競輪一発勝負



西武園記念 後節 決勝 11R 2000年04月30日

× 1佐々木龍也神奈川57期差脚
2児玉広志 香川 66期差捲
3三宅伸 岡山 64期自在
  4玉木勝実 岐阜 68期自在
5茂木和臣 埼玉 63期差脚
 6山内大作 静岡 75期逃捲
 7星島太 岡山 66期差脚
  8冨田卓 千葉 76期自在
  9中村美千隆兵庫 80期逃捲

中村と山内の先行争いを、三宅が見事に捲り優勝。

 周回は、三宅−星島、中村−玉木−児玉−茂木、山内−佐々木−冨田、の一列棒状になって赤板を回る。 山内の動きを警戒しながら、3番手の中村が先行勝負に出る。先行で磨いている中村の根性が良いぞ。
 打鐘を聞いて、中村−玉木−児玉−茂木は出切り、山内がダッシュする、佐々木が続くが、南関3番手の冨田が出遅れる。 山内と佐々木が外外を回って踏み込んで行くが、中村を捕らえる事は出来ないまま、最終HSを通過した。  第1センターから後方8番手で脚を貯めていた三宅と星島の岡山コンビの捲り発進だ。三宅も外外を踏んで冨田を退かし、山内を交わして前へ進む。 児玉が此を見て三宅に切り替える、三宅は第2センターで中村を捕らえる、茂木は地元の意地で内を突いていく。  ゴール線は勢いに乗った三宅が児玉の追走を寄せ付けず優勝した。児玉は頭で狙い難い男である。裏目を食らって西武園は惨敗となった。

三宅−児玉の車連(3-2)は1,970円、枠連(2-3)は860円で動力車券でした。



力と力の叩き合いになり、位置取り巧者の児玉に期待する。

 西武園バンクの風向きは難解である。29度を最大限に使い、風に乗りゴール線を突き抜けるのは誰なのであろうか。 先行屋が山内と中村の2車、捲り脚のある三宅と動ける児玉で力と力の戦いになりそうである。 山内の先行が光っている、冨田が無傷で勝ち上がっている、南関ラインが展開的にも面白そうだ。 中村番手は中部近畿で玉木が主張するだろう、岡山コンビは三宅に星島で結束しよう。児玉と地元で気合いの入る茂木の位置が無い。 茂木は児玉にマークするのではないだろうか。特選で児玉の捲りを見ているので、児玉マークから優勝を狙うだろうか。
 並びは、山内−佐々木−冨田、中村−玉木、児玉−茂木、三宅−星島、と想定した。 先行は逃げてなんぼの山内であろう。中村は頭狙いと考え、またラインが弱いので先行は控えるのではないだろうか。 中団捲り好位置の奪い合いになる、児玉の位置取りの巧さが光る。
 狙い目は、児玉から地元の茂木、山内先行で前残りの佐々木の折り返し、三宅の捲りに乗りたい。

児玉−茂木(2-5)、児玉=佐々木(2=1)、児玉−三宅(2-3)の4点で勝負する。