競輪一発勝負



大垣記念 前節 特選 11R 2000年05月03日

1吉岡稔真 福岡 65期逃捲
2東出剛 千葉 54期差脚
3山田裕仁 岐阜 61期逃捲
× 4松岡彰洋 三重 69期逃捲
  5金田健一郎大阪 60期差脚
 6高谷雅彦 青森 67期逃捲
 7一丸安貴 愛知 70期逃捲
8山口富生 岐阜 68期差脚
9小倉竜二 徳島 77期自在

高谷突っ張り先行、地元中部ライン沈没。

 周回は、高谷−東出−金田、吉岡−小倉、一丸−山田−山口−松岡、の並びになって赤板を通過する。 高谷が後方の一丸の出方を気にしながら、動きがないので早くも第1センターから踏み込む。 段々とピッチが上がると、9番手に置かれた松岡が単騎で追い上げてくる、なんだなんだ。 高谷はマークに東出と金田が付いて、先行を覚悟する「競輪道」に徹し、打鐘を向かえた。 東出がキッチリと松岡に牽制を入れる、まだ松岡は諦めないぞ。
 最終HSは、高谷−東出(外に離れて松岡)−金田、吉岡−小倉、一丸−山田−山口、で通過する。 高谷の先行に男を見た。松岡は1角で沈没、気の毒な奴だが気に入ったぜ。一丸が先に仕掛けるが、吉岡も最終BSで捲り発進した。 一丸は松岡に動揺して「金縛り」状態である。吉岡が小倉を連れて3角で見事に捲り切った、脚を貯めていた金田が切り替える。 そのままの状態で、吉岡、小倉、金田、がゴール線を通過した。
 中部勢の結束が乱れた、まさかの高谷の正攻法からの先行、松岡の単騎追い上げ、複雑で単純な競争であった。 やはり松岡が先頭で中部ラインを作るべきであった。吉岡と小倉のスジ車券で4桁配当とは美味しい車券だった。

吉岡−小倉の車連(1-9)は1,000円、枠連(1-6)は670円で美味しい車券でした。



地元山田と山口が松岡を機関車に必勝態勢だ。

 地元中部勢の層が厚い、山田と山口に松岡と一丸の4車である。どんな並びになるのだろうか、山田と山口に機関車として松岡か一丸が名乗りを上げるだろう。 近畿の金田は一丸か松岡にマークして別線を作る事も考えられるが、吉岡の番手も魅力的だ。 東日本勢は高谷と東出の2車と寂しいが、填った時の高谷が見たいものである。小倉は地域的に吉岡の番手か、持ち味を生かして自在に動く競争をしてくる。
 並びは、松岡−山田−山口−一丸−金田、高谷−東出、吉岡−小倉、と想定した。難しい番組になった。 中部勢が先行して、高谷が先に捲るが不発、その外を吉岡が捲れ込む事が出来るかである。 展開的には地の利を生かせる山田と山口が本線か、吉岡も復調している、近況の金田の成績も侮れない。 東出は疲れがたまり下降線気味で、機関車高谷次第である。
 狙い目は、山田からマーク山口の流れ込み、松岡の逃げ残り。別線は吉岡から小倉と東出へ振ってみたい。

山田−山口(3-8)、山田−松岡(3-4)、吉岡−小倉(1-9)、吉岡−東出(1-2)の4点で勝負する。