競輪一発勝負
高松宮杯 決勝 11R 2000年06月04日
| 1 | 小倉竜二 | 徳島 | 77期 | 自在 |
▲ | 2 | 児玉広志 | 香川 | 66期 | 差捲 |
○ | 3 | 神山雄一郎 | 栃木 | 61期 | 逃捲 |
× | 4 | 金子真也 | 群馬 | 69期 | 逃捲 |
| 5 | 出口眞浩 | 神奈川 | 63期 | 差捲 |
| 6 | 中村淳 | 栃木 | 69期 | 差捲 |
◎ | 7 | 太田真一 | 埼玉 | 75期 | 逃捲 |
| 8 | 金山栄治 | 広島 | 72期 | 逃脚 |
△ | 9 | 山田裕仁 | 岐阜 | 61期 | 逃捲 |
祝、金子真也が9番手から宮杯の花道を駆け抜けた。
スタートは位置取りを巡って太田と金山が出渋り状態になった。誘導員から半周以上遅れて新ルール重注無視の賞金稼ぎが気に入った。
赤板は、山田−出口、太田−金子、神山−中村、金山−児玉−小倉、で通過した。
打鐘を受けると金山が腰を持ち上げて踏み込む、太田も負けじと突っ張るが引いていく、なんと神山が金山ラインに切り替えて太田は内に詰まる。
山田は車を素直に下げた。金山ラインが先頭に出て流していく、太田が内に詰まりながら最終HSを回り、第1センターで内を突いて金山番手に追い上げると金子は切れてしまった。
金山−(イン太田−神山−中村、アウト児玉−小倉)−山田−出口、金子、と前団が団子になったところを2角から山田が発進する。
山田に併せて神山が踏み出す、山田に併せて児玉が踏み出すと、太田が内を突いていく。
なんと金子が全力高速フル回転で、前団の縺れを、大外びわこ花道を駆け抜けてぶっちぎり優勝。
太田は最短距離を選んでの2着、児玉がしぶとく3着で幕を閉じた。
61期両車の、山田はどうしてしまったのか、神山も力も衰えた。新旧交代の優勝者選びは難しい。
金子−太田の車連(4-7)は2,980円、枠連(4-5)は1,220円で現地集合車券でした。
もりながさん
宮杯ですが、今回は掲載された通りに買いました。
結構自信あったんですがね、山田=児玉は。
実際、あのレースはそういう流れだったと思います。
太田が番手に追い上げた事で児玉が浮いて、
G前も太田に抜かれた事と、
山田が神山に飛ばされた小倉に絡まれ
一瞬スピードが衰えた事でああいう結果になったなと。
予想の筋道としては、大方あってたような気がして
それで少し気を紛らわしてます。
山田はあの位置からの仕掛けは間違い無かったと思います。
(日刊Sで中野も言ってます。)
ただ、神山から張られる事は頭にあったでしょうが、
あそこで小倉が飛んで来た事に対して躊躇した事でスピードが鈍った、と。
あれだけ金山に逃げが掛かっていた状態で、バックで躊躇して
それでも直線では2着争いの4着ですから、相当調子は良かったのでしょう。
児玉は好調ならアタマあった様な気もしますが、太田に絡まれた段階で
脚を使ったので、やはり児玉2着流しのパターンですかねぇ。
太田は状況判断の良さの2着でしょう。
金山が叩いた段階で引いて捲りに構えようとしたんでしょうが、
(個人的には、突っ張るそぶりは見えなかった。HPの映像でも確認。)
外には神山がいてイン詰まり状態。普通はここで終わるはずなのに
児玉-小倉が外帯線外したのを見て番手まで追い上げた結果の2着。
よくぞリカバリーしたかな、と。
神山は小倉飛ばしたところまでは良かったものの、
その後山田にかぶさられてコースが無くなりジ・エンド。
勝った金子は、太田が番手に追い上げた段階で普通は終わるところを
イチかばちか後方まで引いて脚をためたことが結果的に奏効してます。
山田が捲りに行って隊列が短くなったところを、大外一気。
まるでダービーの岡部を見ているようでした。
そういや、びわこの中バンクには伸びるコースがあるそうです。(中野談)
うまいことそこを通れたのでしょう。
しかし、群馬勢と言えば、稲村や後閑があれだけ取れなかったのに
金子が取るとは・・・。
今回、王座戦で負けていますが、渡邊隆の動きが非常に良かったのが
目につきました。ほんの5年前は、A級で常に優勝候補ながら、
負ける時はあっさりと言った選手だったんですが。
当時は捲りばかりが目についてほとんど逃げていた印象がありません。
まさか、ここまで強くなるとは・・・。
900さん
児玉に止められたとはいえ、山田伸びませんでした。
金子の伸びはすごかったですね。
今年の「トレンド」である、ニューヒーローの台頭
金子の頭流しも考えたんですが、どうしても山田に勝って欲しかったんで
保険はやめました。
「車券に情はからめるな」ってことですね
太田おしかったですね、五輪組みが皆精彩を欠く中で
一人格の違いを見せた感じです
秋以降、競輪一本になれば、間違いなく新世代の中心でしょう
できれば神山−吉岡のように、同世代の強力なライバルが
欲しいところですね
太田真一、先行押し切りの連覇に期待したい。
東西王座戦は落車が発生した影響で、特別決勝戦というより「ふるダビー」的なメンバー構成になった。
東日本勢は太田の番手を巡っての戦いで全てを失う不安材料がある。準決で神山が太田を捨てた様に、ここも自力勝負と考えたい。
太田に金子と先行ならば出口が付けて、神山と中村の栃木勢が並びそうだ。中村は太田の捲りをキッチリとガードして神山の信頼を受けている。
西日本勢は金山の逃げに乗りたい児玉、山田が続いて小倉が後位から直線勝負ハンドル投げに賭けよう。
並びは、太田−金子−神山−中村−出口、金山−児玉、山田−小倉、と想定した。
先行は太田か金山のどちらかであろう、両車ともに先行が持ち味で成績を積み上げているだけあって、叩き合いも有り得る。
緩急を付けて乗れている金子、前回覇者の貫禄がある太田、やはり太田に歩がありそうだ。
神山と山田の捲りが爆発、小倉と児玉が空いたコースを強襲してくる。
狙い目は、太田真一から神山、金子、山田、児玉、あたりをヒモにしてみたい。
太田−神山(7-3)、太田−金子(7-4)、太田−山田(7-9)、太田−児玉(7-2)の4点で勝負する。
もりながさんの予想
東日本王座戦と同様、金子が太田後位を主張するものと思われ、
神山は太田3番手または別線。
小倉は山田後位も考えられるが、今回動きが良くないため少しでも前と言う事で
先行マニア金山の3番手。出口が空いた山田の後ろということで、
周回中は山田-出口、太田-金子-神山-中村、金山-児玉-小倉と想定。
バック回数を見ても判る通り、金山と太田の主導権争い。
どちらも先行して持ち味出すタイプながら、このメンバーでは逃げないと
どうしようも無い金山に対し、特別V2地力上位の太田は、
無理して叩き合うぐらいなら一旦引いて捲りに構えると見る。
逃げる金山に、太田と”東の横綱”神山、絶好調の”トウカイテイオー”山田の捲り合い。
位置取り巧みなのは神山だが、今回の山田は絶好調。脚色は完全に神山を上回る。
太田は捲るにしても早めの仕掛けが出来るかどうか。スピードでは山田が上なだけに
・・・。
金山が逃げるなら位置的に児玉が有利なのだが、今回の出来がやや疑問で
山田=児玉、山田−小倉、山田−出口、山田−金子で勝負
クセ者出口が引っ掛かるっちゃけどな〜、俺が買うと来んったいなぁコイツ。
900さんの予想
世代交代の競輪界で今回のニュースターは斎藤(登)か渡辺(隆)かと思っていたのだが二人とも消えてしまった。こうなれば山田の出番だ。
並びは、神山−中村、太田−金子−出口、山田−小倉、金山−児玉。
太田、金山の先行争い。本来なら力上位の太田だが、今回は末もしっかりしている好調金山の抵抗が予想され苦戦か。
そうなれば、神山、山田のまくり勝負。太田が早めに決着をつければ、山田=太田。
予選から伸びるコースがわかっていると思われる金子。準決で番手の仕事をしながら神山にしっかりついていった中村が2着で穴。
山田を選んだので神山は切る。
山田−児玉、山田−小倉。を本線に、山田=太田。穴で山田−金子、山田−中村。