地球上に存在しない新物質を、原子を組合せて作る

最も新しい科学分野の一つは、原子を材料にして、組み合わせ、人類が必要とす
る有用な新しい物質を、作り出そうとする研究である。
水は、H2Oで水素原子2個と酸素原子1個によって出来ている。この様に、酸素、
水素、炭素、ヘリウムなどといった原子を、自在に組み合わせて、新物質を作り出そ
うする、試み(研究)が進んでいる。これがナノテクノロジーです。
最近、その研究の実情を、JRCAT(筑波)の若い研究者に案内してもらって、見学
させて戴いたが、予想以上に進展していて、研究の成果に大きな期待を持った。さら
に、若い研究者が、意欲的であったことが、何にも増して希望を持たせてくれた。
200種に満たない材料で、必要とする物質を必要なだけ作り出せたら、なんと無駄
の無い、資源の有効利用に繋がることか。と夢を馳せた。
  先に述べた、水は大変な物質であることを、この歳になって知った。水は水素と
酸素の単純な組み合わせにも関わらず、実に得体の知れない性質を備えているのだと言う。
即ち、わずか摂氏100度の範囲で、固体から、液体、蒸気へと形態を変えてしまう。
水の原子配列が、最も奇麗なのは、摂氏5〜6度なのだそうである。この様に、原子の
組み合わせだけでなく、新しい性質と併せて新物質を作れたら、何と素晴らしいでは
ないかとと思う。
向井さんが、宇宙から見せてくれた、地球のあの素晴らしい映像の青は、この水である。
それが、地球の特徴なのだから、不思議だ。きっと単純なものの中にこそ、素晴らしい
ものがあるに違いない。是非頑張って良いものを作り出して欲しいと思う。
  そう安易な道程でないことは、私自身、研究所に勤めて居た経験から、十分承知して
いるが、この地道な研究活動の積み重ねを支援してやらねばならない、と痛感した。
若い研究者の真摯な取組みに、理解とエールを送ろうではありませんか。
                                                  (10/12/98)

日本の金融・保険・証券の行方:不良債権を消して倒産する!

日本の金融・保険・証券業は、自らの利益追求のみを目的とした企業集団であった。
国家、社会のために貢献、あるいは金融秩序を維持するといった美辞麗句を、常に使い
ながら、その悪行の実体は、昨年迄に、すべて露呈されてしまった。
現在も、その悪行実態の改善に取組まず、新たな悪行を積み重ね、自分の生き残りしか
考え無い集団のままである。
 銀行は、公的資金(税金)の供給を、既に二回受け、さらに、20兆円の中小企業向け
資金を、政府・大蔵省と組んで、不良債権対策に横取りしている。これを露呈したのが、
横浜銀行の頭取が大蔵省出身であることで明白である。こうして善良な企業を、倒産に
追込む銀行の姿勢は、日本国民の中に、忘れ得ない憎しみを植え付けてしまっている。
韓国人が、日本人の名前でもっとも良く知っているのは、豊臣秀吉なのだ。なぜか、それは
400年昔、韓国へ軍を出し、支配しようとしたことが今も語り継がれて忘れないからだ。
このように、銀行を始めとする日本の金融機関は、消すことの出来ない過ちをし、
さらにその上塗りを重ねようとしている。愚かなことだ。
 保険業界も、林真須美の事件で実態を曝け出し、阪神大震災で保険が如何に役立たない
かを示した。また、日本生命は、不動産業を本業とする三菱地所よりも多くのビルや
土地を持つ企業となっているが、保険料率だけ上げて、加入者への配当は下げ続けている
のである。
 証券は、特定の人物への利益提供はするが、一般投資家には、一切の利益還元は行わない。
全ての顧客は、証券会社の利益を得る為の道具に使われているのである。特に、投資信託
は、集めたお金はすべて証券会社の勝手に使われ、運用は公開されていない。
なぜか、各証券会社で、しかも毎月投資した資金が、すべて同じ傾向で、経過期間で利率が
上昇するなど不自然であるからだ。1年経って赤字もあれば、2ヶ月で1割も高くなるものが
あって当然なのだ。それが全く無いのは、机上の数字合わせをしているとしか言えない。
それは、何か、投資家へのデイスクロージャがされないで、密室で配当率が決められる
からである。こんなことでは、政府や官僚が良く口にする自己責任などということは、
言えない。少なくとも政府は、運用実績を投資家に、公開することをビックバン企業に
義務付けなければ、投資家の自己責任などという言葉は使ってはならない。
昨年、ビックバンのスタートがあり、垣根が無くなり、三業種が同じ商品を扱う
ことになった。だが、全てが同じ穴のむじなでは、庶民はどうにも対策の仕様がない。
たった一つの拠り所は、外資系金融機関と取引することだけだ。ところが、ここにも、
規制がある。外資系の金融機関は、個人対象で、中小企業でも、法人口座は持てない
ことにしてあるのだ。中小企業向け20兆円も外資系に担当させれば、中小企業へ、
即お金が流れた筈のだが、しっかり、大蔵省は流れないようにしている。流石に、悪知恵
に長けた、官庁である。
だが、こんなことは長くは続かない。2000年から満期を迎える定額預金などの、
200兆円の資金が、どこに流れるか、大蔵と日本の金融三業種の経営者は、如何に
考えているのだろうか?キット何も考えていないのだろう。と思う。
何故なら、このことを考えていたら、今現在行っている、貸し渋り、それどころか、
融資資金の横取り、引ったくりなどはしない筈なのだが。それを平気で全社に檄を
飛ばして、強引にやらせているのだから、このしっぺ返しは、相当なものになる。
不良債権を通り抜けたら、倒産があった。とならないよう、金融3業種の経営者は、
心を入れ替えなければならないと思う。
時代は変わるのだ。お釈迦さまは、「輪廻」(因果応報)と言い、ヘラクレイトスは、
「万物は流転する」(オムニアムータントール)、平家物語では「盛者必衰」と言っている。
サラ金の隆盛、企業番付け上位占拠も、不可解な流れだ。預金を受けないサラ金が、
どこから資金を調達し、貸し付けを行っているのか?銀行が一般に貸さないのは、
サラ金にお客を回し、自分達の金利収入を増加させるためではないか?確かに、
都市銀行は、直接サラ金に金を融資できないことにはなっているが、バブルの時と
同じように、ペーパーカンパニー等作るのはお手の物、幾らも道はある。今、大銀行は
経常収支では、この不況下、ここ数年史上最高の収益を上げているのだから。
これらのことを良く理解し、我々日本人は、自己責任への対応を考えよう。
(99/1/1)

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