燕岳(2763m)
海の日が近づくに連れて心配になってきました。この日に、北アルプスの燕岳登山を予定していましたから・・・今年の梅雨はなかなか明けてくれそうもありません。前日、登山口のある、中房温泉に宿泊、最悪、この秘湯のみ・・・と思いましたが、予定通り、7/21、燕岳を往復する事ができました。
4時に起床すると、雨の音がします。やっぱり・・・最初から雨具を着けて、売店脇の登山口へ行きます。もうすでに数人の人が集まっていました。雨が止むのを待っているのか、なかなか出発する人はいません。主人と私は、往復して名古屋まで帰らなければなりませんので、少しでも早く・・と先に出発しました。途中、中年のご夫婦を追い抜いた後は、誰にも追い抜かれませんでしたから、皆さん、ゆっくりしておられたのでしょう。
雨はなかなか止みそうにありませんが、進むしかありません。
燕岳は、第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチ、合戦小屋、燕山荘、山頂と、30分〜1時間ごとに目標があって、ペース配分がしやすい山です。登山道は整備されていて、木製の階段が至る所にあります(私は苦手ですが)この日は雨で道がぬかるんで、階段も滑らないように注意して歩きました。ゆっくり写真を撮っているわけにもいかず、先を急ぎます。
コースタイム
  登山口(5:25)−第一ベンチ(5:50)−第二ベンチ(6:20)−第三ベンチ(6:55)−
  富士見ベンチ(7:35)−合戦小屋(8:05)休憩−燕山荘(9:35)−休憩・食事
  燕岳山頂(10:50)−コマクサ観察−燕山荘(12:05)−合戦小屋(12:40)休憩−
  富士見ベンチ(13:05)−第三ベンチ(13:30)−第二ベンチ(13:55)−
  第一ベンチ(14:15) −登山口(14:40)

中房温泉の登山口
4番目の富士見ベンチ
それぞれに木製のベンチがあり、休憩できます
連休最後の日で、大勢の下山者と会ってお話をしました
雨はなかなか止みません。周囲の山は、ガスがわき上がっています。
下山してきた方から、コマクサの大群落の話を聞いて、少し元気が出ました。
思っていたより早く、合戦小屋に着きました。大勢の下山者が休憩しています。手前のテントでスイカを売っていました。一切れ800円也。温かいうどんもあります。
アオノツガザクラ
コケモモ
登山道から大天井方面を望みます。雄大な山並み。雪渓が残っています。
シナノキンバイとミヤマキンポウゲのお花畑が続きます
ベニバナイチゴ・・・雨に打たれてうつむいています。ちょっと、顔見せてね
ミヤマクワガタ
燕山荘にて・・雨と汗でぐっしょり
燕山荘の軒先でお弁当を広げます。
雨と汗で全身ぐっしょりしています。思ったより風もなくて寒さもそれほどでもありませんでしたが、やはり温かいものが食べたい。コンロでお湯を沸かします。宿で用意してもらった朝御飯用の鴨肉のおこわ、カップヌードル、パンにコーヒー、ミカンなど・・・
一瞬、明るくなり、ガスが切れました。慌てて飛び出すと槍ヶ岳の先が見えています。皆、大歓声。同時に燕岳山頂方面も姿を現しました。
晴れ間もほんの一瞬でした。
雨は、小康状態でしたが、徐々にガスがかかってくるようです。
早めに山頂に行こうと、再び歩きます。山頂までの道は、燕岳らしい奇岩がたくさんあります。
コマクサの大群落
燕山荘から、30分ほどで山頂に到着しました。コマクサを見つけて喜んでいると、突然・・・ガスがかかってはいましたが、無数のピンク色が目に入ります。なんとコマクサの大群落!!・・・花崗岩の砂礫地にピンクと白の花が今、満開です。ガスで霞む斜面の下の方までずっと続いているようです。
一瞬ガスの切れ間に槍ヶ岳が・・・
辺り一面、斜面の下の方まで
ずーっとコマクサです 
まだこれから咲きます
いつまでも見ていたい光景でしたが、先を急ぎます。
帰る途中雷鳥の親子に出会いました。人がほとんどいませんでしたから安心して出てきたのでしょうか・・・
チシマギキョウ
エゾシオガマ
ハクサンチドリ
他にもハクサンイチゲ、チングルマ、ハクサンシャクナゲ、ウラジロナナカマド、キバナコマノツメ、コイワカガミ、ニッコウキスゲ、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウなど様々な花が咲いていました。さすが花の山です。
何よりも、コマクサの群落に大満足の山行になりました。雨の中、登った甲斐がありました。

燕岳・・・また何度でも来てみたい山です。地元の方に一番いい時期だと言われました。今度来たときは、ぜひ、大パノラマを期待したいものです。
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こんな形の岩も・・・
ハクサンフウロ
ガスの中に突然、コマクサの
大群落が・・・もう大感激です
水も滴る・・・