競輪一発勝負



ふるさとダービー豊橋 決勝 2000年02月27日

  1高木隆弘 神奈川64期差捲
2児玉広志 香川 66期差捲
× 3山田裕仁 岐阜 61期逃捲
  4村上義弘 京都 73期逃捲
5一丸安貴 愛知 70期逃捲
 6中井護 滋賀 74期逃捲
7神山雄一郎栃木 61期逃捲
8渡会宏和 愛知 65期自在
  9齋藤登志信山形 80期逃捲

カマシ先行を中井が援護して、73期の村上が優勝する。

 周回は、神山−児玉、齋藤−高木、一丸−渡会−山田、村上−中井、で中部は愛知の一丸が機関車で、地元バンク渡会を優勝に導く並びとなり、山田は3番手援護役になった。 高木が齋藤マークになり、神山の番手が空席で、位置のない児玉が番手になった。
 赤板を通過しても動きが無い。誘導員が離れて打鐘を聞いても、目を覚まさない。神山が先行を躊躇している間に内から一丸が渡会を連れて主導権を奪った。 山田は切れて、神山を退かして渡会を追走するようになる。
 一丸−渡会−山田−神山−児玉−齋藤−高木、を後方から一気のカマシで村上が中井を連れて全てを飲み込んだ。 グングンと村上が加速して行く。
 村上−中井、一丸−渡会−山田−神山−児玉−齋藤−高木、の一列棒状で最終BSを通過した。 村上のスピードに唖然として声が響き渡った。最終3角で一丸が捲り発進するが、なんと中井が村上を援護する攻ブロックをして一丸を飛ばした。 空いた内を地元好気合いの渡会が突っ込んで最終コーナーを回る。直線は、村上がスピードの衰えなくゴール線を通過した。 渡会が内から強襲して2着、山田が外から3着に伸びた。神山、齋藤、児玉も何も出来ないで終わった。
 良い競争を見せて貰った。競輪の面白さを味わった。

村上−渡会の車連(4-8)は19,270円、枠連(4-6)は950円でカマシ車券でした。



地元中部ラインの結束を破るのは、奮起する神山雄一郎だ。

 東日本勢は3車と寂しい勝ち上がりになった、齋藤に高木と神山である。齋藤を機関車に神山に高木で結束出来れば強いラインになる。 中部勢は3車とまとまり、一丸と渡会の愛知両車に山田であり、こちらも山田を機関車に一丸に渡会で並べば面白い。 近畿勢は先行に強さを見せる村上に74期売り出してきた中村の2車で並ぼう。児玉はいつものように目標が見当たらない。
 並びは、神山−児玉、齋藤−高木、一丸−山田−渡会、村上−中村、と細切れになって持ち味を活かした競争になるのではと考えた。 問題は神山の位置取りで、最悪8番手に置かれると近況の神山では苦しいだろう。まして児玉が神山のハコになったのでは仕掛けも遅くなる。 先行は村上と齋藤の叩き合いになりそうな気配である、隊列が短くなって中部ラインの捲り頃になろう。 その時、神山が一気に巻き返す事になろう。
 狙い目は、素直な気持ちになって、実績上位の神山と児玉の折り返し、地元中部ラインの山田から一丸と渡会に流したい。

神山=児玉(7=2)、山田−一丸(3-5)、山田−渡会(3-8)の4点で勝負する。