競輪一発勝負



向日町記念 前節 特選 11R 2000年09月06日

1山田裕仁 岐阜 61期自在
2伊藤保文 京都 71期自在
  3伏見俊昭 福島 75期逃脚
  4小橋正義 新潟 59期差脚
  5池尻浩一 福岡 63期差捲
 6山口幸二 岐阜 62期差脚
 7高木隆弘 神奈川64期差捲
8中村美千隆兵庫 80期逃捲
× 9児玉広志 香川 66期差捲

後続がもつれて、中村美千隆が押し切って1着。

 周回は、山田−山口−池尻、伏見−(イン小橋、アウト高木)、中村−伊藤−児玉、で赤板を回る。 2角で中村が上昇、池尻と並ぶと打鐘を受けた。正攻法の山田が誘導員を外し、後続の動きが無いので踏み上げる。 山田が突っ張るようにすると、アウトから中村が発進する、マーク伊藤が切れてしまった。
 最終HSで中村が主導権を奪う、番手はイン山田とアウト伊藤で叩き合いになった。 それを見て赤い3番車の伏見が第1センター捲り発進する、児玉が切り替えて伏見マークに入り込んだ。 山田は前を塞がれて失速、後方8番手から高木が自力で捲り込んでいくが手遅れで不発。
 中村が後続を混戦にして最終コーナーを回り、直線でも追撃を押さえて1着、地元ホームバンクの意地で伊藤が2着、児玉が流れ込んで3着。 結果は中村ラインの123独占となった。
 伏見の動きも良かったが、番手が高木と小橋の競りになって、結果は単騎になってしまい気の弱さが目に付いた。 高木の捲りスピードも良かったが、タイミングが悪かった。いつもの様に山田は初日が悪い。地元伊藤の根性は良かった。 児玉は精細に欠くが、伏見に切り替えた辺りは動きが見えているのだろうか。

中村−伊藤の車連(8-2)は2,570円、枠連(2-6)は260円で近畿スジ車券でした。


中村ハコで回る地元ホーム伊藤に風をなびかせたい。

 近畿地区は中村に伊藤が続いて、児玉と池尻の西京勢が後ろに付けそうだ。岐阜コンビ山田と山口が中段から捲りでワンツーを狙う。 東日本勢は伏見を機関車にして高木に小橋の並びが順当だろう。
 並びは、中村−伊藤−児玉−池尻、山田−山口、伏見−高木−小橋、と想定した。 先行は伏見と中村であるが、ここは地元地区の中村が主導権を奪いにくると期待したい。すれば伊藤が展開有利に番組作者の期待通りになろう。 しかし3番手から児玉、池尻、山田、と動ける選手が控えている。中村のペースで何処まで持ちこたえるか、3番手を縺れ差せての近畿ワンツーもある。 伏見は五輪候補から外れて成績は今一つ沈んでいる。どこまで持ち直して来るかである。山口の為に山田が先行で動く競争も過去によく見たが、特選ではないだろう。
 狙い目は、中村番手は伊藤から残り目の中村、児玉、山田には折り返して見たい。

伊藤−中村(2-8)、伊藤−児玉(2-9)、伊藤=山田(2=1)の4点で勝負する。