競輪一発勝負



西武園記念 前節 決勝 11R 2000年04月23日

  1山口幸二 岐阜 62期差脚
  2村上義弘 京都 73期逃捲
3神山雄一郎栃木 61期逃捲
4香川雄介 香川 76期自在
5太田真一 埼玉 75期逃捲
 6手嶋慶介 群馬 75期自在
 7堤洋 徳島 75期逃脚
× 8渡邊泰夫 大阪 62期差脚
  9鈴木誠 千葉 55期差脚

太田は位置取り悪く捲り不発、75期同期の堤が優勝。

 スタートは出渋り状態になり、堤が誘導員を追いかけて正攻法の位置に着いた。
 周回は、堤−香川−鈴木、村上−渡邊−山口、太田−神山−手嶋、となって太田は後攻めを選んだ。 ここで太田が先行すると誰もが考えただろう。
 赤板で、太田ラインが上昇、村上ラインも上昇。太田はアウトバンクに上りスプリント状態になる。 「何で逃げない、そんなに中団が欲しいのか、番手に神山がいるから早めに仕掛けられないのか。 一か八かの優勝勝負なのだろう。ファンは先行で勝負をして貰いたい、負けても納得のいく競争が見たいのだ。」 村上がバンク一杯から太田ラインを押さえると打鐘になった。堤ラインがインから太田ラインを掬った。 結局、中途半端な競争スタイルで位置取りが下手になり、7番手に太田は下げてしまう。既に村上は発進している。
 村上−渡邊−山口、堤−香川−鈴木、太田−神山−手嶋、の一列棒状になって最終HSを回る。村上の状態は最高潮の掛かりだ。 2角から太田は捲り込んで行くが鈴木の横までで一杯になり沈没不発、地元ファンも玉砕した。 堤が3角から捲り発進する、スピードに乗り切って優勝、村上が2着に逃げ残る、3着は村上マーク渡邊であった。
 太田は西武園バンクを充分理解しているはずだ。なのに500バンクのような走行をしてしまった、33バンクの様な走りが出来なかった。 神山、太田、鈴木、も良いこと無く寂しいお帰りとなった。

堤−村上の車連(7-2)は8,250円、枠連(2-5)は2,810円で逃げ逃げ車券でした。



地元埼玉太田と神山のナショナルチームに期待したい。

 関東勢は太田に神山と手嶋と、みんな動ける脚がある。鈴木が4番手になるのであろうか。 近畿に中部で村上に渡邊で特選同様な展開に持ち込みワンツーを願っている。第3のラインは四国両車の堤と香川で、特選の復活戦である。
 並びは、太田−神山−手嶋−鈴木、堤−香川、村上−渡邊−山口、と想定した。 準決の競争を見て、村上の強さが目に焼き付いた。逆に神山の衰えを感じ得た。 先行は村上であろうが、決勝戦は太田が先行できるような展開に後続が援護してくれるだろう。 村上に先行を許すと、太田は鈴木が切り替えて7番手からの捲りでタイミングが遅くなると苦しい展開になるから、 早め早めで動いて貰いたい。
 狙い目は、太田と神山のワンツーで折り返して、村上を使う渡邊、堤に乗る香川に流したい。

太田=神山(5=3)、太田−渡邊(5-8)、太田−香川(5-4)の4点で勝負する。