プログラマは論理的に話すべし!
2001/12/08 undo
まず、日本語をきちんと話せないやつ(たとえば、翻訳家Iとか北大のT先生(^^;)は論外として、通じる日本語を話す/書くのは最低限クリアしなければならない。そうでなければ、伝わるものも伝わらない。主語と述語の関係や、係り受けくらいは注意したいものである。
それをクリアしたうえで、話の中に次の要素を盛り込む必要がある。
- 前提/仮定
よく知られたことや、考える範囲。結論に至るための条件。
- データ/事実
今回はじめて分かったこと。聞く人がまだ知らないこと。
- 考察
「前提/仮定」と「データ/事実」から「結論」を結びつけるもの。
- 結論
主張する内容。
よく見かける間違いは次のものである。
- 「データ/事実」と「考察」を区別できていない。
能力を疑われるので、細心の注意を。
- 「結論」に至るまでの「考察」が足りない。
だいたい論理が飛躍しているときは、これである。自分では気がつきにくいことも確かなので、他人に見てもらうことが重要。
- 「前提/仮定」がない。
何度も続けて話している場合、省略することもあるが、たまには確認しておかないと後で酷い目に合う。
- 「前提/仮定」が間違っている/議論に合わない。
聞いてほしいのであれば、このくらいは整理してから話してほしいものである。経験的には、コンパクトに要領良く話すためには、話す時間の10倍以上の時間をかけて整理しなければ、まともに話せるはずもない。
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