競輪一発勝負



小倉競輪祭 競輪王 特選 10R 2000年11月23日

× 1児玉広志 香川 66期差捲
  2伊藤保文 京都 71期自在
3太田真一 埼玉 75期逃捲
  4一丸安貴 愛知 70期逃捲
5東出剛 千葉 54期差脚
 6金山栄治 広島 72期逃脚
 7小嶋敬二 石川 74期逃捲
  8小川巧 岡山 57期差脚
9内林久徳 滋賀 62期差捲

太田真一は主導権取れずに沈没、2角3番手捲りで児玉が1着。

 周回は、伊藤−内林、金山−小川−児玉、太田−東出、小嶋−一丸、で赤板を通過する。 1センターから小嶋が仕掛ける、太田も車を外に出して併せて踏み込むが、前団の金山が上昇して伊藤を押さえ先頭に出ると打鐘を受けた。 太田も金山のアウトに並ぶが、金山を捕らえる事が出来ない。どうした太田真一。
 最終HSは、金山−小川−児玉ラインが出切って、4番手は伊藤と太田ラインが叩き合いになった。外から小嶋がダッシュして捲り込んでいく。 太田を潰した伊藤と小嶋が並ぶが、小嶋も伸びないで沈没。太田−東出は最後方8番手に置かれてしまった。
 2角から金山−小川マークの3番手から児玉が自力発進する、伊藤と内林が切り替える。2センターで児玉が捲り切る、太田と東出は内を突いて行くが沈没だ。 児玉がそのままゴール線を通過し、外を内林が強襲して2着に届いた。

児玉−内林の車連(1-9)は3,990円、枠連(1-6)は930円で先手捲り車券でした。


70期代が5車、先行力で75期太田真一から狙いたい。

 機動型が、伊藤、太田、一丸、金山、小嶋、と揃いニコニコ合戦に成りそうである。 東日本勢2車で太田に東出、中部勢2車で小嶋に一丸、近畿勢2車で伊藤に内林、中国勢2車で金山に小川、四国の児玉は先行する3番手に入りそうだ。
 並び想定は、太田−東出、−児玉、小嶋−一丸、伊藤−内林、金山−小川、と思われる。 児玉は番手が無いので、前々に目標を変えて動くだろう。先行ラインの3番手が勝利に近い位置となり、奪い合いが必死となる。 すれば、太田の先行勝ちパターンモードで、東出が番手の仕事をキッチリとしてくれるだろう。
 狙い目は、前走記念優勝で弾みがついた太田真一から、マーク東出の折り返しが本戦。児玉と内林がゴール線勝負だ。

太田=東出(3=5)、太田−児玉(3-1)、太田−内林(3-9)の4点で勝負する。


小倉競輪祭 競輪王 特選 11R 2000年11月23日

× 1神山雄一郎栃木 61期自在
  2小倉竜二 徳島 77期自在
3松本整 京都 45期差捲
  4中村美千隆兵庫 80期逃捲
5池尻浩一 福岡 63期差捲
 6松井一良 青森 61期差脚
 7市田佳寿浩福井 76期逃脚
8横田努 熊本 69期逃捲
  9小橋正義 新潟 59期差脚

突っ張り先行の神山を市田が捲り圧勝、松本と近畿ワンツー。

 周回は、神山−小橋−松井、横田−池尻−小倉、中村−市田−松本、と地域で並んで赤板を回った。 中村ラインがゆっくりと上昇すると、横田が絡んで行く、横田が発進して神山と並ぶと、神山が突っ張り、打鐘を聞いた。 横田が引いて神山が主導権を握った、マークは小橋である。
 最終HSは、神山−小橋−松井−小倉−横田−池尻、に中村が4番手小倉に絡んで行くが、市田は追走していない。 後方に置かれた市田が2角から松本を連れて捲り発進する。なんと先行している神山が止まって見える。神山マークの小橋も追走が一杯で抵抗できない。 最終4角で市田が鮮やかに神山を捲りきって1着、松本が流れ込んだ。中村と市田の二重連を見たかったが、結果は別のかたちで現れた。
 神山の先行も市田に捲られる程、主導権を取るときに脚を使ったのであろうか。

市田−松本の車連(7-3)は710円、枠連(3-5)は520円で捲り一発車券でした。


近畿機関車の中村と市田の2車が結束出来るのだろうか。

 神山が11Rで吉岡が12R、まだまだ「競輪祭」も吉岡に拘っているのだろうか。 東日本勢は神山に小橋と松井で結束しそうだ。九州勢は横田と池尻で並ぼう。小倉は位置に拘らないが、近畿の中村と市田が別線ならば空いている席に潜り込みそうだ。 近畿勢はベテラン好調の波に乗る松本は市田に前を任せると考えるのが良いのだろうか、中村も機関車として選択の余地はある。近畿の並びは分かりません。
 並び想定は、神山−小橋−松井、横田−池尻、−小倉、中村−市田−松本、と思われる。 前受けが神山で、横田は中団に入り、近畿勢は後攻めを選ぶだろう。神山が後方7番手に置かれて、貯めた脚で捲りきるかである。 近況から絶対の評価を下げい、すれば番組からして九州ラインが本線になりそうだ。
 狙い目は、池尻から前を任せる横田の折り返し、別線の自力勝負の神山と機関車に乗る松本に流したい。

池尻=横田(5=8)、池尻−神山(5-1)、池尻−松本(5-3)の4点で勝負する。


小倉競輪祭 競輪王 特選 12R 2000年11月23日

1岡部芳幸 福島 66期逃脚
2吉岡稔真 福岡 65期逃捲
  3松岡彰洋 三重 69期逃捲
4加倉正義 福岡 68期差脚
  5山口幸二 岐阜 62期差脚
6齋藤登志信山形 80期逃捲
7山田裕仁 岐阜 61期自在
  8鈴木誠 千葉 55期差脚
  9村上義弘 京都 73期逃捲

山田裕二が余裕を見せて1着、吉岡は3着に食い込む。

 周回は、山田、齋藤−岡部、吉岡−加倉、松岡−山口、村上−鈴木、となり山田が前受けで中部ラインが結束出来ない。 赤板を回り、村上−鈴木がゆっくりと上昇すると、松岡−山口がこれに続いた。車間を空けていた齋藤が踏み込んで打鐘となった。 齋藤と村上が先行争いになり、村上が主導権を奪った。
 最終HSは、村上−鈴木、齋藤−岡部、松岡−山口−山田、吉岡−加倉、の順で通過する。 合体した中部ラインが捲り発進すると吉岡がこれに乗っていく。山田が3角から自力で捲り込み、吉岡が続く。 4角で山口と鈴木が接触して、8番車の鈴木が落車した。松岡が先頭で直線に向くが、山田が余裕を見せて松岡を残して1着。 吉岡は3着に食い込んでダイヤモンドレースに駒を進めた。
 兎に角、予選では東日本勢が優勢であったが、特選では太田、神山を含め全滅してしまった。

山田−松岡の車連(7-3)は1,220円、枠連(3-5)は900円で力自慢車券でした。


福岡コンビの吉岡と加倉が、地の利を生かせる。

 地元吉岡が登場である。小倉ドーム初の「競輪祭決勝」で吉岡、加倉、大里、と九州3車でゴール線を通過した。 吉岡は1着失格で全ての運を逃がし、加倉がオリジナルユニホームを着用を許された。加倉も吉岡の為なら何でも有りだぞ。 しかし加倉は上昇気流にあるが、吉岡に復活の兆しが見えないのが残念である。
 北日本勢は落車の洗礼を受け多少上向きにある齋藤に岡部がマークしよう。本来なら鈴木が3番手であるが、近畿の機関車村上のハコが空席状態で潜り込む事を考えた。 中部勢は松岡に山田と山口で一番血の濃いラインと思われる。
 並び想定は、齋藤−岡部、村上−鈴木、吉岡−加倉、松岡−山田−山口、と思われる。 先行は誰なのだ。吉岡が前受けで誰が逃げるかであり、小倉バンクの実績と経過が左右されそうだ。 無風高速バンクなので、力と力が漲り、松岡か村上に絞られ、近況から村上ではなかろうか。村上は地域以外の番手でも先行を辞さない構えで自己アピールするだろう。 マーク屋が番手の仕事をするかである。叩かれ外に振られとると力が無いと厳しいと考える。最終レースに吉岡と加倉が登場する番組を大切にしたい。
 狙い目は、山田が人気になり、地元吉岡が気張らずに楽に戦える競争になると考えた。吉岡から加倉の折り返しを本線に推したい。 別線では東北コンビの一発で、岡部と齋藤の折り返しだ。

吉岡=加倉(2=4)、岡部=齋藤(1=6)の4点で勝負する。