競輪一発勝負



花月園記念後節、一宮記念後節


花月園記念 後節 決勝 11R 2000年11月12日

1須田雄一 栃木 56期差脚
2小野俊之 大分 77期逃捲
× 3東出剛 千葉 54期差脚
  4松田治之 大阪 73期逃捲
5太田真一 埼玉 75期逃捲
 6成田健児 神奈川75期自在
 7平田崇昭 福岡 55期差脚
  8増田鉄男 徳島 74期差脚
9松本整 京都 45期差捲

太田真一、期待に応え先行押し切りで優勝。

 周回は、松田−松本、小野−平田−増田、太田−須田−東出−成田、の並びで太田が後攻めで赤板を通過する。 1角から太田ラインが上昇を始め前団を捕らえると打鐘を受けた。
 前後が入れ替わり、太田−須田−東出−成田、小野−平田−増田、松田−松本、の並びとなる。 松田−松本が巻き返しに出るが、小野に併せられて不発になり、松本も沈んだ。
 最終BSでも、太田−須田−東出−成田、の並びは変わらず、3角から小野が捲り発進するが時既に遅しである。 最終コーナーをまわると東出がインを突いて、直線は太田と東出の際どい勝負となった。太田が先行押し切りで優勝した。 オリジナルユニホーム2車で決着した。
 太田の番手を東出が須田と競り合うことなく、須田をハコ3にした東出は脚に自信があったのであろうか。 小野も太田が花月園記念優勝した、あの奇跡的な捲りを学習しての優勝ねらいだったようだ。なんとか優勝できたというのが本音であろう。 小倉「競輪祭」に向けて、もっと、もっと、上昇してもらいたい。
 TVを見ていて、「田」の付く選手ばかりで可笑しいと、女房が言った。 須田、松田、太田、成田、平田、増田、6車までも「田」付いている。それに松田と松本で「松」は枯れてしまったようだ。

太田−東出の車連(5-3)は900円、枠連(3-4)は630円で力勝負車券でした。


佐藤さんから

 周回中は 松田−松本、小野−平田−増田、太田−須田−東出−成田
 打鐘は  太田−須田−東出−成田、小野−平田−増田、松田−松本 と本当に入れ替わっただけ。
 太田は準決勝で主導権取れなかったから積極的に行こうとしていたような気がする。 小野は初日・2日目と捲り1本だったから、今日も中段捲りに行きたかったのでは?  でも2日間の相手は斎藤登志信、今日は太田、相手が違すぎる。それと太田ラインが4人もいたからあれじゃ捲りは無理と思う。 結局、小野がダメ。松田がダメ、で太田がそのまま逃げ切り2着には赤旗が上がったものの東出が須田をどかして食い込んだ。
 A級決勝前の公開インタビューで太田は「調子はよくない」と言っていたのに、それに誰も対抗できない他が情けなかったと思う。 それと太田は2年前は捲りの優勝だったから先行しての優勝は本人も納得したのでは?  太田の笑顔、よかったです。


太田真一、相性の良い花月園記念で優勝だ。

 太田が準決捲りで1勝を上げて勝ち上がった、小野も好調を維持している。 太田には須田がマークし、馬の居ない東出と成田の南関勢が続きそうだ。 小野には平田と増田がマークして西京ラインを組もう。東出と同じく機関車を失った松本は近畿ラインで松田を使うことも考えられる。
 並びは、太田−須田、東出−成田、松田−松本、小野−平田−増田、と想定した。先行は太田であろう、小野は先行より好位置をキープして自在に振る舞う競争だろう。 太田の番手が縺れるのではないだろうか。隊列の短くなった処を、果たして小野が捲り上げることが出来るかである。
 狙い目は、太田真一の押し切りに期待して、マーク須田の流れ込みを本線。東出と松本の直線強襲、小野の一発に注目したい。

太田−須田(5-1)、太田−東出(5-3)、太田−松本(5-9)、太田−小野(5-2)の4点で勝負する。


佐藤さんから

 準決勝で関根が外外回され沈没。番手細川も最後伸びたものの届かず。地元勢に期待をかけられないレースになってしまいました。 並びは松田-松本 小野-平田-増田 太田-須田-東出-成田 で良いのだろうか?
 東出はここで納得するのか? 須田の番手で勝負に出るか? それともS取っての飛びつきするのか? そこが見物です。 さて予想ですが、太田・東出以外はS級戦の選抜クラスみたいな感じ。 これで太田が負けるようなことがあれば恥ずかしい。
ラインよりも実力で狙ってみます。

太田-松本 太田-平田 太田-小野 の3点。


一宮記念 後節 特選 11R 2000年11月12日

1岡部芳幸 福島 66期逃脚
2松岡彰洋 三重 69期逃捲
  3吉岡稔真 福岡 65期逃捲
4一丸安貴 愛知 70期逃捲
  5新藤敦 神奈川62期差脚
 6稲村成浩 群馬 69期自在
 7小倉竜二 徳島 77期自在
  8疋田敏 愛知 59期差脚
9會田正一 千葉 68期差捲

吉岡が先行して、3番手から稲村が捲りきる。

 周回は、吉岡−小倉、稲村−新藤、岡部−會田、松岡−一丸−疋田、で新藤が稲村マークとなって細切れとなった。 赤板を回り、1角から松岡ラインがゆっくりと上昇するが、3番手の稲村と並んだところで打鐘を聞いた。松岡は先行する気はないようだ。 吉岡が先行となり、3番手は稲村と松岡で併走する。松岡が4角からダッシュするとマーク一丸が切れてしまった。
 最終HSで、松岡と吉岡が並ぶ、稲村が車を外に持ち出す。吉岡の先行を松岡は捲り切れずに、稲村−新藤が鮮やかに3角で前団を捲り切る。 吉岡マークの小倉が3番手に切り替えた。ゴール線は稲村が新藤の追撃を堪えて1着、新藤、小倉と流れ込んだ。
 強かった吉岡は何処へ行ってしまったのか。オッズも人気が無く、普通のS1レーサーになったようである。不死鳥のように復活してもらいたい。

稲村−新藤の車連(6-5)は6,650円、枠連(4-5)は840円で捲り一発車券でした。


吉岡稔真が登場するが、「競輪祭」調整中で様子を診たい。

 自力タイプは、岡部、稲村、吉岡、松岡、一丸、と揃ったようである。 北日本の岡部には南関勢は會田と新藤、九州の吉岡には四国は小倉で西京ライン、地元中部ラインは松岡に一丸に疋田の並びだと考える。 稲村は単騎になってしまうのであろうか、南関の新藤か會田がマークすることも考えられなくはない。
 並びは、岡部−會田−新藤、稲村、吉岡−小倉、松岡−一丸−疋田、と想定した。 「競輪祭」に向けて、吉岡の仕上がり状態を見る競争であろう。このメンバーなら先行は松岡であろう。 マーク一丸も動けるとなれば、松岡ハコ席はすんなりと回れる保証もないだろう。風向き次第では岡部の捲り脚から狙う手もある。  狙い目は、地元中部ラインは松岡から一丸の折り返し、岡部と會田の折り返し、で吉岡は競争を見てから考えたい。

松岡=一丸(2=4)、岡部=會田(1=9)の4点で勝負する。