競輪一発勝負



小倉競輪祭 競輪王 決勝 11R 2000年11月26日

  1會田正一 千葉 68期差捲
× 2神山雄一郎栃木 61期自在
  3山田裕仁 岐阜 61期自在
  4伏見俊昭 福島 75期逃脚
  5松本整 京都 45期差捲
 6有坂直樹 秋田 64期自在
7太田真一 埼玉 75期逃捲
8茂木和臣 埼玉 63期差脚
  9松岡彰洋 三重 69期逃捲

大量5車が落車、神山と太田が五輪の意地でワンツー。

 周回は、松岡−山田−松本、太田−茂木、伏見−有坂、神山−會田、となり太田と神山は別れての戦いになった。 赤板を回っても動きがないまま一列棒状で打鐘を受ける展開になった。誰も動けない「金縛り」の状態になった。
 3角手前から太田が発進すると、松岡ラインが車を外に持ち出し抵抗を見せる。太田がアウトコースに浮いた処を、伏見が内を突いて先頭に出た。 伏見マークの有坂が追走出来ない、太田が伏見の番手に収まるとマーク茂木が縺れて切れる。なんと6番車有坂と8番車茂木は番手として脚不足であるのか。
 最終HSは、伏見−太田−(イン有坂、アウト茂木)−神山−會田−松岡−山田−松本、の順で通過する。 1角から山田が松岡を捨てて自力で松本を連れ発進する。山田と松本が接触して、松本が落車すると、山田のバランスが崩れて前団の會田と茂木を巻き込んで自滅落車。 最後方の松岡も避けきれずに乗り上げて落車。バンク上は4車しか走っていない。
 伏見−太田−有坂を神山が捲り込んでいく、伏見の先行は垂れないで4角を回って直線勝負になった。 神山が伏見を差し込んで優勝、太田が内から伸びて2着となった。積極的に逃げた伏見は3着で表彰台に上がった。
 幕を閉じてみれば、シドニー五輪「ケイリン」コンビの現地集合となった。太田も伏見の番手に収まり、準決同様に楽をしようと思ったのは間違いだ。 後ろに別線の神山を回し戦うのには脚を使いすぎたようだ。太田マーク茂木、伏見マーク有坂、双方の番手師として意地を見た。 松岡は先行しなければ何も無くなってしまい、山田の自力も仕方が無かろう、不運にも8番手では無理が重なったようだ。 神山の位置取りとタイミングが優勝をもぎ取った。

神山−太田の車連(2-7)は2,310円、枠連(2-5)は860円で五輪復活車券でした。


真の一着さんの納得いかない敗戦

 昨日の競輪王戦は、辛うじて太田が2着、そして茂木は山田と松本が絡んでの落車という非常に残念で、そして納得の行かない結果に終わってしまいました。 関東の神山が優勝するにはした訳ですが、やはり太田、ないしは茂木に優勝して欲しかったです。 また、茂木は再乗するにはしましたが、彼が負傷しているかどうか、また、負傷しているとしたらどの程度の負傷なのかも心配です。
 しかし、神山も特別16Vと、いいトコ取りの男ですね。神山も、同じ関東の選手に獲らせてあげる、という気持ちがあればGPだって獲れるでしょうに。 どういう事だったか、競走を見ただけでは分かりかねる部分があっただけに、日刊紙(うちはサンケイスポーツですが)を読んでからでないと、 感想を言い辛い面があったので、本日メールしました。
 まず太田が伏見の番手にはまった件ですが、太田は「ブチガマシを狙ってた」と言っているだけに、本音の部分では「茂木さんに優勝してもらって、 GPを楽に戦いたい」という思いがあったんだろうと思います。ですが伏見に先に行かれ、ここで先行しては叩き合いになってしまい、 松岡に捲られてしまうと思ったゆえに番手にはまったんだろうと思います。その上茂木が有坂と競りになってしまい、この決勝に関して、 太田は番手での競走をせざるを得なかったんでしょう。松岡(中部)に捲られるのが太田もいちばん嫌な形なんでしょうし。
 私が太田に言うことがあるとするなら、それなら伏見が動く前、いや、一番最初に競走を動かすべきではないのかな!? という事くらいです。 番手での競走は、ああいう形になってしまった以上、やむを得ないと思いますし。
 ところで、山田が落車再乗ですが失格となりましたね。山田は奥さんが埼玉の方、ということもあり、特に大宮の発祥記念の配分が多いですよね。 ですが、埼玉の胴元に選手会は「2回もうちの選手を落として腹立たしい」という思いが少なからずあると思います。 特に前橋の親王牌は、埼玉の宝である太田を落とした訳ですし。なので、大宮・西武園には山田の配分は当分来ないのでは無いでしょうか!?  こちらも、あんな信用できない選手には来てもらいたくないですし。
 しかし、特別の決勝で2回も競走妨害を起こした男にグランプリの出場資格があっていいものなのでしょうか!? と思いました。 山田が関東の客に嫌われている理由は「信用が出来ない選手」ということだと思うんですよ。今年は、五輪イヤーで関東の五輪出場選手に配分が少なかったので、 山田が記念優勝を相当拾ったゆえ、特別優勝無しでも出場できる訳ですから。
 しかし、競走が終わり、赤旗が上がってから「神山が失格になって、仮に伏見でもいいから若い2人獲らせてあげたい!」とは思いましたね(苦笑)  やはり神山の独り横綱では競輪は客離れが心配です。神山の独り横綱、という事と第2の男の山田がああも信用できない男だけに。。。  競馬のジャパンカップ・競艇の競艇王チャレンジカップがあったにもかかわらず、売上では頑張っただけに惜しい気もします。
 まぁ、GPでは、神山はああして競輪王になった訳ですから、太田には去年のように、失格してでも援護してください。そう思います。 納得行かない故、ほとんど愚痴のメールになって申し訳ないのですが、これが競輪王戦の感想です。
 GPを勝って、太田には"立川男"になってほしいです。それでは失礼します。


渡邊さんの「競輪祭」決勝戦傍観記

 私なりに本戦を総括してみました。私め、連日、地元(九州)期待無謀車券勝負過多で大怪我こいて本戦に関してはオケラ状態で、 不本意ながら「11月26日吉日車券2=6(車番)」購入で日向ぼっこ観戦でした。
     <私の日向ぼっこ予想>
 予想展開:神山−會田−松岡−山田−松本、太田−茂木−伏見−有坂
 予想結果:太田、伏見の叩き合いを冷静に見据えて後位からの神山「必殺捲くり」で4回目の競輪王奪取。
  (展開予想ポイント)
@ 鍵をにぎる機動力型では、太田、伏見で出来は遜色なくどちらかのラインが主導権を取るはず。
Aその後団はどのラインか。
B好調山田が後手(7・8番手)を踏んでからの仕掛けでは本戦では通用しない。でした。・・・・・・・・・
     <結果の勝手な考察>
 展開:松岡−山田−松本−神山−會田−太田−茂木−伏見−有坂
@ HSでの伏見の内突先行はあの展開では、彼なりの計算の一式であった。太田もそれを予見していた。
A 松岡は色気の出し過ぎ。鐘後、HSでは突っ張れるスピードにありました。
A BS以降、大量落車はあったが結果には影響なし。
  (総括)
 本戦を主導的に進めていたのは「神山」(※裏の主導者?)ではなく「太田」であった。 (結果は2着であったが)本年グランプリホルダーのプレッシャーから開放され来年はある意味熟年期「東の横綱」奪取か?期待したい。
@ 頑張れ伏見。オリンピック選考漏れの悔しさををバネにこの「競輪祭」を目標に望んだ姿勢がレースをとおして随所にうかがえた。 東の「先行屋」bPはお前だ。表彰台でのファンの握手が一番多かったのはお前だ、その日は近いぞ〜。
     <追伸>
 私も九州人の一人「もりなが」さんのご意見どおりです。戦い終えて敗者吉岡の一言(某スポーツ紙)「相手にして貰えなかった」・・・・・。 今の彼の肉体・精神状態を表わした端的な言葉・・・。不死鳥のごとく蘇る彼の姿を藤森さん一緒に願ってよ。 そんな気持ちに敢えてなるこの言葉、期待しようではありませんか。


佐藤さんの競輪王決勝

 地乗りで太田は伏見ラインの3番手にいたおかげで、ここのHPに書いた予想はもろくも崩れ去ってしまった。 そんな中、再度色々思考錯誤してみました。川崎競輪場のある予想屋は有坂から買っていました。そんなんが来るわけない。
 混戦に思えて結局優勝をかっさらっていくのはいつものメンバーじゃないか?  そう思うと予想は早かったです。神山から買っていれば何とかなるだろう?  決勝までに強すぎるレースをした神山は弱いが、やっとこさ勝ちあがってきた神山は強い!それを信じ神山から買うことにしました。 さて、神山ですが太田が居るのに今日は自力。今まで太田-神山って並んだときは100%この組み合わせでは決まらないが、今日は組まないからこの2車で決まるのではないか?と、 神山ー太田を本線に。あとは神山-会田で押さえで神山=山田を買っておけば何とかなるんじゃないか?  私の少ない経験から言うと、決勝戦なんて一筋縄で行かないレースが多い。特に今年の特別なんざそんなのばっかりだと思う。
 きっと混戦になって最後は神山が外から突っ込んでくる事を信じました。 さて、終わってしまえば気持ち悪いほど思っていた通りになってしまった。 落車までは予想は出来ないものの、終わってみれば神山ってレースでしたね。 直線で「もしかしたら伏見?」なんてドキッとしたけどさすがはオリンピックで鍛えた連中は違った。 でも伏見は強かったですね〜。有坂は最後の最後まで恵まれたと思う。落車がなければ4着には来れなかったんじゃないか? 
 このレースで喜んだのは勿論勝者の神山、それと小嶋でしょう。伏見なんざに優勝持っていかれたらグランプリに出れなくなるから。 山田・神山・太田の誰かに優勝を持っていってくれって望んだに違えない。それを知ってか山田も松岡を使って勝ちを狙ったのでしょう。
 今シリーズ、九州の渡辺・小野・池尻それに東では岡部・新田はひどかったですね。 渡辺・新田に関しては4日間連続で裏切られた。池尻に至っては事故なんかしたらグランプリに出れなくなるものだから、 3日目・4日目は番手競りされたらナヨナヨと引き下がりやがって、池尻から買っていた人は可哀想。岡部も1億も取ったことでやる気すら感じられない。 それに比べたら児玉は偉かった。
 では次はグランプリですね。元気だったらふるさとも書きます。


行け、行け、行け、太田真一の先行押し切りだ!

 初日特選は東日本勢が沈没してしまい不安がられたが、決勝は東日本6車が勝ち上がり健闘した。 寂しいのは地元九州勢が吉岡転けたら皆転けた。太田には同県茂木がキッチリマークし、神山はこのラインに付けそうだ。 伏見には有坂で北日本ラインに會田が3番手から直線勝負に駆ける。中部近畿勢は松岡を機関車に山田で並び松本が3番手になりそうだ。 どうも決勝戦は3番手の神山、會田、松本が面白そうである。
 並びは、太田−茂木−神山、伏見−有坂−會田、松岡−山田−松本、と想定した。 太田は初日は失敗したが、二予、準決と強い逃げで連日押し切っている。決勝も持ち味を生かす先行で勝負して貰いたい。 相手は松岡に伏見である。松岡も伏見も強い、太田はライン的に同県茂木が番手で神山が3番手ならば主導権を握ってくれるだろう。 茂木も神山も後続を叩く仕事をしてくれるだろう。
 狙い目は、太田真一からマーク茂木の折り返し、神山と茂木を絡めたスジ勝負だ。

太田=茂木(7=8)、神山−太田(2-7)、神山−茂木(2-8)の4点で勝負する。


もりながさんの予想

九州人の競輪ファンとしては、まずは吉岡に触れねばならないだろう。 今大会で優勝するしかグランプリ(以下GP)出場の目が無かった吉岡だが、残念ながら準決敗退。 1992年以来8年続けて来たGPの出場が夢と消えた。また一つの時代が過ぎようとしているのか・・・。 今年の前半こそ好調な滑り出しだったものの後半調子を崩してしまう。 どうやら落車で古傷である股関節を痛めた模様。場所が場所だけに競輪選手としては致命傷になりかねない。 このまま”ただのS級1班”に成り下がってしまうのだろうか?  準決の果敢な先行は、なんとか時代に食い下がろうとする。 最後のあがきにも見えるが・・・なんとか復活を期待して止まない。 それにしても九州の特別競輪だというのに、九州勢は惨澹たる内容。 期待の渡邉や小野も初戦敗退、池尻、横田、加倉も討ち死にとは何とも寂しい。 閑話休題。
 さて、周回は 伏見-有坂-會田、太田-茂木-神山、松岡-山田-松本と考える。 太田、松岡共に先行して持ち味が出るタイプ。伏見も積極的ではあるが、先手を取るのは太田か松岡のどちらかだろう。 今回の競輪祭、とにかく山田の出来がいい。一瞬のスピードだけなら現在No.1、神山よりも上と見る。 松岡が出切れば番手捲り、松岡不発でも自力捲りで活路を見出すか。 怖いのは、こちらも好調の伏見。太田と松岡の叩き合いが長引けば一気に捲る力はあるし、一気に叩いて逃げる手もある。 どちらを本命にするか迷ったが、山田中心に考えて

山田=松本、山田=伏見、山田−會田で勝負。

さあて、明日は気合ば入れ直して見に行くぞお!


900さんの予想

 並びは、伏見ー有坂、松岡ー山田ー松本、太田ー茂木、神山ー会田。
 全日本選抜の時のように松岡がかまして先行するのではないか。 グランプリを考えると自分が勝って賞金で小嶋を出すか、捲くるライン止めて松岡との直線勝負が山田にとっては理想だが、シビアに番手捲くりも考えられる。 初タイトル続出の今年の競輪界を思うと、そのイメージに合致するのは伏見。無理に先行せずに早めの捲くりと行くのではないか。 この先そうそうチャンスのない松本は自在にかまえてレースをするだろう。神山は唯一残したタイトルのグランプリを「今世紀最後の王者」の称号と共に獲得という大目標があるので今回は切ります。

山田=松岡、山田=松本、伏見ー山田、で勝負します。


佐藤さんの予想

 池尻・岡部などグランプリ出場が決まって、投げやりレースをやる軟弱者もいなくなり、結構なメンバーがそろいました。
 並びは 太田-茂木 神山-会田 伏見-有坂 松岡-山田-松本、松本は自由自在のレースをするでしょう。 準決勝を見て「強いなぁ」って感じたのは松岡、山口が千切れ単騎の逃げになってしまったのに、3着に粘るとはびっくりした。 有坂は競輪道に反する並びを準決勝でやり、「負けろ負けろ」って思っていたのに、市田のおかげで3着に流れ込んだ、風が向いているのでしょう。 山田の初日のレースはインチキです。ゴール前後ろ見ながらの1着なんて聞いたことない。準決勝も、小嶋が潰れたと思った瞬間、細川をどかして伏見-会田の3番手にもぐりこみ、横の強さも見せてくれた。 伏見も強かったですね。
 さて、誰が主導権取るのか?松岡・太田・伏見の誰かまではすぐ解るのですが・・・。 松岡は捲りがヘタクソかもしれない。ダイヤモンドでの捲りは情けなかった。もう少し行けてもいいのでは? と思ったくらいだし。 一番先行意欲があるのは太田でしょう。後ろに茂木もいるし、茂木のために大駆けするのでは? 準決勝は握手で終えた2人、もし主導権取れたなら神山も3番手に付けて茂木の特別初制覇に援護するんじゃないでしょうか?  グランプリも決まっている2人な事だし、多少の援護はすると思う。しかし、そうは許さないのが松岡。先ほど書いた様に捲りが下手なだけに先行したいだろう。もし茂木に優勝を持ってかれることがあるようならば小嶋がグランプリに出られなくなる。 中部の2段駆けで優勝を狙おう。松本もあるテレビ番組で「今年に賭ける」と言い切り、花月園記念前には「今度の小倉見ていてください」、まで言ったくらいだから、したたかに狙っている。 一方、伏見。松岡・太田の中無理に先行する必要があるのか?準決勝はとても強いレースだと思います。 本人は準決勝同様のレースを望んでいるはず。
 さて展開、最終Bは太田-茂木-神山-会田-伏見-有坂-松岡-山田-松本、
もしくは、松岡-山田-松本-伏見-有坂-神山-会田-太田-茂木、前者なら松本は9番手にはいないでしょう。 どっちのが強いのか? 解らないので2足のワラジを履きましょう。前者の場合、茂木の1発に賭けてみます。 後者の場合、一番山田が有利なのは間違えない。と言うことで手広く買います。

茂木-太田 茂木-神山 山田-松岡 山田=松本 神山-会田 で買います。

有坂はいらないです。準決勝では競輪道に反する並びをしやがったので嫌いです。


真の一着さんの予想

 準決勝の10Rですが、埼玉両者が松岡の"番手ずっぽり"になったのは茂木がいい仕事をし、形としては「追い込み」ですが太田の強さで埼玉のワン・ツーが決まりましたね。 私は「どういう形であっても埼玉ワン・ツー」を願っていたので、とても嬉しかったです。太田ファンとしては、先輩の茂木に感謝したい気持ちです。
 準決勝の勝ちあがりメンバーを見ての印象ですが、「難しいメンバーになった」という印象は拭えないですよね。 先行の3選手はみんないい状態のようだし、何より会田の動向が気になりますよね。 会田も嫌いな選手では無いだけに複雑な思いがします。
また、神山が太田の番手を主張するのかどうかっていうのも会田次第では出てくると思うんですよね。  関東は太田―茂木・神山―会田 北が伏見―有坂 中近が松岡ー山田―松本、この並びと
 太田―神山―茂木、伏見―有坂―会田、松岡―山田―松本のどっちかでしょうか!?
太田ファンとしては3分戦だけに後攻めをしないと厳しいものがありますよね、いずれにせよ。 ただ、中部の考えとしては太田と伏見を叩かせて捲りという形でしょうし。 でも、太田が先行できる体制にしないと関東は厳しいと思っているだろうから、そこを茂木と神山には頑張って欲しいです。 太田に色々考えさせずに先行させてあげられるように、ですよね。

私は太田一本なので、太田―茂木と太田―会田以外は、いずれにせよ考えていません。

東京近辺は立川・西武園が発売なので、静かな西武園で観戦しようと思っています。


小倉競輪祭 新人王 決勝 09R 2000年11月26日

  1長塚智宏 茨城 81期逃捲
  2加藤慎平 岐阜 81期逃捲
  3土屋裕二 静岡 81期逃捲
  4兵藤一也 群馬 82期逃捲
5野田源一 秋田 81期逃捲
6安藤優企 岩手 81期逃捲
7前反祐一郎広島 81期逃捲
8友定祐己 岡山 82期逃捲
9伊勢崎彰大千葉 81期逃捲

野田が主導権を握り、捲り合戦を加藤が征した。

 周回は、前反−友定、−兵藤、長塚−加藤、野田−安藤、土屋−伊勢崎、の並びとなった。 赤板を回ると、野田−安藤−土屋−伊勢崎が上昇すると、単騎となった兵藤が牽制気味に車を外に持ち出す。 野田がスパートして打鐘を聞いた。
 正攻法の前反は野田の番手に張り付き、アウトコース安藤と併走に持ち込んだ。最終HSでは野田−前反−(イン兵藤、アウト安藤)で後続は縺れた。 6番車安藤は弱く、車が下がった。2角から兵藤が捲り発進、さらに長塚がインを突いたので加藤が単騎で発進する。 第2センターで兵藤が前団を捲り込むが、その外を加藤が一気に飲み込んでゴール線は両車の一騎打ちとなった。 加藤が兵藤を捕らえて優勝した。
 捲り合戦で、やはりライン戦ではなく点と点のぶつかりあいとなった。力を付けてきた加藤と兵藤なら納得だ。

加藤−兵藤の車連(2-4)は2,160円、枠連(2-4)は1,060円で捲り合戦車券でした。


細切れ、細切れ、展開に恵まれる奴は誰だ。

 北日本勢はルーキーチャンピョンとは逆の野田に安藤の並びとアナウンスされている。 関東勢の長塚と兵藤だが、五輪で見せた零発進をマークするのは辛いもので兵藤は単騎自在勝負と思われる。 すれば加藤がマークしそうだ。南関勢は土屋が前で伊勢崎が番手回りの感じであろう。中国勢は友定と前反の順だろう。 現在S2は長塚、土屋、野田、前反、伊勢崎の5車であるが、実力は互角と考えたい。
 並びは、野田−安藤、土屋−伊勢崎、−兵藤、友定−前反、長塚−加藤、と想定した。 誰が逃げても不自然では無い競争だ、先手争いに脚を使い果たさずに後方から一気に捲る選手が笑うかも知れない。 普段は逃げている選手が番手の競争が出来るかである、マーク出来るかである。力と力の戦にばるのか、展開が全てになるのか。
 狙い目は、人気薄になる北日本ラインの野田と安藤で遊んでみたい。押さえは南関の伊勢崎から中国勢の友定と前反に流す。

野田=安藤(5=6)、伊勢崎−友定(9-8)、伊勢崎−前反(9-7)の4点で勝負する。