサギギク、ミヤマホツツジ、ウメバチソウ、ヨツバシオガマ、ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマダイコンソウ、イワツメグサが多い。
30分ほどで、稜線に出る。極楽平だ。標識に従って、三の沢岳方面へ進む。ここには、コマウスユキソウやトウヤクリンドウが露に濡れながら咲いている。コマウスユキソウはすでに時期が過ぎていて、痛んだものが多い。しばらく行くと、三の沢への分岐。ここから、ひたすら下る。帰りの行程が不安になるほどだ。
ここは、ハイマツ帯。所々、ナナカマドが赤い実をつけている。コケモモの実も可愛い。ツガザクラはまだ花をつけている。
晴れていたら、展望のよさそうな稜線だが、ガスはいっこうに晴れてこない。
途中、チングルマ、イワツメクサ、ヨツバシオガマなどのお花畑があり、展望が利かない代わりに、お花にカメラを向ける。
ようやく山頂に近づくと、いつの間にか、後にいたはずのメンバーが山頂で待っていた。どうやら、正規ルートではなかったらしい。どうりで、岩場が多く、歩きにくかった。
10時頃に山頂に着き、しばし休憩。ケルンのある所まで下って、お弁当にする。
三の沢岳へは、まだ下るの?と不安になるほど下る
一瞬、ガスがさぁーっと切れて鮮やかな緑が!
ケルンのところでお弁当にする
山頂にて
今年の8/5に建てられたばかりの新しい山頂の標識があった
ガスの晴れ間に空木岳への稜線が現れる
帰路は、所々、ガスが晴れて緑の山肌や稜線が姿を現す。しかし、すっきりと晴れることはなかった。
行きに、あれほど下った代わりに、帰りは、当然のことながら、登りになる。
途中でついにポツリ、ポツリと雨粒が落ちてきた。全員雨具を着ける。私も諦めてカメラをしまいこむ。
雨の登りは、辛い。
途中で友人のひとりがバテてしまったが、Mさんの助けで元気回復。
ガスが晴れる度に立ち止まってしまう
もう少し晴れてくれないかなぁ・・・
千畳敷に近づくにつれて雨も上がってきた
帰りのロープウェイは、この時期、2時間待ちを覚悟していたが、この日は、1時半頃到着したが、整理券を配布していたものの、ほとんど待たずに乗り込むことができた。
雨が、ポツリ、ポツリ・・・急いで雨具を着ける
出会った花々
ヨツバシオガマ、ミヤマホツツジ、ウメバチソウ、ウサギギク、綿毛になったチングルマ、ムカゴトラノオ、
ミヤマダイコンソウ、ミヤマリンドウ、キリンソウ、イワツメクサ、トウヤクリンドウ、コマウスユキソウ、
ツガザクラ、コケモモの実、ツマトリソウなど
ウサギギク(キク科)
ウメバチソウ(ユキノシタ科)
ミヤマリンドウ(リンドウ科)
コメススキ(イネ科)の雫
クロトウヒレン(キク科)
チングルマ(バラ科)
ミヤマホツツジ(ツツジ科)
ヨツバシオガマの花(左)と実(右)(ゴマノハグサ科)
コケモモ(ツツジ科)
ウサギギク
コマウスユキソウ(キク科)
トウヤクリンドウ(リンドウ科)
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お花を撮影中・・・Nさんに提供していただきました