競輪一発勝負



熊本記念 前節 決勝 11R 2000年10月28日

  1小倉竜二 徳島 77期自在
2西尾芳樹 熊本 45期差脚
  3加倉正義 福岡 68期差脚
  4小野俊之 大分 77期逃捲
  5小川圭二 徳島 68期差捲
6岡崎孝士 熊本 77期逃捲
7内林久徳 滋賀 62期差捲
× 8森内章之 熊本 64期差脚
  9金山栄治 広島 72期逃脚

祝、77期小野俊之が内林を差し込んで完全優勝。

 スタートで出渋り、金山−小倉−小川、−内林、小野−加倉、岡崎−森内−西尾、の並びで周回して赤板を回る。 2角から最後方は熊本トリオの岡崎がゆっくりと上昇する。3番手小川と並ぶと、金山が踏み込んで打鐘を受けた。 金山がつっぱて主導権を確保し、ピッチを緩めると岡崎はそのまま車を下げてしまった。
 最終HSは、金山−小倉−小川、−内林、小野−加倉−西尾、岡崎−森内、の一列棒状のまま通過した。 4番手内林が車間を切ってBSから捲り発進すると、小野が飛びついて行く。4角で金山を小倉が捕らえ、内林が捲りきる。 内林の捲りに乗った小野が長い長い直線を使って、全てを飲み込んで完全優勝を飾った。2着にはマーク加倉が流れ込んだ。
 77期大分の小野俊之が成長し、恐ろしい程に強くなった。「競輪」が読めるようになったのであろう。

小野−加倉の車連(4-3)は1,200円、枠連(3-4)は440円で九州スジ車券でした。


地元九州勢力が奮起し、東日本勢が沈没。

 地元ホームバンクの機関車は岡崎に西尾と森内でラインが出来る、他の九州勢は小野を前にして加倉が別線勝負になるのだろうか。 中四国勢は金山に小川がマークする、小倉は位置にこだわらずに自在に動きそうだ。内林も馬が居ないので、自在に動いてくるだろう。
 並びは、金山−小川、−小倉、岡崎−西尾−森内、−小野−加倉、−内林、と想定した。九州勢が一つになって戦うことも考えたい。 先行は金山と岡崎のどちらかであり、小野は中段からの捲り勝負になる。やはり地元ホームバンクの岡崎が捨て身の機関車になる決意だ。 すれば、番手につく西尾が優勝に一番近い位置になる。
 狙い目は、キッチリと特選6番車から勝ち上がった西尾のチャンス到来と考えたい。西尾から岡崎の折り返し、森内の突き抜け、内林の頭になる強襲だろう。

西尾=岡崎(2=6)、西尾−森内(2-8)、内林−西尾(7-2)の4点で勝負する。