OCUnit
2002/01/23
XPというプログラミング手法をご存じだろうか? この中にUnit Testというテスト手法がある。別に目新しいものではないが、かなり重宝するツール群を「xUnit」と呼んでいる。Mac OS Xのメインの記述言語であるObjective-Cにも、ObjcUnitとOCUnitというツールがある。今回は、OCUnitについての簡単な説明である。
XPやxUnitについては、リンクを辿るなり、検索するなりして、自分で調べてほしい。世の中にはゴロゴロ転がっているので。
OCUnit
OCUnitは、Objective-CのためのxUnitである。説明によると、その基本はSmalltalkのものに由来する。
- OCUnitのWebページにいくと、Downloadの項目があるので、これをクリックする。
- OCUnit.dmgのリンクをクリックして、デスクトップにOCUnit.dmgファイルを保存する。
- 保存されたOCUnit.dmgをクリックすると、OCUnitがマウントされる。
- OCUnitをクリックして開き、OCUnit-bin.pkgをクリックすると、インストーラが立ち上がる。
- カギのアイコンをクリックして、rootのパスワードを入れる。
- インストールされる。
- /OCUnit/OCUnitSourceDistribution/OCUnit/Examples/を丸ごと「ホーム/Documents」にコピーする。
- コピーしたExamples/Testable/Application/Application.pbprojをクリックする。
- プロジェクトビルダーが立ち上がる。
- ビルドする。
- 「プロジェクト」「アクティブターゲットを編集」「実行可能ファイル」を開いて「起動引数」に「-SenTest All」を追加する。
- ビルドしたアプリケーションを実行する。
- コンソールにUnit Testの結果が表示される。
詳細は、/OCUnit/OCUnitSourceDistribution/OCUnit/Documentation/に書いてあります。
テストで利用可能のアサーションの関数は、次のとおりです。
- fail()
- fail1(description)
- should(condition)
- should1(condition,description)
- shouldnt(condition)
- shouldnt1(condition,description)
- shouldBeEqual(left,right)
- shouldBeEqual1(left,right,description)
- shouldRaise(expression)
- shouldRaise1(expression,description)
- shouldntRaise(expression)
- shouldntRaise1(expression,description)
- shouldBeEmpty(object)
- shouldBeEmpty1(object,description)
- shouldntBeEmpty(object)
- shouldntBeEmpty1(object,description)
さぁ、あなたもObjective-CでUnit Testを実行しよう。
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