競輪一発勝負



寛仁親王稗 前橋 決勝 2000年07月09日

  1伏見俊昭 福島 75期逃脚
  2神山雄一郎栃木 61期自在
  3金子真也 群馬 69期自在
4室井竜二 徳島 65期自在
5太田真一 埼玉 75期逃捲
6後閑信一 群馬 65期差捲
 7山田裕仁 岐阜 61期自在
  8梶應弘樹 愛媛 57期差脚
× 9會田正一 千葉 68期差捲

太田真一は山田に横圧されて落車、神山が繰り上がり優勝。

 周回は、太田−神山−金子−後閑−室井、山田−梶應、伏見−會田、で並んで青板を向かえた。 早くも、伏見ー會田が上昇を始め、山田の隣で一呼吸入れて、さらに上昇し太田と並び、内に太田を押さえ込んだ。 競争ルールが変わり、太田は引くに引けないで内で我慢している。室井は先手集団に切り替える。
 イン 太田−神山−金子−後閑
アウト 伏見−會田−室井−山田−梶應、で赤板を回り、やっと誘導員とさよならする。
 伏見が太田を押さえて先頭に出ると、ピッチが緩んで後位が會田と太田で縺れる。 太田は引いて行くと、會田、室井が抜けて、山田が太田を内に押さえ込むと太田は脆くも惨めにバンクを滑り落車してしまった。
 伏見−會田−室井、山田−梶應、神山−金子−後閑、の8車立になってしまった。私の車券は消えた。 打鐘を受けて3角から神山が自力で地元群馬両車を連れて一気に発進する。伏見を最終HSで捕らえると、後方の山田も1センターから捲り発進してくる。 神山マーク金子が立ち後れた事もあって、伏見と金子で競り合いになり、後閑の前も塞がれた。後方伏見マークの會田が内を突いていく。 山田が縺れた前団と、失速気味の神山を直線で捕らえて1位で突き抜けた。2位に神山、3位に會田が入線した。
 7番車山田は5番車を横圧し落車させたので失格になり、寛仁親王稗に強い神山が優勝した。
 太田真一は消極的であった、自らラインが長くなったのであるから突っ張って先行するか、早めに引いて巻き返しを狙うべきだった。 それ以上に、正攻法を取ると勝負権が無くなるような新ルールが悪なのか。やはりスタートで押さえて後攻めを選ぶべきだった。 落車の影響が心配であるが、気持ちを切り替えてオリンピックで金メダルを獲得して貰いたい。

神山−會田の車連(2-9)は4,770円、枠連(2-6)は1,930円で落車事故車券でした。


もりながさん

 最終レース、熟慮の末出した結論は、太田=室井を本線、抑えで太田=伏見、太田=会田、室井=会田、室井=伏見。 結果的には2着、3着でした。まあ、あくまで結果で、ですが。というのも、今回太田が落車と言う事で、大きく展開が変わってしまい、なんとも未消化な気がします。 山田は隊列が短くなる、中団に捲り屋がいない、と展開がハマッタとはいえ、あのスピードはやはり見事。 ただ、大田の落車が相互接触に見え、かつ福岡では宮杯同様TV放送が無かったため確認できない状態でどうも後味が良くありません。
 確かに、神山はラッキーでした。あのまま太田が落車しなければ、思いきって逃げる事も無かっただろうし、太田が抜け出たとしても、神山は室井か会田に絡まれる事は明白。 しかも後ろの山田の捲りを気に掛けなければならないので、宮杯の二の舞も可能性としてあったわけで。 しかし、太田の落車が無ければ・・・、伏見=会田こそ買ってなかったものの・・・、いや、ちょっとムシが良すぎますかね?
 それと、新ルールについて思った事。誘導のスピードが上がって、且つ待避位置が遅くなったため、ワンパターンの競争が増えたような気がします。 前受けはいっそう不利になりました。確かに、一旦抑えてからのダッシュ合戦は好きじゃないんですが、それ以外の競走の幅も狭くなったような気がします。 選手の方もまだ慣れてなくて、戸惑っているだけかもしれませんが。来年、新制度導入で事故点が切り離されれば、横の動きもまた増えて変わってくるかも知れませんね。


900さん

 さっきスポーツ新聞で太田の怪我のことを知りました。全治40日間とか・・・、 よりによってですね、レース中のことで仕方がないとは言え、競輪の地位向上の為にも太田の五輪でのメダルを期待してたのでショックでした。
 でも中野が前に骨折直後で世界戦で勝ってるし、40日なら十分間に合うのでなんとかがんばってもらいたいですね。 山田には名古屋に期待します。


真の一着さん

 しかし、何という結果になってしまった、という感じですね。ペースが上がりかけで、単独落車だったのが幾分かの救いですが、落ち方と、担架に運ばれた時の太田の様子が心配です。 競輪だから、こういう事態は避けられないものなのかも知れませんが、今回の落車はやはり後ろ攻めを選択しなかった事が原因なんでしょうね。 でも、ルール改正の問題は太田にはかなり影響してる気はします。宮杯の時も多少そういう感はあったような気がします。
 今日はTV観戦となってしまいましたが、本場に行ってたら、もっと辛い気分になったレースでしたね。明日のスポーツ紙が怖いですけれど…


6番車S2班、ホームバンクの後閑信一A@Aの復活に期待したい。

 地元群馬勢はタイトルホルダー金子と蘇った後閑、神山と太田が関東ラインを作るが並びはどうなるのだろうか。 北日本の絶好調の伏見は再度太田に挑み、マークは南関の會田であろう。西日本勢は寂しくなり、山田に梶應と室井の四国勢で結束しよう。  並びは、伏見−會田、太田−金子−神山−後閑、山田−梶應−室井、と想定したが関東4車の並びは読めない。 太田の先行か、伏見の先行か、両車の意地の張り合いになるのか。太田も関東の前で戦うとなれば、捲りを意識するのではないだろうか。 伏見−會田の3番手に入り込めれば優勝だ、当然の事で山田も欲しい位置であろう。
 無欲で太田が先行して戦ってこそタイトルが入り込むのである事を忘れないで欲しい。 太田が伏見の先行を凌いで主導権を奪えば、後位は縺れる事になろう。そのまま先行押し切り優勝の姿を見せて貰いたい。 伏せ兵は會田、室井が前々で切り替えて来るのではないだろうか、後閑の末脚が抜群に快調だ。
 狙い目は、太田真一から後閑の折り返し、抜け目を狙って會田と室井に期待したい。

太田=後閑(5=6)、太田−會田(5-9)、太田−室井(5-4)の4点で勝負する。


もりながさん

 周回中は山田-梶應、伏見-會田、太田-神山-金子-後閑。
山田-梶應の3番手より先手ラインの番手狙いか。 太田、伏見の先行争いを山田が捲りに構える展開だろう。 先行争いはライン長い太田が有利で普通に考えれば太田=神山で仕方なくも思えるが・・・。
 山田はまず最後方からの捲りのため、パターンが読まれやすいうえ、333バンクの前橋では不利。 それより怖いのは横の動きうるさい室井。先手の番手奪取すれば頭は難しくても2着なら。というわけで、

太田=神山、太田-室井、神山-室井、薄めで伏見=室井、山田=室井

そういやこないだ小倉で見た、室井竜二の双子の兄で、何時の間にかS級上がっていた。
室井健一(69期)。
横田努が新人王の時の2着で「S級なんて大した事無い」とほざいた割には数年もかかって・・・。 (調べてみたら1998年にS級上がってるですね。それどころか特別も出ている。 ううむ、印象が無い。(^^; 室井竜二の方は気になってたんですが・・・。)


900さん

 並びは、伏見−会田、太田−神山−金子−後関、山田−梶応、室井
 五輪代表でくやしい思いをした伏見、相手が同期で五輪代表の太田が相手なら思い切ったレースをするだろう。ふるさと豊橋での村上の例もある。 室井は先行ラインの番手に競るので、太田が出切ったあたりからか。 これで太田も神山も一度足を使うことになる。
 そうなると最終回ホームあたりから山田がまくり切り、その後から必要以上に追い込み転向を意識する後関が、恩返し&連覇のひとまくりで2度おいしい金子に乗って追走。 もし伏見がかまして先行を取る展開なら番手会田にもチャンスがある。なにせ伏兵の初タイトル続出ですから。

山田=後関、山田=会田、山田−梶応


真の一着さん

特別V2へ ドームの風となってくれ!!

 太田は前回の宮杯に続いての特別優出なりましたね。今日の競走は残念ながら見逃してしまったんですが、ローズカップの赤板前の発進での先行は凄かったですね。 準決勝も先行しての2着だったようですし、太田自身の調子は良好なんでしょうね。
 神山、山田がいようが、伏見が先行しようが、こうなったら迷うことなく太田からしか考えません。 ただ、関東の並びはどうなるのだろう!? 太田に群馬両者で、神山は別線になるかもしれませんね。 別線になった時の神山や室井、伏見が不発になった時の会田が追い上げてくれれば言うこと無いんですが、ただ、会田には事故点があるので期待薄かな…
 3番手の後閑がやっぱり太田の2着にはいい感じがします。 でも、出来ればドームに行って単勝を買いたいですね。



参考データ

寛仁親王稗 前橋 97年10月28日 神山−遠澤(7-4)   650

寛仁親王稗 前橋 98年10月27日 小橋−高橋(7-9) 53,830

寛仁親王稗 前橋 99年07月06日 児玉−小橋(2-9) 1,890