競輪一発勝負



平塚記念後節、大垣記念後節


大垣記念 後節 準決 09R 2000年05月07日

× 1児玉広志 香川 66期差捲
  2大井啓世 奈良 58期差脚
3高橋光宏 群馬 56期差脚
  4米田勝洋 千葉 62期差脚
5太田真一 埼玉 75期逃捲
 6杉田清典 奈良 71期自在
 7加藤慎平 岐阜 81期逃捲
  8増田鉄男 徳島 74期差脚
9島野浩司 愛知 62期逃捲

太田真一が突っ張り先行、番手争いで押し切る。

 周回は、太田−高橋−増田、杉田−大井、加藤−島野−児玉−増田、の並びで赤板を通過する。 後方の動きが無いので、2角で誘導員を外して太田が踏み込んでいく、突っ張り先行だ。 加藤も動くに動けないで打鐘になった。太田が3角でピッチを緩めると児玉がインから上昇して4角で高橋と太田の番手を勝負の叩き合いになり最終HSを回った。
 太田の番手で高橋が意地を見せる、児玉も負けられない。2角で両車が外に膨れ、車間も空いたところを児玉マークの増田が抜け出た。 太田−増田−米田の並びで最終BHを回る、杉田も捲くり込んでくるが力足りず不発になる。 そのままゴール線を、太田、増田、米田、と流れ込んだ。
 太田の先行で、高橋と児玉の叩き合いになり、共倒れを考えれば、当然米田と増田も買えたのではなか、未熟感が残った。

太田−増田の車連(5-8)は7,090円、枠連(4-6)は920円で抜け目車券でした。



先行2車で、太田と地元加藤では格が違うぞ。

 東日本勢は太田に高橋と米田でガッチリとラインを作る。中部近畿勢は加藤に島野と大井、杉田の奈良勢がマークしそうだ。 四国両車は児玉に増田が前を任せてのゲリラ戦法にでよう。
 並びは、加藤−島野−大井−杉田、児玉−増田、太田−高橋−米田、と想定した。 先行は加藤であろう、しかし太田が四国勢をラインに付けての先行策にでると考える。 余裕で決勝に勝ち上がるには展開を太田本人が切り開いていくべきである。児玉と高橋の叩き合いがあるのだろうか。 近況から高橋と米田を前に置いて、児玉が早めに捲り追い込みで頭を狙ってきそうだ。
 狙い目は、太田からマーク高橋の流れ込み、勝ち上がりに拘る児玉との折り返し、先行した加藤番手の島野の前残りだ。

太田−高橋(5-3)、太田=児玉(5=1)、太田−島野(5-9)の4点で勝負する。


平塚記念 後節 決勝 11R 2000年05月07日

  1齋藤登志信山形 80期逃捲
× 2神山雄一郎栃木 61期逃捲
3佐々木龍也神奈川57期差脚
  4疋田敏 愛知 59期差脚
5稲村成浩 群馬 69期自在
6佐久間仙行東京 62期差脚
7新田康仁 静岡 74期逃脚
  8前田拓也 大阪 71期差脚
  9鈴木誠 千葉 55期差脚

稲村のカマシ先行を利して、神山が優勝した。

 周回は、齋藤−鈴木−疋田、稲村−神山−佐久間、新田−佐々木−前田、の並びになった。 赤板前で新田が上昇を始める、インから齋藤も一旦は併せて踏み込むが、車を下げると打鐘になった。 ピッチが緩んだところを、後方から稲村が一気にカマシ発進して前団を飲み込んで最終HSをまわる、前田が切り替える。
 稲村−神山−佐久間−前田、新田−佐々木、齋藤−鈴木−疋田、の一列棒状で最終BSを回った。稲村の根性が光った。 神山が車間を空けて稲村をかばっている、3角から新田が捲り上げていく、ゴール線は稲村を神山が交わして通算500勝目の節目で優勝した。 捲り上げた新田と佐々木が流れ込んで2,3着になる。

神山−新田の車連(2-7)は6,340円、枠連(2-5)は940円で代替え車券でした。



新田を使う地元佐々木か、神山も侮れない。

 機関車は、齋藤、新田、稲村、と特選組から勝ち上がって、神山も準決では健在をアピールした。 追い込み屋では佐久間と疋田の脚色が目立った。齋藤には鈴木、新田には佐々木、稲村と神山と佐久間で関東ライン、 西日本勢の前田と疋田はどちらかの3番手に入るだろう。
 並びは、齋藤−鈴木−前田、新田−佐々木−疋田、稲村−神山−佐久間、と想定したが西日本両車がどうなるのだろうか。 齋藤が準決で稲村の捲りに負けても3着と逃げ粘っているのが気になり、弱気になったり、地元佐々木の機関車新田に遠慮しての競争になるかな。 気になるのは西日本勢である、連携すると中団からの捲りも苦しみが増しそうだ。 新田が先行するのではないだろうか、それも中団を縺れた展開にすると優勝の目も出てくる。稲村−神山も後方に置かれたら苦しいが、中団からならば勝機はある。  狙い目は、先行する番手の地元佐々木から新田の折り返し、別線は準決を見て神山から稲村と佐久間に流したい。

佐々木=新田(3=7)、神山−稲村(2-5)、神山−佐久間(2-6)の4点で勝負する。