南八ヶ岳
硫黄岳(2760m)〜横岳(2829m) 

6/5、他の高山植物に先がけて咲くツクモグサを見たいと低徘のオフ会が企画された。こんなチャンスは、めったにないと、参加させていただくことにした。この時期、お天気が心配されたが、まずまずの予報。
朝3時起きでホテルを4時ごろに出発。桜平の駐車場の混雑を考えて、途中の駐車場に車を置き、一台に乗り合わせ、唐沢鉱泉入り口を、桜平へ。桜平には、すでに何台もの車がとまっていたが、一番奥のいい場所が空いていた。身支度を整えて、明るくなり始めた林道を歩きはじめる。すでに、標高1800mほどあるので、まだ、山桜が咲いている。まだ、身体が目覚めていないので、ゆっくりゆっくり歩く。夏沢鉱泉まで、およそ30分。この頃には、すっかり明るくなっていた。ここで休憩。まだ誰もいない小屋の中にある綺麗なトイレを100円で使わせてもらう。そしてまた、30分ほど歩くと、オーレン小屋に着く。ここでは、大勢の宿泊者だろうか、出発の準備をしている。近くの名水をMartyさんが、汲んできて下さって、おいしくいただいた。
オーレン小屋から先は、シラビソの樹林帯を行く。木々の間から、いく筋もの朝の光が苔生す森に差し込んで幻想的だ。自然の織り成す風景の素晴らしさを感じながら、夏沢峠を目指す。
夏沢峠に着くと、急に視界が広がる。行く先に、硫黄岳の姿が見える。登っている人々も、豆粒のように見えている。
「ここからが、苦しい登り」とアーリーバードさん。休憩の後、気合を入れて出発。
夏沢鉱泉
夏沢峠とヒュッテ夏沢
硫黄岳の苦しい急登。どんどん高度を上げる。
青い屋根のオーレン小屋が見えている。
奥には、天狗岳(東天狗と西天狗)
夏沢峠から硫黄岳への道
いいお天気!
ここからが本番。頑張るぞ!
硫黄岳山頂より火口を見下ろす
山頂にて
硫黄岳山頂。南八ヶ岳の峰々が姿を見せる。左から、横岳、赤岳、阿弥陀岳
シラビソの森に朝日が差し込む
硫黄岳から横岳への稜線
夏沢峠から、いくつかのケルンを辿って、一時間ほどの登りで、やっと硫黄岳山頂に到着。広い山頂の向こうには、目指す横岳と八ヶ岳の最高峰、赤岳、その横に阿弥陀岳などが姿を見せている。雄大な景色に疲れも吹き飛ぶようだ。反対側には、火口が口を開けている。ひとしきり撮影タイム。そのうち、徐々に雲が湧いてきて、赤岳山頂にかかってくる。念願のツクモグサに会うためには、あの横岳まで歩かなければならない。咲いていてくれるだろうか・・・?ツクモグサ目指して先を急ぐ。
鞍部にある硫黄岳山荘でアーリーバードさんが、ツクモグサ情報をゲット。咲き始めているという確かな情報に元気百倍。途中、キバナシャクナゲ、ミヤマキンバイ、オヤマノエンドウ、ウラシマツツジなどが咲いていた。この辺りは、7月になると一面のお花畑だという。その頃にも来てみたいものだ。
先を行くメンバーのMさんが、なにか見つけた様子でにっこり、こちらを見ている。指し示す方を見ると、そこには黄色い花が・・・やっと会えた!ツクモグサだ!まだ咲き始めたばかりで、登山道脇の斜面にポツリ、ポツリと・・・思わず近寄ると、産毛がなんとも初々しい。他の高山植物に先がけて、この時期に咲くので、なかなか、見るチャンスが少ない。もちろん、私ははじめてで、感激!
今回は、この花に会いたくてやって来た。
蕾もあり、まだ、咲いている数が少ないので、順番を待って撮影する。あまりに熱心に撮っているので、通りかかった人も、立ち止まり、皆列に加わる。メンバーが横岳の方へ向かった後も、私は、その場に釘付けで撮影。かれこれ一時間もいただろうか・・・
あまり長時間フリーズしていたせいか、身体が冷え、お腹も空いて少し気分が悪くなった。
先に行ったメンバーが、横岳山頂から戻ってくるまで待ち、再び来た道を戻る。
ツクモグサ
桜平の駐車場を出発
標高1800mのここは、季節が一ヶ月遅い。
山桜が満開
オヤマノエンドウ
ミヤマキンバイ
キバナシャクナゲ
ウラシマツツジ
稜線の花たち
コメバツガザクラ
この時期の横岳には、まだ、あまり多くの花は咲いていないが、ツクモグサの他にも、ところどころで私達の目を、楽しませてくれる。雪解けと共に咲き始める花だ。
硫黄岳山荘まで戻って、お弁当にする。あまり食欲はないが、何とかお腹に入れなくては・・・。身体が冷えたので、フリース、雨具まで着込む。少し元気回復して、硫黄岳に再び登り返す。後は、下るのみ。
ガスがかかってダイナミックな景色が広がる。
ピーヒョロと、鳥の美しいさえずりが・・・
鳥屋のだめちゃんは、泣き声の方へカメラを向ける。
イワヒバリということだ。私は、見逃してしまったが、だめちゃんは、バッチリカメラに収めたらしい。さすが。
夏沢峠まで下ると、撮影に時間をとられるのんびり組の私達を先行の仲間が待っていてくれた。ここで、やっと全員揃った。休憩していると、そこに、ウソという鳥が登場。梢に止まっている。双眼鏡を借りて覗いてみる。赤と黒のコントラストがオシャレだ。
夏沢峠を後に、再び樹林帯に入る。途中、雨がポツリポツリと落ちて来たが、雨具を出すほどでもない。降ったりやんだりの中を足早に歩くが、夏沢鉱泉を過ぎて、林道に出ると、所々で、花に呼び止められる。キバナコマノツメや、カタバミが目立つ。
何度も立ち止まりながら、ようやく桜平に到着。
キバナノコマノツメ
ヤマザクラ
タケシマラン
林道にて
桜平(4:55)−夏沢鉱泉(5:30)−オーレン小屋(6:10)−夏沢峠(6:50)ー硫黄岳山頂(8:10)
横岳・ツクモグサ(9:25〜10:10)ー硫黄岳山荘休憩ー硫黄岳(12:00)ー夏沢峠(12:45)
ー桜平(14:40)
コースタイム
山アルバムに戻る
桜平付近の林道